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2025.08.29
聴診器のむこうに あなどれないお店
予防接種に来られた女の子は、ディズニーのドレス姿
お昼前に来られた大学生は、トムジェリのカーディガン
「どこで売ってたの」と尋ねると、
おふたりとも「しまむら」という答えに、
看護師さんは、びっくりします。
そういう私の服も、しまむらで買ったおニューですけどね。
2025年8月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.28
聴診器のむこうに 怖いのは
10才の男の子は、夏休みにレジャーランドに出かけました。
体を動かす系のイベントに、ドッキドキ
「怒った時のおかあさんと、どっちが怖かったの」と尋ねると
「おかあちゃんより、こわかった」との答え。
そうか、おかあさんより怖かったんだね。
これからもいっぱい怖いこと、嫌なことがあると思うけど、
おかあさんが助けてくれるから、大丈夫だよ
2025年8月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.27
聴診器のむこうに 南の国の妖精さん
11才の男の子の胸には、不思議な生き物たち
宮古島に住む妖精さんだとか
わるいことをすると、顔に泥を塗るそうで
それは困った、わたしの顔は泥だらけ
なにかいい おまじないはないですか
2025年8月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.26
聴診器のむこうに 小さな鉄ちゃん
6才の男の子は、鉄道の服で身を包んでいます。
くつは、ドクターイエローで
くつしたは、トーマス君
Tシャツは、もちろん新幹線
鉄ちゃんになるとね、友だちが増えるよ
いいことがいっぱいあるから、
これからも、鉄ちゃんで歩いていこうね
2025年8月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.25
聴診器のむこうに クマに出会ったら
9才の男の子がキャンプに行ったというので、
クマに出会ったときの逃げ方を質問します。
男の子は、「クマの目を見て、ゆっくりと後ずさりするんでしょ」と答えます。
「だったら、おとうさんが起こった時は、どんな風に逃げるのかな」と尋ねると、
「おとうさんは、ライオンみたいだから、
とびかかってきて、タックルしてくるから、逃げるの無理」と続けます。
それはさすがに百獣の王
まずは、おとうさんライオンを怒らせないようにしましょうね。
2025年8月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.23
聴診器のむこうに 不思議な動物園
5才の男の子が、机の上に並べて遊んでいます。
ウシさんのようでウシさんじゃない。ブタさんのようでブタさんじゃない。
何とも不思議な動物たち。
おとうさんが「イタリアンブレインロットっていって、今流行ってるんです」と教えてくれます。
帰ってからさっそくスマホで検索すると、
イタリアンブレインロット(Italian Brainrot)とは、「動物+モノ」といった組み合わせの奇妙なキャラクターの生成AI画像に、イタリア語の合成音声(TTS)を重ねたネットミームのこと。と解説されます。
わたしが知らないままに、こんな姿の動物が繁殖していたなんて
これも、地球温暖化の影響なのかな
2025年8月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.22
聴診器のむこうに チャックを開けて
6才の女の子は、クマさん柄のTシャツ姿
服の間から、クマさんが顔を出しているポーズです。
「ねえねえ、わたしがチャックを開けてあげたの?」と尋ねると
女の子は「・・・」
だけど、気が付かないうちに、チャックを開けたげたんだと思うんですけれどね。
真相はいかに、謎が深まります。
2025年8月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.21
聴診器のむこうに 海にいくのかな
もうすぐ2歳になる男の子は、スイカ姿で抱っこされています。
まあるいお尻にぴったりのスイカの絵柄
このまま海に出かけると、目隠しをして長い棒を持った子どもに
追いかけられるかもしれませんね
2025年8月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.20
聴診器のむこうに 50周年ヒーロー
7才の男の子の胸には、いろんな顔が書かれています。
「何なのかな」と尋ねると
今年50周年を迎える戦隊シリーズの赤タイプを集めたものとか
男の子が生まれる前のヒーローの方が多いかも
わたしには、ひとりの名前もわからないですけれどね
2025年8月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.19
聴診器のむこうに 白熊それとも黒熊
動物が大好きな11才の男の子
「もし、サンタさんがクマをあげるっていったら、飼ってみる気がある」と尋ねると
まんざらでもなさそうな表情です。
「だったら、シロクマそれともクロクマ」と確認すると、
「クロクマ」
「だってシロクマは、体温調節が難しそうだし」
未来の獣医さん、しっかり勉強してくださいね。
2025年8月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.18
聴診器のむこうに 姉妹の名前は
9才の女の子は、ハムスターを飼っています。
「なんて名前をつけたの」って尋ねると
「しーちゃんと、まいちゃん」と答えが返ります。
何故なんだろうと首をひねっていると
「二人は姉妹だから、しーちゃんと、まいちゃん」と解説してくれます。
簡単なようで、奥が深い名前に感心しましたよ。
2025年8月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.17
聴診器のむこうに 三太郎くん
「先生 見てみて」と、看護師さんが声をあげます。
診察室に現れたのは、同じTシャツ姿の3兄弟
頭はバッチリ、パパの手による借り上げ姿
8才 4才 1才の3兄弟の勢ぞろいに、拍手です。
2025年8月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.16
聴診器のむこうに 輪っかの魔術
8才の女の子は、きれいな輪っかを
裏返したり、またもとに戻したりして遊びます。
「それ、どうしたの」と尋ねると
「折り紙でつくった」と答えます。
それはすごい、輪っかからハトが出てくると、もっと楽しいかもですね。
2025年8月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.15
聴診器のむこうに 服との境目が
12才の男の子は、黒い服を着て登場します。
服から出ている腕や首は、服との境目がわからないほどに「まっくろくろすけ」
サッカーをして、4Lの水分を飲み、夏バテなんかどこか知らない国の言葉
温暖化に適応した、新人類の登場です。
2025年8月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.12
聴診器のむこうに 移ろいゆくは
9才の男の子は、ブロックのおもちゃを使って、見せてくれます
「これ、潜水艇」
なるほどなるほど、机の上に置いとくと
次に来た6歳の男の子も、手に取って遊び始めます。
出来上がったのは、がっちりしたお舟
このお舟も、何日この形を保つやら
移ろいゆくは世の常と言うけれど、まあしかたないですね。
2025年月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.02
聴診器のむこうに ぼくにもちょうだいね
たまごの負荷試験に使うため、カステラを持ってきてもらいます
1つ全部を食べるのは無理なので、お皿に取って切り分けます。
ニワトリさんのお人形も、食べてみたそうに近寄ってきます。
ダメダメ、まずは男の子が食べてから
残りは誰が食べるのか、ゆっくりと相談しましょうね。
2025年8月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.08.01
聴診器のむこうに 星への旅
8才の男の子が「木製、土星、天王星、海王星までは、何光年あるのですか」と質問するので、
「歩いていくのか、走っていくのか、泳いでいくのか、跳んでいくのかで変わります
じぶんで試してみましょう」と紙に書いて答えます。
男の子は、太陽系の星を紙に書いて、
「めちゃくちゃたいへんそう」と感想を書きます。
自分で試そうと思うと、その大変さに気づきます。
夏休みの課題学習で、挑戦してみてくださいね。
2025年8月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.07.31
聴診器のむこうに さるの手
女の子の肩に、茶色いおかしな模様
何かの手のように見えるけど、
くるりと回って背中を見せてもらうと、おさるさん
これはインパクト100%です。
街で出会うと、驚いちゃいますよね。
2025年7月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.07.27
聴診器のむこうに もう少しでお誕生日
「あと12日で8才になるんだ」と、男の子が教えてくれます。
そこで、お誕生日までの過ごし方を伝授します。
「おはよう、いただきます、ごちそうさま、ただいま、おやすみなさいって言えたら、
ひとつにつき1ポイント、いちにちで5ポイント、12日で60ポイント
このうち、50ポイント以上貯めると、豪華なお誕生日プレゼントが待ってますからね」
以上の詳細を、キリンのノートに書いて渡します。
次の診察が、また楽しみになりました。
2025年7月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.07.26
聴診器のむこうに 素敵なランドセル
1年生の男の子の背中には、体よりも大きなランドセル
抹茶色の渋い色合いです。
その上に、何やら恐竜の群れ
ランドセルカバーだそうですが、
ランドセルの大草原で遊ぶ恐竜くんは、楽しそうですね。
2025年7月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏