カンガルーの小部屋

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  • 2010.10.28

    聴診器のむこうに サファリパーク

    三田市の北に位置する景勝の地から来られた男の子に、「シカやイノシシは出る?」と、尋ねます。

    「なんでもでるよ。サファリパーク状態!」と、教えてくれます。

    おかあさんは、「こないだなんか朝起きたら、奈良公園みたいに、シカが5匹もいるんですよ」と、言われます。

    おとうさんに、「シカやイノシシや、おさるを売り物にして、観光化されてみられては?」と、誘い水をむけますと、「それは、ないです」と苦笑されました。

    いたやどに、シカやイノシシがでたら、クリニックの屋上を動物園にして、大々的に宣伝するのですけれどもね。

                           2010年10月28日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.27

    聴診器のむこうに ペアルック

    1才8か月の男の子は、おかあさんとペアルック。

    「迷子になっても、こまらないから」と、言われます。

    「今だけですよ、男の子は」と、看護師さんが続けます。

    でもね、看護師さん。

    20年後には、世の中も大きく変わり、青年とおかあさんのペアルックが、街にあふれているかも知れませんよ。

                           2010年10月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.26

    聴診器のむこうに バトル日和

    4才の男の子は、わたしとおかあさんが話をしている間に、お人形とライオンとを戦わせます。

    あまりにも、静かに遊んでいるので、誰も気がつきません。

    少し飽きると、ちがうお人形どうしを対戦。

    そういえば、誰もかまってくれない日は、バトル日和といいますものね。

                           2010年10月26日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.26

    聴診器のむこうに 先生似てるでしょ

    「先生に、似てるでしょ」
    おかあさんが指さす先には、3才の女の子が手に持つ、ストラップのお人形。
    うーん、なるほど、わたしそのものですね。
    ところで、今日の診察は、何をするんでしたっけ。
    2010年10月26日
    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.25

    聴診器のむこうに トカゲかも

    9才の男の子は、わたしのブログを見て、「これは、トカゲ」と断定します。
    頭の形と、尻尾の形に注目するとよいとか。
    男の子のバックパックには、トカゲの形の反射板が、あやしく光ります。
    トカゲ、イモリ論争は、まだまだ続きそうです。
    2010年10月25日
    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.24

    聴診器のむこうに 魔法のおばあちゃん

    2才のお嬢さんは、身体と同じくらいの大きさの「ごまちゃん」を持って登場です。

    女の子には、何でも買ってくれる「魔法のおばあちゃん」が、ついておられます。

    「おばあちゃんに、買ってもらったの?」と、尋ねますと、「ボクが、買いました」と、おとうさん。

    もうひとつ、かわいいぬいぐるみが欲しくなったとき、どうすればよいか、教えてあげましょうか。

    それは、買っていただい「ごまちゃん」を、大切にかわいがってあげること。

    そうすれば、「魔法のおばあちゃん」がごほうびに、ふたり目の「ごまちゃん」を買ってくださいますよ。

    きっと。

                           2010年10月24日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.23

    聴診器のむこうに 水色のぞうさん

    3才前の女の子は、「水色のぞうさん」と登場です。

    おさるや、くまさんが出没するニュースが続きますので、動物ものが気になります。

    「かわいいね」って、言いますと、肩にかけ直して、得意そう。

    その拍子に、ぞうさんは、大きく前後に歩きます。

    本物の「水色のぞうさん」が、街を歩いていると、大ニュースになるでしょうけどね。

                           2010年10月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.23

    聴診器のむこうに ワッペン貼って

    2年生の男の子は、机に貼っておいたワッペンが気になります。

    昨日(21日)クリニックで使った「I love いたやどクリニック」のワッペンです。

    男の子の胸にぺたんと貼って、編集長のもとに見せにいきました。

    編集長から、妹さんと、おかあさんの分のワッペンをもらって、男の子は大満足。

    「学校へ、貼っていくわ」と、宣言します。

    ありがとう、ボク。

    しっかりと学校で、いたやどクリニックの宣伝をしてくださいね。

                           2010年10月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.10.22

    聴診器のむこうに きれいにするのは

    予防注射に来られた年長さんは、幼稚園の服が泥だらけ。

    「年中さんが、綱を引っ張って、それで・・」と、教えてくれました。

    「ねえねえ、だれがこの服、きれいにしてくれるの」って、尋ねます。

    「えーっと、洗剤」

    なかなかの、名言です。

    でも、制服の側に洗剤を並べて置いても、きれいにはなりません。

    おかあさんへの感謝も、忘れないでくださいね。

                           2010年10月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.21

    聴診器のむこうに 大好きバイキンマン

    バイキンマン大好き2才児の、登場です。

    アンパンマンの絵本をもらっても、いつも見るページは、バイキンマン。

    真似て描く絵は、バイキンマンメカ。

    大きくなったら、バイキンマンさんに、もっと格好いいメカを考えてあげてくださいね。

                           2010年10月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.21

    聴診器のむこうに 完全制覇

    クワガタバトルの総合優勝は、N一家。

    9才、12才、15才の3兄弟です。

    その活躍が、専門誌に載りました。

    「第1回昆虫フィールド杯争奪戦」ヘビー級、無差別級を制覇です。

    でも注意しないと、お顔がクワガタに似てきますよ。

                           2010年10月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.20

    聴診器のむこうに なにかいるかなっ

    3才の女の子は、診察室が苦手です。

    泣き顔を変えようと、筒状のオモチャを手渡します。

    中をのぞいてみせながら、「ほら、うさぎさんが見えるからねっ」と、教えます。

    「うさぎさん、いるかなあ。」「オバケは、いるかなあ」と、遊びはじめます。

    泣き顔が、次第に笑顔に変わって、作戦は大成功。

    先生には、筒の向こうに、あなたの笑顔が見えましたよ。

                           2010年10月19日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.19

    聴診器のむこうに キリンさんどうぞ

    2才の女の子は、お皿にいろいろなものを入れて、給仕してくれます。

    お野菜のオモチャをいれて、「ハイ、どうぞ」

    キリンさんのお人形を、お皿に入れて、「ハイ、どうぞ」

    むむむっ、「おかしらつき」ですか。

    これは、何と豪勢なことですね。

    残念ながら、診察中ですので、試食は止めることにしましょう。

                           2010年10月19日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.18

    聴診器のむこうに 左手かまれてん

    3才の男の子は、診察室に入るなり、訴えます。

    「ひだりて、かまれてん」

    「エッ、赤ちゃんにかまれたん?」と尋ねます。

    「ひだりて、かまれてん」訴えが、続けます。

    おかあさんの説明では、保育所でかまれたとのこと。

    隣で寝ていたベビーカーの赤ちゃんの「無実の罪」は、晴れました。

    「ひだりて、かまれてん」

    部屋を出るまで、男の子の訴えは続きます。

    よほど、インパクトの強い出来事だったのでしょうね。

                           2010年10月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.10.11

    聴診器のむこうに ピカチュウ

    「おかあさんの顔に、ピカチュウ」

    5才の男の子が、大きな声をあげます。

    指でピカチュウを作って、おかあさんの顔に近づけて、遊んでいます。

    もう一度ピカチュウをリクエストして、「ハイ、ピカチュウ」

    どんな時でも工夫して、楽しめることは、とてもいいことですよ。

                           2010年10月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.11

    聴診器のむこうに ナナシカ

    9才の男の子は、ペットアレルギー。

    ワンちゃんやネコにさわると、蕁麻疹がでます。

    「先生、シカは大丈夫ですか?」と、尋ねられました。

    奈良公園に、遠足に行くとのこと。

    「おうちにシカを飼っていなかったら、たぶん、シカは大丈夫だと思うけど・・」と答えながら、ナナの顔を思い出しました。

    トナカイの角のかぶり物をナナにかぶせると、とてもよく似合います。

    奈良公園のシカは、とても人に慣れていて、お菓子を持っていると、集団で食べに近づきます。

    その中に、シカに変装したワンちゃんがいるかも知れないので、注意するようにお伝えしました。

                           2010年10月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.10

    聴診器のむこうに 空だけ

    新作ポケモンゲームは、表示の文字が選択できます。

    7才の男の子のDS画面は、かな表示。

    「なんで、漢字にしないの」

    ゲームに集中する時間で、少しでも学習的なことをと、おかあさんのウケをねらいます。

    「だって、かんじはまだ、空だけしか、ならってないもん」

    これには完敗。

    子ども目線のゴールは、まだまだ先のようです。

                           2010年10月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.09

    聴診器のむこうに 年齢詐称

    今日がお誕生日の男の子に、「何才になったの?」って、尋ねます。

    「5才」と、元気な声が返ります。

    もう一度カルテを見ると、どう計算をしても、今日で4才。

    年齢詐称は、芸能界に入ってからにしましょうね。

                           2010年10月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.08

    聴診器のむこうに くやし涙

    幼稚園の年長さんは、目のまわりが腫れています。

    運動会のリレーの練習で、いつもは一番。

    今日は転んでしまって、一番になれなかったとか。

    それで、くやし涙を流します。

    すりむいたお膝の絆創膏に、ナナちゃんの似顔絵を書きました。

    今度は、ナナちゃんのように、早く走れますように。

                           2010年10月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.10.07

    聴診器のむこうに おじいさんと犬

    6才の男の子のおかあさんから、笑い話をお聞きしました。

    歩いていると、毛がフサフサとした犬を連れたおじいさんに、出会いました。

    男の子は「さわってもいい?」って、おかあさんに尋ねます。

    おかあさんは、アレルギーのことを心配されて、「すぐに手を洗うのよ」と、注意されます。

    「急にさわると、びっくりして噛むかも知れないから、ゆっくりとさわらせてもらうのよ」と、付け加えられます。

    その上で、「さわっていいか、おじいさんに聞いてらっしゃい」と、言われます。

    男の子は、おじいさんに「さわってもいい?」と、お願いしました。

    おじいさんの答えは「いいよ」

    そこで、男の子は、おじいさんの「長いおひげ」を、さわらせてもらったとのことです。

    子ども目線のおかしさに、一同大爆笑しました。

                           2010年10月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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