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2015.04.19
カンガルギー情報 最前列へ
日本小児科学会の聴講後、書籍展示ブースにまわります。
発売されたばかりの「食物アナフィラキシー対応ガイドブック」が
展示されていることを確かめて、他書4冊を購入。
会計の時に、係の人に、著者の一人であることを告げると、
さっそく、最前列の目立つところに移動してもらえました。
出版社の方と待ち合わせ、出版までの苦労話をし、
本の宣伝チラシをつくり、
共同執筆をお願いした先生方に送るよう、依頼します。
執筆、校正、出版のあとは、
ひとりでも多くの方の目にとまるよう、営業活動も大切です。
2015年4月19日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2015.04.18
カンガルギー情報 答えを探して
4月18日、ⅰ18回日本小児科学会学術集会に出かけました。
6時半に自宅を出発し、会場の大阪国際会議場へ。
まずは、「間葉系幹細胞やTリンパ球を用いた細胞治療」
おなじみの免疫細胞を用いた、GVHDや白血病の治療を聴講。
次に「NIPT:新型出生前診断の光と影」
妊婦さんの血液から胎児の遺伝子疾患の有無を診断する技術です。
何のための診断なのか
誰のための診断なのか
熱い論議が繰り広げられます。
「生まれる前も、生まれてからも
子どもたちの生きる権利を擁護する立場にある」
小児科医師の立場が鮮明に提示されます。
最後は、「発達障害の地域連携」
千葉の素晴らしい実践をお聞きします。
短い時間でしたが、深い内容の学会になりました。
2015年4月18日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2015.04.16
カンガルギー情報 できましたアナフィラキシーの本
お待たせしました。
アナフィラキシーの本ができあがりました。
「いざというときに学校現場で役に立つ
食物アナフィラキシー対応ガイドブック」(診断と治療社)
少し長い書名です。
4月17日から大阪で開かれる小児科学会で先行発売されますが、
一般書店では、5月からのお目見え予定です。
食物アナフィラキシーが起きた時に何をすればよいのか、
イラストをふんだんに使い、ていねいに解説を加えました。
定価は1900円+税
是非、お手にお取り、お買い求めください。
2015年4月16日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2015.04.13
カンガルギー情報 花散りはじめし京都で
4月12日、日本医学会総会に出かけました。
7時前に出発しても、京都国際会議場に着くと
第一講演が始まっています。
立見席で、「こころを映像化する」を聴講。
その後も利尿剤の話、がん免疫療法、先端医療を支える技術の話と
アレルギーからは遠い知識を詰め込みます。
どの分野もおもしろく、ワクワクします。
行き帰りは、小説の世界にはいり、充実した一日となりました。
2015年4月13日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2015.03.10
カンガルギー情報 お待たせしています
学校の先生方にお読みいただこうと執筆中の
「(仮題)食物アナフィラキシー対応ガイドブック」
3月8日は、東京から編集の方にクリニックまで来ていただき、
4時間以上にわたって、最終校正を行いました。
みなさまのお手元にお届けできるまで、あと一息です。
2015年3月10日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2015.01.09
カンガルギー情報 モストグラフ
1月8日夜、236回目になる兵庫食物アレルギー研究会を開きました。
今日のお題は、「総合呼吸抵抗検査装置:モストグラフ」
喘息の診断やコントロールの評価には
患者さん自身の自覚症状に基づくものと、
スパイロやNO等の検査機器による客観的評価があります。
モストグラフは、後者に位置します。
努力呼吸を必要としないので、低年齢でも測定可能な検査です
講義の後は、機器を使っての実習
クリニックでも欲しいなと、ないものねだりのカンガルーでした。
2015年1月9日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.11.14
カンガルギー情報 みんなで仲良く
11月13日、235回目となる
兵庫食物アレルギー研究会を開きました。
今月のテーマは、先週に開かれた
小児アレルギー学会のリメイク版です。
みんなで、発表したての演題を持ち寄ります。
京都の伊藤先生は「負荷食品標準化のための抗原性の評価」
姫路の黒坂先生は「姫路市におけるアレルギー調査」
三木の小島先生は
「乳幼児の汗アレルギーとIgE,TARC値との関係」
大阪の谷内先生は
「加熱牛乳による急速経口免疫療法の有効性と安全性」
神戸の田中先生は
「原因不明のアナフィラキシー症状を認めた
新生児・乳児消化管アレルギーの一症例」
神戸のきむらは
「食物アナフィラキシー研修会でのロールプレイング指導の有用性」
みんなで仲良くワイワイと発表し、質問を出し合います。
楽しい時間を過ごす事ができました。
ご参加いただきました先生方、お疲れ様でした。
2014年11月14日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.11.10
カンガルギー情報 おひさしぶりに
小児アレルギー学会2日目は、雨模様
800mくらい離れた2つの会場を移動するのは 大変です。
朝一番は、ロールプレイングの発表。
しっかりと質問をしていただき、満足です。
続いて、スキンケアやロールプレイングの実習
舌下免疫療法
経口免疫療法
除去食中の栄養指導
最後は、震災と食物アレルギーのコーナーの司会です。
以前、神戸に住んでおられ研究会をご一緒した箕浦先生は、
震災体験と備蓄の調査をされご発表。
7年近く前に四日市で講演をさせていただいた時の
主催者のおかあさんとも再会し、しばし歓談。
おひさしぶりの連発です。
すっかりと遅くなりましたが、さあ、神戸に帰りましょう。
2014年11月10日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.11.08
カンガルギー情報 今日から四日市
11月8日 51回目の小児アレルギー学会が四日市で始まりました。
食物アレルギー、
アトピー性皮膚炎
アレルギーとワクチン
アナフィラキシー
ふたつに分かれた会場を行き来します。
いくつかの発表に、手をあげて質問し
19時の終了時には、ずいぶんと疲れました。
明日は、
食物アナフィラキシー研修会でのロールプレイング指導の有用性
を発表します。
体調が一番。
早く寝る事にします。
2014年11月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.11.07
カンガルギー情報 11月のお母さん勉強会
11月6日、おかあさん勉強会を開きました。
吹く風も冷たくなり、小さな子どもさんとの参加は大変ですが、
8名のおかあさんにご参加いただきました。
子どもが食べものの負荷を嫌がる時、どうすればよいのか、
参加されたおかあさんからの 助言を受けます。
話は、子どもが大きくなった時のことに拡がります。
中学生になって、友だちとお出かけした時に、
大学受験の志望校を選ぶ時に、
異性とおつきあいして、自分のアレルギーを「こくる」時に、
今ではなく、先のことを考えて、
でも、この説得のしかたは、小学生には無理かもね。
次回の勉強会は、11月20日9時半から始まります。
2014年11月7日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.10.20
カンガルギー情報 おとなの喘息
10月18日、19日、東京で開かれた講演会に参加しました。
大人の喘息、COPD、そして境界線のACOS。
小児のアレルギーを専門にしていますと、
あまりお目にかからない疾患グループですが
子どもの将来の疾患ととらえると、とてもよい勉強になりました。
東京は、オリンピックに備えて、大工事中。
のっぽのビルが、ドンドン建てられています。
でも、神戸に戻ると、ホッとするのは、何故なのでしょうね。
2014年10月20日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.06.14
カンガルギー情報 ヤクルトさんと
6月12日夜、第232回兵庫食物アレルギー研究会を開きました
今回のテーマは、「プロバイオティクスに期待される健康効果」
講師役のヤクルトさんからは5名
会場を提供してくださったアステラス製薬さんからは2名
そして、研究会からは17名の先生方にご参加いただき、
超満員の研究会となりました。
ヤクルトというと、子どもが好きな飲料というイメージが
強いのですが、
手術後の腸内環境の改善、
抗がん剤の副作用軽減
花粉症、
未熟児の成育
インフルエンザ感染リスクの低減など、
幅広い研究成果を教えていただきました。
人の身体を構成する細胞数は約60兆個
腸内細菌数は、約100兆個
ひとの内なる環境との上手なおつきあいが、
これからの研究テーマとなりそうです。
2014年6月14日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.11
カンガルギー情報 しっかり充電
アレルギー学会2日目も、終日会場めぐり
経皮感作とアレルギー
乳幼児の吸入ステロイド
呼気NO測定
舌下免疫療法
角層バリア異常とアトピー性皮膚炎
10時間近く講義を聴きながら、パソコンにメモを入れます。
今すぐにできなくても、いずれ診療の助けとなる知識の山を
いただきます。
夜は、兵庫食物アレルギー研究会のメンバーと懇親会。
知識の交換、近況報告など、話しの種はつきません。
気持ちの充電は、80%超えです。
2014年5月11日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.10
カンガルギー情報 京都の学会
5月9日から、第26回日本アレルギー学会が、京都ではじまりました。
4月は、学校の先生方との相談会で忙しく、
気がつけば13回説明会を開いていました。
情報を出すだけでは、疲れてきます。
今回のアレルギー学会は、充電の機会だと楽しみに出かけました。
生物学的製剤の展望
アレルギー性鼻炎の根治療法
アレルギーの早期介入
化粧品による健康被害
アレルゲンコンポーネントを用いた診断
内科、皮膚科、耳鼻科、呼吸器科、リウマチ科など、
小児科分野にとらわれず学会場を走り回ります。
書籍販売のコーナーでは、見慣れたカバーの本が数冊。
さっそくお店の方に断って、写真を撮らせてもらいます。
「食物アレルギー外来診療のポイント63」
兵庫食物アレルギー研究会から12月に発刊した最新号です。
たくさんの方に買っていただけるといいなと思いながら、
1日目の会場を後にしました。
2014年5月10日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.05.09
カンガルギー情報 5月の食物アレルギー研究会
5月8日、231回目の兵庫食物アレルギー研究会が開かれました。
今日のテーマは、「食物アレルギーがある子どもの栄養の摂り方」
講師は、いたやどクリニックの新田栄養士さんです。
小児科医師の他にも、栄養士さん、薬剤師さん、看護師さんなど
多彩なメンバー14名が参加されました。
アレルギーがある子どもに、どのように不足なく栄養を摂っていた
だくのか。
毎日の指導でお困りのテーマなので、矢のような質問が飛び交います。
「おなかが痛くなってきました」と言いながらも、新田栄養士さんは頑張って説明されました。
本当に、お疲れさまでした。
2014年5月9日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.02.18
カンガルギー情報 あなたのまわりのアレルゲン
2月13日、228回目になる兵庫食物アレルギー研究会を開きました。
今月のテーマは、「家庭内のアレルゲン」
ダニ、ゴキブリ、ユスリカ、イヌ、ネコ、花粉、カビなどなど
いろいろなアレルゲンが、わたし達をとりまいています。
講師は、アレルギー検査会社のファディアさん。
しっかり勉強させていただきました。
2014年2月18日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2014.01.21
カンガルギー情報 年初めおかあさんの勉強会
2014年1月16日(木)、今年初めての「おかあさんの勉強会」を開きました。
8名のおかあさんに、ご参加いただきました。
除去食をお願いする事。忘れてはならない事。
まわりのクラスメイトに、食物アレルギーを伝える功罪について。
などなど、深いテーマでの話し合いになりました。
いくら重症の子どもがいても、
小学校では児童数が600名を超えなければ栄養職員の配置はないこと。
児童数が850名を超えなければ養護教諭の定員は2名にならないことなど、
法的な壁も感じます。
時代や運命に飲み込まれるだけではなく、
時代や運命を切り開いていく気概を持つ事も、話し合いました。
次回は、1月30日(木)930からの開催です。
おかあさん方のご参加を、お待ちしています。
2014年1月21日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.12.16
カンガルギー情報 来年もよろしく
12月12日、兵庫食物アレルギー研究会の忘年会を開きました。
11月に「226回目の例会」を開き、日本のアレルギー研究会の記録を更新中。
今年は、研究会として、
4月に「0・1・2・3歳の食物アレルギー相談対応マニュアル」
12月に「食物アレルギー外来診療のポイント 改訂版」
の2冊を上梓しました。
忘年会では、新しい出版物に話題が集中。
忙しさに忙しさを重ねてお願いすることになった、「じぇじぇじぇ」の一年でしたが、
どの先生方お顔も、満足げです。
来年も、よろしくお願いいたします。
2013年12月16日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.12.12
カンガルギー情報 今年最後の1冊
12月11日、新しい本ができあがりました。
「食物アレルギー外来診療のポイント63」です。
同名のポイント57が刊行されてから、4年が経ち、
大幅に執筆変更された「改訂第2版」です。
ページ数は139pから、196pへと40%増え、
お値段は14%UPの4800円となりました。
兵庫食物アレルギー研究会のメンバーが、総力をあげて作りあげた1冊です。
少しお高いですが、最新の情報がたくさん詰まっています。
是非、お買い求めください。
2013年12月12日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.11.30
カンガルギー情報 2日目の学会
11月29日は、アレルギー学会2日目です。
9時からのはじまりに、大急ぎ。
シンポジウム「小児気管支喘息における末梢気道の重要性」は、毎日の診療に大きな示唆を与えてくれます。
今の症状に基づく治療ではなく、末梢気道病変を頭に置いた長期的な喘息管理の重要性。
それを、どのように実現していくのかが課題です。
次は、「CD1と獲得免疫」
免疫系に反応する抗原の主体は、タンパク質だと考えられてきましたが、脂質抗原や
リポペプチドが抗原となりうると言う基礎的研究です。
アレルギーの原因探求について、根本的に修正を迫る内容で感動です。
「プロバイオティクスとアレルギー予防」も、おもしろいテーマです。
ヒトの体に数多く存在する腸内細菌。
それを変える事で、花粉症やアトピー性皮膚炎を軽くしようと言う試みです。
食生活に深くかかわる、これからの学問です。
2013年11月30日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏