カンガルーの小部屋

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  • 2011.12.07

    聴診器のむこうに アレルギー超大作

    3年生の女の子の夏休みの作品は、「食物アレルギーについて」

    10数ページにおよぶ、超大作です。

    絵入りで、分かりやすく「食物アレルギー」が解説されています。

    クリニックの外来に、飾っておきたいほどの出来栄えです。

    兵庫食物アレルギー研究会で次の出版物を発刊する時は、女の子にも共同執筆をお願いしましょうか。

    2011年12月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

     

  • 2011.12.01

    聴診器のむこうに トランスフォーマー

    10才の男の子の手には、スポーツカーのミニチュアモデル。

    おとうさんに、買ってもらったと、うれしそう。

    見せてもらうと、トランスフォーマー。

    車から、ロボットに変わります。

    「すごいね、変身するね」と言いますと、

    「変形です」

    トランスフォーマーって、変形なんですね。

    2011年12月1日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.11.30

    聴診器のむこうに ちいさなためらい

    2才の女の子がはいている、毛糸のオーバーパンツには、アンパンマンが笑っています。

    「アンパンマンが、好きなの」と、問いかけますと、「ウン」

    「だったら、おとうさんと、アンパンマンと、どっちが好きかなあ」と、質問します。

    「う~ん。おとう・・、アンパンマン」と、迷いながらも、意を決した答え。

    誰ですか、ちいさな女の子を悩ませる、究極の質問をするのは。

    「ナナちゃんと、ハッちゃんの、どっちが好き」って、質問されても困るでしょ。

    2011年11月30日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.27

    聴診器のむこうに 絶好調

    7才の男の子が診察室に入ってきます。

    「先生、カメラの用意、しなくっちゃ」

    看護師さんのお声が、かかります。

    男の子の背中には、「絶好調」の文字。

    今日開かれる、いたやどクリニックの文化祭の出番は、「原発賛成vs原発反対」の討論会。

    男の子の「絶好調」パワーをお借りして、まけないぞ~。

    2011年11月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.26

    聴診器のむこうに うれしいのですが・・

    10月28日のブログにお載せした、夏休みの自由研究。

    4年生の男の子が、実物作品を持って来てくれました。

    心エコーや、呼吸機能検査、車椅子体験など、写真と調べ物との構成で、うまくまとめてあります。

    気になるのは、表紙の絵。

    クリニックが、ヘリポート付きの大病院に変身です。

    うれしいのですが、ハッキリ言って、誇大表示。

    クリニックにあるのは、自転車とバイクのポートです。

    そうそう、往診車のポートもありますよ。

    それからもうひとつ、カンガルー先生は、人が空を飛ぶことが信じられません。

    ヘリコプターだけでなく、飛行機も苦手です。

    これからクリニックの絵を描く時には、自転車と往診車付きにしてくださいね。

    2011年11月26日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.23

    聴診器のむこうに ウルトラ応援団

    毎週火曜日の午後は、ワクチン外来。

    インフルエンザのシーズンを前に、がまん我慢。

    4歳半の男の子の胸には、ウルトラマン。

    それも、20人と勢ぞろい。

    これだけのウルトラマンに応援されれば、涙を見せる訳にはいきません。

    宇宙に167日間、滞在した古川聡さん。

    ウルトラセブンにあこがれて、宇宙飛行士をめざされたとか。

    「がんばれ、未来の宇宙少年」

    2011年11月23日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.22

    聴診器のむこうに 特効薬

    「先生の効果、すごいです」

    4才前の男の子のお母さんが、こう言われます。

    そういえば、1週間前に受診された時に、「指すい」の相談をお受けしましたっけ。

    「ねえねえ、指ばっかり吸ってると、指が溶けて、なくなっちゃうよ」と、男の子にお話ししたことを思い出します。

    それから1週間、男の子は寝る前の「指すい」を我慢しているとのことです。

    お医者さんの一言は、特効薬。

    毛布のピラピラを触って眠る事だけは、続けてもいいですからね。

    2011年11月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.16

    聴診器のむこうに くまさんが9にん

    1年生の男の子の胸には、「くまさん」が9にん。

    Racer
    / Indian / Marine / Cowboy など、名前がついています。

    いつも思うのですが、かわいいTシャツは、子どもサイズか、女性もの。

    男性のものは、見つかりません。

    平均的な日本男性は、かわゆい系には興味がないのかと、不思議です。

    ハッちゃん、あなたは、どう思いますか。

    2011年11月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.15

    聴診器のむこうに ネコがいます

    外来診察で、ペットが話題に。

    女の子のおうちには、ネコがいると言います。

    「先生のとこにも、ネコがいるからね」と、朝に撮った写真を見せてあげます。

    「先生、これ、ネコとちがうよ」と、女の子。

    いいえ、この子は白ネコです。

    少しお鼻が長いけど、何でも食べる白ネコです。

    鳴き声をお聞かせできないのが、残念ですけれど。

    2011年11月15日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.11.07

    聴診器のむこうに ケンハ

    小学校は、秋の音楽会のシーズンです。

    一年生の男の子に、音楽会の楽器パートを尋ねます。

    答えは、短く「ケンハ」

    「『ケンハ』って、なに?」と尋ねますと、

    答えは、「けんばんハーモニカ」

    なるほど、何事も略すのが、いまの流儀です。

    「スマホ」「ミスド」「マクド」は、おなじみのことば。

    では、おしゃれに「いたくり」なんて、どうでしょう。

    「いたくり」の「にか」の「きむあき」せんせいが、お待ちしていますからね。

    2011年11月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

     

  • 2011.11.05

    聴診器のむこうに たまごのたまご

    外来実習に来られたのは、薬学部5回生の男の子。

    もうすぐ、かえるばかりの、薬剤師のたまごさん。

    外来診察の様子を、熱心に聞いています。

    食物アレルギーの負荷試験や、食事指導など、かなり専門的な事にも興味を持たれます。

    「よく、わからない説明でしょ」ってお聞きしますと、ご自身が「たまごアレルギー」とのこと。

    小学校の時には、給食は食べられずに、お弁当を持っていったとか。

    今でも、食べると喉がヘンになり、からだがかゆくなると言われます。

    がんばれ、たまごのたまごさん。

    優しい薬剤師さんになってくださいね。

    2011年11月5日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.31

    聴診器のむこうに 誰よりも速く

    10月の外来は、運動会の話題で盛り上がります。

    「ねえねえ、リレー、どうだった。バトンを落とさなかった。途中で、抜かされなかった?」と、いっぱい質問します。

    「抜かれなかった」と、男の子。

    「すごいね」といいますと、おかあさんがフォローされます。

    「最後を、走っていたんですよ」

    そういう状況だったのですね。

    ラストの強みは、抜かれることがないので、安心して走れること。

    何事も、プラス思考が、大切ですよね。

    2011年10月31日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.28

    聴診器のむこうに 快挙です

    4年生の男の子から、うれしい報告。

    夏休みにクリニックで開いた、「一日お仕事体験」

    まとめを書いて、夏休みの自由研究に提出すると、社会科作品展に選ばれました。

    「賞をもらったのは、はじめてです」と、大喜び。

    みんなで企画をした甲斐がありました。

    2011年10月28日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.27

    聴診器のむこうに 夢はシェフ

    2年生の男の子の夢は、シェフになること。

    「なに料理のシェフになるの?」って、尋ねます。

    「和食!」と、ひと声。

    続けて「イタリア料理!」

    なるほど、なるほど、「和風イタリアン」の、創作料理ですか。

    おかあさんは、堅実な公務員をご希望ですが、夢は楽しい方がいいですものね。

    将来、お店を持ったら、「和風イタリアン」を、ごちそうしてくださいね。

    2011年10月27日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.25

    聴診器のむこうに ミルク味

    6才の女の子に、弟がやってきました。

    「わたし、なめてみてん」と、おねえさんの声がします。

    「どんな、味がしたの?」と、尋ねます。

    「ミルクの味がした」と、女の子。

    そう、赤ちゃんは、ミルクの味がします。

    イチゴを食べてからなめると、いちごミルクの味。

    紅茶を飲んでからなめると、ミルクティー。

    いろいろと組み合わせて、楽しんでくださいね。

    2011年10月25日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.22

    聴診器のむこうに ふつうの幼稚園

    3才の男の子に尋ねます。

    「ねえねえ、どこの幼稚園にいくの?」

    男の子は、答えます。

    「ふつうの幼稚園」

    ふつうじゃない幼稚園って、どんな幼稚園なんだろうと思いながらも、尋ねます。

    「だったら、幼稚園には、何しにいくの?」

    男の子は答えます。

    「しらん」

    話が盛り上がらないので、質問形式を変えてみます。

    「そうか、お仕事にいくんだ」

    男の子は、どうでもいいように、「うん」

    会話が弾まないのは、質問者の力量不足なのでしょうね。

    2011年10月22日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.18

    聴診器のむこうに 南極大陸

    8才の男の子は、俳優修業中。

    「芦田愛菜ちゃんと、共演したら、教えてね」と、尋ねます。

    「キムタクの、『南極大陸』で、共演したんですよ」と、おかあさん。

    募金をするシーンで、5円をもって、真っ先に募金をした男の子役とか。

    それをお聞きして、わたしのミーハー心がくすぐられます。

    さっそく並んで、記念写真。

    さすが、カメラ目線も、ばっちりです。

    2011年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.18

    聴診器のむこうに あひる色

    5才の男の子は、アヒル組。

    「運動会では、何をしたの。綱引き?玉入れ?」と、尋ねます。

    答えは、「玉入れ」と、そっけなさ。

    赤組、白組を期待して、「だったら、なに組だったの」と、尋ねます。

    答えは、「アヒル組」

    「そうじゃなくって、玉入れの時の玉は、なに色だったの」と、確認しますと、

    「???」

    「アヒル組さんなら、玉の色も、あひる色でもいいか」と、妙に納得した出会いでした。

    2011年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.16

    聴診器のむこうに ロップイヤー

    4才の女の子の上着には、大きなお耳がついています。

    「それ、なあに、すごいね」って、お聞きします。

    おかあさんは、お耳の先をつまんで、ながあく伸ばします。

    「ロップイヤー」

    ウィキペディアを調べますと、「ロップイヤーは、ペット用に開発されたウサギで、とても穏やかな性格の持ち主で、非攻撃的である」と、説明されています。

    帰ったら、ナナとハッちゃんのお耳を、ながあく伸ばしてみようかなっ。

    2011年10月16日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2011.10.07

    聴診器のむこうに 金魚すくい

    18歳のお嬢さんの手には、四角い大きなバッグ。

    「絵を習ってるのですか、よかったら、見せてくれない?」と、お願いします。

    取り出されたのは、肥ったさかなの絵。

    よく見ると、金魚すくい。

    製作期間は、一日。

    美大を受験するための、習作です。

    この実力なら、合格まちがいなし。

    落ち着いたら、クリニックに一作描いてくださいね。

    2011年10月7日

    いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

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