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2013.07.29
聴診器のむこうに オファーまち
11才の男の子は、サッカーの日々。
海外からのオファーに備えて、
英語の学習を勧めます。
「英語は、少しやってるよ」とは、先を見通した、頼もしい答え。
うしろから、「先に、日本語の勉強をせなあかんのと違うん」とは、
おかあさんからの声。
英語よりも、まずは日本語から。
まるで、わたしの家に帰って、子どもに言われるような会話です。
周囲からの声にめげないで、英語も、日本語も、サッカーも、
がんばりましょうね。
2013年7月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.07.27
聴診器のむこうに 今年もオセロ
4年生の男の子の体は、どこから見ても まっ黒け。
サッカーで鍛えた、黒さです。
さっそく、わたしの腕の色とくらべっこ。
鮮やかな、白と黒との コントラスト。
ことしも、オセロ大会の始まりです。
2013年7月27日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.07.17
聴診器のむこうに ワンワンとニンジンと
もうすぐ2才の男の子は、私を見るなり「ワンワン」
診察をしていても、なんども「ワンワン」
なぜ「ワンワン」何だろうって、思っていますと、
わたしのTシャツの胸の所についている、ワンちゃんのロゴマーク。
1cm四方のちいさなマークに、よく気がつきましたね。
診察がおわり、帰ろうとすると、こんどは「ニンジン」と言います。
「ニンジン」探しをしていると、おかあさんが、
「この子は、オレンジ色のことを、ニンジンって呼ぶんです」
そう言えば、今日のTシャツは、オレンジ色。
ニンジンに見えなくもありません。
「ワンワン」と「ニンジン」と。
男の子の、発見の日々は、続きます。
2013年7月17日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.07.15
聴診器のむこうに 急いで大人にならないで
9才の女の子が、笑いながら診察室に入ってきます。
みると、胸が大きく膨らんでいます。
次に入ってきた女の子も、胸が膨らんでいます。
ふたりは、仲よしご近所さん。
胸にふたつの風船を入れて、おとなになる練習です。
急がなくっても、いいですからね。
大人になると、それなりに、大きくなると思います。
いまは、しっかりと食べて、しっかりと寝ましょうね。
2013年7月15日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.07.10
聴診器のむこうに ボクが選んで自分ではいて
2才の男の子の長靴は、カエルの行列。
たくさんのくつの中から、「これ」って、
男の子が、自分で選びました。
小さいころから、ファッションセンスを磨くことは、大切です。
自分でえらんで、自分ではいて
梅雨は明けたけど、また、はいてきてくださいね。
2013年7月10日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.07.05
聴診器のむこうに だれよりも速く
3才前の男の子の足元には、ピューマが2匹。
片方を脱いで見せてもらうと、シッポもついています。
おとうさんの会社の 試作品とのことですが、
はきにくそうだけど、誰よりも速く走れそう。
インパクトが強い一足ですね。
2013年7月5日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.29
聴診器のむこうに ママからの贈り物
4才の男の子の手には、大きなお人形
仮面ライダーに登場するキャラクターです。
「誰かにもらったの」と尋ねると、
後ろのおかあさんが「ママでしょ」
おかあさんが、UFOキャッチャーで一発ゲットされたそうです。
男の子は、弟さんが生まれて、寂しかったので、
うれしいプレゼントですね。
2013年6月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.26
聴診器のむこうに ハブに注意
5年生の男の子は、自然学校前の診察です。
最後に参加前の注意を与えます。
「ねえねえ、暑くっても、長ズボンで参加してね。
なんでか、わかるかな」
男の子は「・・・」
「それ、ブーンって、飛んで来て、咬むでしょ」
と、ヒントを与えます。
男の子は少し考えて、「ハブ」と答えます。
「残念、ハブは飛びません。ブって言うところは、あっているけど・・」
と、第2ヒントを差し上げます。
男の子は、またまた考えて「ブリ」って、答えます。
残念ながら、ブリは、飛びません。
第3ヒントを差し上げようと思っていると、
後ろのおとうと君が「あぶ」って答えを先取りします。
大正解です。
自然学校では、アブに気をつけて、行ってらっしゃい。
2013年6月26日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.23
聴診器のむこうに なかよしアンテナ
8才のお姉さんの頭には、ピンクのアンテナ
6才の妹さんの頭には、黒色アンテナ。
仲良し姉妹は、言葉を使わなくても、
心の言葉で通じ合います。
これからも、ふたりのアンテナを、大切にしてくださいね。
2013年6月23日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.15
聴診器のむこうに 認知度ゼロ
4さいの男の子に、質問します。
「ねえねえ、今度の日曜日って、なんの日か知ってる?」
難しいかも知れないので、ヒントをあげることにします。
「①ブタの日、②お正月、③父の日」
男の子は、考えて、考えて、それでも答えにたどりつけません。
ざんねーーん。
今度の日曜日、6月16日は、父の日です。
別名「すこしの努力で、お返しをたくさん期待できる日」とも、いいますよ。
今からでも間に合うので、しっかりと準備しておきましょうね。
2013年6月15日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.11
聴診器のむこうに 爆睡てんとうむし
おとうさんが抱っこして、
そおっと診察台に寝かせるのは、3才のてんとうむし
「いまだったら、鼻をマジックで黒く塗っても、おきないですね」って
コメントすると、おとうさんも、同意されます。
「寝る子は育つ」って言いますから、
おこさないで、寝ながらの診察をしましょうね。
2013年6月11日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.08
聴診器のむこうに 魔法のズボン
3才の男の子は、身体の半分がかくれる位のビッグズボン。
大きくなることを見越しての、おかあさんのちえです。
半パンなのに、長ズボン。
ふた通りに使える、不思議な、ふしぎなズボンです。
2013年6月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.06
聴診器のむこうに カエルもミミズも
7才の女の子のバッグは、カエルさんの形。
ストラップなども、カエルグッズで、おそろです。
「かえるが、すきなの?」って尋ねると、
「ウン」
そして、「カエル、触れるよ。ミミズも、大丈夫」
と、大胆な発言です。
がんばれ、理系女子。
カエルも、ミミズも、まってるよ。
2013年6月6日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.06.05
聴診器のむこうに ふとっちょワンワン
1才の男の子は、おもちゃをみつけて、「ワンワン」といいます。
すっかり気に入って、抱っこします。
お願いをして、ツーショットをカメラに収めます。
でも、すこし太っちょのワンワンですね。
それって、ワンワンじゃなくって、
ムーミンのガールフレンド「フローレン」なんですよ。
防ダニ生地に身を包んだ、アレルギーのお子さんにも優しい女の子です。
「フローレン」って、呼んであげてくださいね。
2013年6月5日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.05.29
聴診器のむこうに 大きな目で
8才の男の子の胸には、大きな目玉。
福のしわを伸ばして確かめると、カバさんが登場します。
ハーバーランドに新しくできたお店で、ご購入とのこと。
ほかにも、いろんな動物柄があると聞いては、落ち着けません。
カンガルーさん、すぐに行くので、待っててくださいね。
2013年5月29日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.05.25
聴診器のむこうに クマもんがいっぱい
女の子が愛用のバッグは、大きなクマもん。
大きな目と、赤いほっぺ。
おじいちゃんに、おみやげだと、もらったそうです。
積もり積もって、おうちは「クマもん」でいっぱい。
まだまだ、増殖予定です。
うらやましいような、置き場所に困るような・・
でも、楽しそうですね。
2013年5月25日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.05.23
聴診器のむこうに じょうずに3才
診察室に入ってきた女の子に尋ねます。
「ねえ、もうすぐ、何才になるの」
女の子は、両手を使って、右手の指を3本たてます。
あまりにもかわいい「しぐさ」なので、
「写真、とらせてくれる」と、お願いすると、
今度は、片手だけで、「じょうずに3才」
練習2回目で、ミッション・クリアです。
さあ、みんなに、「じょうずに3才」を見せてあげてくださいね。
2013年5月23日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.05.20
聴診器のむこうに どっちのクマもん
外来は、自然学校に参加する子どもの相談で大忙しです。
今日の相談者は、5年生の男の子。
締めは、安全の確認です。
「ネエネエ、ハチ高原って、クマが出るって、知ってる?」
男の子は、思わず身を引きます。
「ハチ北のクマは怖くて、かみつくよ。
でもね、ハチ高原のは、クマもんみたいに優しいので、お手ってするよ。よかったね。」
男の子の目には、安堵の色が広がります。
締めは次の一言です。
「でも、ときどきハチ北のクマと、ハチ高原のクマは入れ替わるから、気をつけてね」
安心していた顔が、一瞬こわばります。
なにごとにも、細心の注意が必要です。
気をつけて、いってらっしゃい。
2013年5月20日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.05.19
聴診器のむこうに ABCおばけ
外来は、自然学校に参加する子どもの相談で大忙しです。
今日の相談者は、5年生の女の子。
締めは、質問タイムです。
「ネエネエ、ナイトハイクの時って、おばけが出るって、知ってる?」
女の子は、少し驚きながらも、「うそでしょ~」という目の動き。
「それでね、おばけにも3種類があってね・・」
女の子は、何を話すのだろうと前かがみになるので、私も調子づきます。
「Aコースは、和風おばけ。Bコースは、西洋おばけ。そして、Cコースは、宇宙おばけ」
「それでは、どのコースのおばけにしますか?」と、クエスチョン。
女の子は、笑いながら「A」と答えます。
そうです。そのノリがあれば、自然学校も十分楽しめますよ。
気をつけて、いってらっしゃい。
2013年5月19日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏
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2013.05.18
聴診器のむこうに 動物園デヴュー
「動物園に、連れて行っても大丈夫ですか」
1才半の女の子のおかあさんから、質問されました。
女の子の手には、動物園の飛び出す絵本。
すっかり、動物園いきたいモードです。
大丈夫ですよ、おかあさん。
でも、動物園にいくにあたって、ふたつだけ条件があります。
1つ目は、日焼けや、熱中症に注意すること。
2つ目は、もちろん、カンガルーを見逃さないこと。
これだけクリアすれば、心配なく楽しめますからね。
2013年5月18日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏