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2010.08.05
カンガルーの輪舞曲 今日は支援学校
8月最初の講演は、青陽須磨支援学校に出かけました。
2年前に、新しくオープンされた学校は、新しく設備も充実しています。
今回のテーマは「頑張らせすぎない、追いつめない教育を」
時間を大幅に延長してしまい、申し訳なく思います。
たくさんお伝えしたいことがあり、そんな時こそ、整理が必要なのですね。
猛暑の中、ご参加された先生方、ほんとうにお疲れさまでした。
2010年8月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.08.03
カンガルーの輪舞曲 8月の講演予定
8月の講演会予定をお知らせします。
◇8月5日(木)1500~ 於:神戸市立青陽須磨支援学校
発達支援実践講座 主催:神戸市教育委員会
「この惑星に生きる 不安な子どもたち」
◇8月16日(月)925~ 於:京都市総合教育センター
京都市養護教員夏季研修会 主催:京都市教育委員会
「食物アレルギーをもつ児童・生徒の支援と連携」
◇8月24日(火)1400~ 於:洲本職員福利センター
給食関係職員研修会 主催:淡路ブロック給食施設協議会
「給食における食物アレルギーの対応」
◇8月25日(水)1300~ 於:徳島市郷土文化会館
保育夏季大学 主催:徳島県保育事業連合会
「食物アレルギーと経口耐性誘導法」
◇8月27日(金)1300~ 於:JAたじま総合営農センター
食物アレルギー研修会 主催:南但給食施設協議会
「食物アレルギーと給食づくりの注意点」
8月は、学校の先生方向け研修会での講演会が多くなります。
クリニックの外来をお休みにして、講演に出かけるのは心苦しく思います。
発達障碍や食物アレルギーをもつ子どもと、学校・保育所の先生方、そして医療機関に働くものが連携をとり、信頼を深めていくなかで、子どもたちに少しでも住み良い社会になるよう、微力を尽くしたいと考えています。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
2010年8月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.26
カンガルーの輪舞曲 コープ自然派さん
7月25日(日)コープ自然派さんのお招きで、講演会に参加しました。
テーマは、「経口耐性誘導法の必要性と安全性」
80名の方に、ご参加いただきました。
88枚のスライドを使い、2時間弱のハードな講演会です。
内容は、これまで学会で発表してきた難易度中クラスのもの。
一般の方向けの講演会としては、一番難しいテーマを選びました。
講演会の後の質疑応答には、20名近くの方が手を挙げられての盛況。
時間を大幅に延長して、できる限りお答えすることにしました。
ご参加くださいましたみなさま、お疲れさまでした。
そして、ご準備していただきましたおかあさん方、ご苦労さまでした。
コープ自然派さんは、アレルギーや食材の安全性にこだわられている購買生協さんとお聞きしています。
いたやどクリニックは医療生協の一員ですので、同じ生協さん同士、これからも交流を深めていければ良いなと思いました。
2010年7月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.23
カンガルーの輪舞曲 学校研修会
7月22日(木)須磨区の小学校で、職員向けの食物アレルギー研修会に出かけました。
校長先生、教頭先生、栄養士の先生、養護の先生、教科の先生など、大勢の先生が参加されました。
テーマは、「食物アレルギーの子どもへの留意点」
90分あまり、アナフィラキシーを起こした子どもさんの例を交えながら、説明させていただきました。
いつも話題となるのが、牛乳パックの仕舞い方です。
この小学校では、今年から手洗い場の近くにバケツをおいて、そこでパックを洗い、折りたたむようにされました。
たたんだパックは、底があるトレイで、給食に運ぶように改善されたそうです。
その結果、階段や廊下に牛乳がしたたり落ちることが無くなり、衛生面でも良くなったと言われました。
現場の実状に合わせて、工夫をしていただけることはとてもありがたいことです。
もうひとつ、すごいことをお聞きしました。
校長先生が検食をされる時に、給食室まで出かけられて、普通食、アレルギー対応食をその場で食べるようにされているとのことです。
現場の栄養士さんや調理師さんのご苦労がよく分かると、話されていました。
管理職の先生をはじめ、先生方が知恵を気持ちを合わせながら、ひとりの子どもを守っていこうとされている姿に、すごさを感じました。
同じ管理職につくものとして、ただただ敬服しながら、帰路につきました。
2010年7月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.22
カンガルーの輪舞曲 東京講演
7月17日(土)に、アトピッ子地球の子ネットワークさんのお誘いで、「食物アレルギーと気管支喘息の密な関係」の講演に出かけました、
場所は、東京の渋谷です。
朝の新幹線に乗り、渋谷駅に降りたものの、あまりの人の多さに、おのぼりさん状態。
案内図を見つけては、いい加減に歩きますと、目的地の会場からドンドンと離れていきます。
講演会までの「筋トレ」にしては、少しハードな運動になりました。
92枚のスライド使っての今回の講演テーマは、「呼吸機能検査に基づいた喘息治療」です。
食物アレルギーの子どもさんは、アナフィラキシー症状が起きると大変です。
アナフィラキシー症状の中でも、喘息発作は、日常の喘息治療をしっかりとしておけば、ある程度コントロール可能だと思います。
食物アレルギーと喘息の治療。
二つとも、日常のコントロールが肝心ですね。
2010年7月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.07.01
カンガルーの輪舞曲 幼稚園と中学校との懇談会
6月29日午後から、食物アレルギーの子どもの懇談会をしました。
1ばん目は、須磨区の幼稚園。
通われている男の子は、牛乳でアナフィラキシーを繰り返します。
幼稚園からは、養護の先生と担任の先生が来られました。
急な症状が起きたときの対応の仕方、連絡方法。
お弁当を食べるときや、遠足のときに注意することなどを、話し合いました。
夕方からは、須磨区の中学校。
学年主任の先生が来られました。
通われている男の子は、牛乳と小麦にアナフィラキシーがあります。
宿泊訓練の打ち合わせをしました。
元気に過ごされて、帰ってこられるといいですね。
2010年7月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.26
カンガルーの輪舞曲 発達学習会
6月26日(土)午後、発達勉強会を開きました。
強い雨にもかかわらず、6名の先生方にお集まりいただきと3時間を越える学習会をしました。
今回のテーマは、広汎性発達障碍(自閉症)の方が持つ、感覚系のアンバランスについて。
周りに人にはなかなか理解ができないために、「わがままな人だ」と評価されることが多いのですが、本人達はしんどさの中に苦しんでいます。
繰り返せばなれていく人と、繰り返すほどに苦痛が増していく人の違いは、理解を広めようにも今ひとつ雲をつかむようなところがあります。
次回は、7月31日(土)の開催です。
2010年6月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.24
カンガルーの輪舞曲 子どもの育ち講演会
6月24日(木)、神戸市総合教育センターで、特別支援教育「保護者研修のつどい」に出かけました。
テーマは、「子どもの育ちと親の役割:ほどよしの子育て」です。
梅雨のあい間の絶好の洗濯日和にもかかわらず、300名近いおかあさん、おとうさんにお集まりいただきました。
発達相談外来の中で幾人もの子どもさん、親御さんに出会いました。
「熱心だけれど、追いつめてしまう 子育て」が、思春期の難しさにつながるような気がします。
子育てには、決まりや勝ち負けや、ゴールはありません。
みんなが、仲良く暮らせますように。
肩の力を抜いて、「頑張りすぎない子育て」をめざしましょう。
そんなお話しをさせていただきました。
講演の準備には、時間も気力も、体力も必要ですが、よい体験をさせていただいたと喜んでいます。
お世話をされた先生方、そしてご参加いただきましたみなさま、ご苦労様でした。
2010年6月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.22
カンガルーの輪舞曲 喘息の勉強会
6月22日朝、神戸医療生協学園都市支部主催で、「子どもの気管支喘息」についての勉強会をしました。
20名の組合員さんが参加されました。
スライドでの説明のあと、質問もたくさん出され、12時過ぎまで活発な会となりました。
子どもの喘息治療でも、吸入ステロイド治療が標準的な治療法となってきました。
しかし、いつまで続けるのか、どのように止めていくのかなど、解決できていない問題が多くのこされています。
いたやどクリニック小児科では、6才以上になると呼吸機能検査に基づく指導を行っています。
わたし的には、いい方法だと自画自賛しているのですが、普及となるとまだまだだなっと実感しています。
次回は、食物アレルギーについての学習を考えています。
10月26日(火)10時から、学園都市ユニティーでの開催を考えています。
続報をお待ちくださいね。
2010年6月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.06.13
カンガルーの輪舞曲 ぴいちゃんねっと
6月12日、「ぴいちゃんねっと」の講演会に出かけました。
「ぴいちゃんねっと」は、NPOアレルギーネットワーク京都の愛称です。
アレルギー連続講座2回目のテーマは、「教育現場での食物アレルギー対策」です。
1330にはじまり、1630までの長時間の勉強会となりました。
途中で、エピペンのメーカーさん(マイラン製薬さん)にエピペンの実習をしていただきました。
厚目にたたんだタオルにむけて、実際のエピペンをうつデモをしました。
バシッという音とともに、針が飛び出します。
参加されたみなさんは、エピペンという言葉はご存じですが、実際にうつ場面ははじめての方ばかりです。
今回の勉強会で、いちばんインパクトが強かったのではないかと思いました。
京都には食物アレルギーの分野で有名な先生方が大勢おられます。
神戸からわたしのようなものが出かけていき、お話しをさせていただいてもよいのかと思いながら、準備をしました。
その地域を変えていく力は、そこにお住まいのおかあさん方、学校の先生方、そしてお医者さんの輪です。
「ぴいちゃんねっと」が、京都にお住まいの食物アレルギーを持つ子ども達の安心と住み心地の良さを、大きく拡げて行かれる要となられることを予感しながら、阪急電車にのりました。
お世話役のみなさま、ご苦労様でした。
2010年6月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏