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2010.09.20
聴診器のむこうに わたしはブラック
9月18日は、ポケモン新作DSソフトの発売日。
4年ぶりの完全新作のタイトルは、「ブラック」と「ホワイト」です。
2つのソフトは、微妙に展開に違いがあるそうです。
どちらを予約しようかと、考えあぐねているうちに、予約期間が過ぎてしまいました。
18日当日、外来をしていると、20才の男の子から電話がかかって来ました。
「先生、今、オモチャ屋で並んでいるんだけど、先生もソフトいる?」
ありがたい申し出です。
でも、お断りしました。
小児科外来の受付の方が、「予約券が余っていますよ」と言われていたのです。
おまけに18日の外来が終わった頃を見計らって、新作ソフトを届けてくださるというありがたい契約が成立したばかりでした。
わたしがお願いしたのは、「ブラック」のほう。
はくようポケモンの「レシラム」が登場します。
わたしのポケモン好きが、こんなに知れわたってしまうとは、少し恥ずかしいですね。
睡眠不足にならないように、ゆっくりと楽しむことにします。
2010年9月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.17
聴診器のむこうに アンキンマン
2才の女の子のTシャツがらは、アンパンマン。
でも、ちょっと待ってくださいね。
アンパンマンの顔は、バイキンマン。
バイキンマンの顔は、アンパンマン。
これでは、「アンキンマン」と「バイパンマン」になってしまいます。
人間が持つ、外面と、内面の二面性。
哲学的な深みを描いたTシャツですね。
2010年9月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.16
聴診器のむこうに 自由研究は
夏休みも終わり、「自由研究はなにしたの」って、3年生の女の子に尋ねました。
「・・・」
どう答えようかと考えている様子なので、助け船を出すことにしました。
「おかあさんが、何回『はやくしなさいっ』て言ったか、カウントするとか・・」
後ろからおかあさんが、「それやったら、朝だけで10回以上になるわ」とフォロー。
どこのおうちでも、同じ現象が見られるようです。
2010年9月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.14
聴診器のむこうに オチャラ系
7才と、5才の男の子と、ポケモン談義。
診察室に飾っているポケモンポスターの、名前のあてっこをします。
おにいさんに「あなたは、何系ポケモン?」と聞きますと、「ほのお系」
「すぐ、おこるから、モウカザルかな」っと、名付けます。
ポケモンは、タイプにより、「ほのお系」「みず系」「くさ系」などに分かれます。
「ところで、先生は、なに系ポケモンか知ってる?」と聞きますと、「・・・?」
「正解は、おちゃら系です。」
男の子は2度目の「・・・?」
西日が当たる診察室に、寒い空気が流れました。
2010年9月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.13
聴診器のむこうに 今度はぬけがら
6才のお嬢さんは、「せみのぬけがら」持参で登場です。
前回はダンゴムシでした。
「ムシ好きやねえ」と言いますと、「ミミズには、よわい」と答えます。
やったあ、わたしはミミズは大丈夫です。
目をむけると、首に聴診器を巻いています。
おもちゃと本物とのあいだバージョンです。
今から生物と人体の学習ですか。
どんな音が聞こえるのか、おしえてくださいね
2010年9月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.11
聴診器のむこうに シールがいっぱい
2才の女の子は、3人姉妹の末っ子。
おねえさんが採血をしましたので、お連れでシールをもらいました。
会計を待っている間に、あれれ、シールだらけ。
おでこにも、ほっぺにも、ひだりの腕にも、シールがペッタペタ。
好きなものは、後まわしにしないで、すぐに食べる子どもが、先生は好きですよ。
2010年9月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.11
聴診器のむこうに レディーの持ち物は
6才の女の子は、バッグから持ち物だして、机の上にならべます。
ノートに、鉛筆に、お財布に。
すぐにしまおうとするので、「もう一度、みせてよ」とお願いしますと、得意げな顔で、またならべはじめます。
恥じらいと、得意さとに、揺れ動く小さなこころ。
あなたはすっかりレディーです。
2010年9月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.11
聴診器のむこうに Gemini
二人定員のベビーカーに乗っているのは、5か月の男の子。
右手を口に入れて、のんびりモード。
申し合わせた様に、同じポーズを作ります。
おかあさんは、小柄でほっそりとした方。
みくらべて、生命の不思議さを感じました。
2010年9月11日いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.08
聴診器のむこうに 強いぞソフビ
3才の男の子の手には、大きな仮面ライダーカブトのお人形。
体長を測ると、33cm。
これは、かなり大物。
悪い人がやってきたら、エイヤーッと、守ってもらってくださいね。
2010年9月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.07
聴診器のむこうに ヨメ・アレルギー
親子で通われているおとうさんが、「ヨメ・アレルギーって、あるんですか?」と、奥さんの前で尋ねられます。
なんて恐ろしい質問なんでしょう。
医学的には、既婚男性のほとんどの方には、「ヨメ・アレルギー」が認められます。
わたしも重度の「ヨメ・アレルギー」のひとりですが、おとうさんは軽症だと診断しました。
なぜなら、「ヨメ・アレルギー」があるかどうかの質問は、わたしはおかあさんの前ではできません。
奥さんの前で質問できるだけ、まだ軽症の方と言えるでしょう。
「ヨメ・アレルギー」の症状は、たちすくむ、心臓がドキドキする、ご飯を作ってもらえなくなる、などの、生死にかかわる場合があります。
治療法は、ありません。
対症療法としては、ヨメの前では、ひたすら「したで」に徹すること。
好物をおみやげにするのも、効果的かもしれません。
ただ、同じ境遇にあるおとうさん方と、仲良くなれることは、いいことかも知れませんね。
2010年9月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.06
聴診器のむこうに ジャイアンツ
アメリカに5年住んでおられた男の子が、帰国され、受診されました。
まずは、向こうで受けられていた治療を確認。
見せていただいた軟膏は、60gのステロイド。
日本で使われているのは、5gのものが標準です。
さすがは、アメリカ。
60÷5=12倍のジャイアンツ版。
思わず写真を撮らせていただきました。
2010年9月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.05
聴診器のむこうに あたまにタオル
中学2年生の男の子は、水泳部。
野球部やサッカー部の子どもが、グラウンドで走り回っている時に、水の中。
「いいね、冷たくて」と言いますと、「お湯みたいやで」
「それやったら、タオルと石鹸を持って入ったら」と楽しい会話。
帰り際にもう一度、「頑張って温泉に入ってくださいね」と励ましますと、「えっ、プールです」
2010年9月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.05
聴診器のむこうに ごちそうさま
6才の男の子は、喘息の吸入が終わると、大きな声で「ごちそうさま~」
看護師さんが「おいしかった?」と尋ねます。
礼儀正しいけど、少しは違う日本語に、「なるほど、そういう使い方もあるんだ」と、妙に納得しました。
2010年9月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.05
聴診器のむこうに ゆっくりダラダラと
3年生の男の子に、夏休みに楽しかったことを尋ねました。
「おもしろいことない。」と答えるその後ろから、おかあさんが「萩と津和野に旅行したんですよ。」と、話を引き取られます。
「でも、すぐに旅館に行こう、行こうと言うんです。早く旅館に行って、お風呂に入って、ゆっくりしたいと言うんです。」
おとうさんひとりが、走り回っておられたとのこと。
男の子に尋ねると、「家が一番、クーラーをかけて、ゆっくりして、ダラダラが好き。」
本当に気持ちを込めて答えるので、おかしくなりました。
2010年9月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.05
聴診器のむこうに 動物園前では気をつけて
9才の女の子の服装は、しまうま模様のワンピース。
「動物園の近くでは、気をつけてね。うちのシマウマが逃げたと思われて、つかまえられると困るから。」と注意しました。
「でも先生、この服、高かったんですよ。メゾピアノって書いてあるでしょ。クマの絵がポイントなんです。」と、おかあさんが言われます。
あまりの高級品に、しまうまの冗談は、吹っ飛んでしまいます。
帰って子どもに写真をみせると、「わたしには、あわないから」と、COOPさんのお安いもので十分なよう。
まずは、財布を押さえて一安心しました。
でも、何ごとも先行投資が大切です。
ファッションのセンスが育って、アパレルメーカーの社長さんになるかもしれませんよね。
2010年9月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.09.03
聴診器のむこうに シラン怪獣
5才の男の子が、お気に入りの怪獣を持ってきました。
クリニックのおもちゃ箱の恐竜と戦わせます。
「どっちがつよいの」って聞きますと、自分の怪獣を指さします。
「名前はなんていうの」と尋ねますと、「シラン」
「えっ、シラン怪獣。」
おとうと君の負荷試験の後で、もう一度名前を聞きますと、やはり「シラン」
シラン怪獣に決定です。
2010年9月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.08.29
聴診器のむこうに 日傘をさして
13才の男の子は、サッカー部員。
真夏の炎天下も、練習です。
「グラウンドは、日陰がないから、大変だね」
「そうだ、日傘をさしながら、サッカーをしたら」と提案しました。
暑いときには走ると汗をかくから、走ってはいけないサッカールールを作るとか、いろいろと工夫してくださいね。
2010年8月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.08.27
聴診器のむこうに じょうずに「お手」
女の子に「かしこいねえ、何でもできるねえ。じゃ、お手」っと言うと、「いぬみたいやんか」と言いながら、「お手」をしてくれます。
先生は、冗談におつきあいしてくれる子どもが大好きですよ。
今度来られたときは、お返しに、先生がお手をしますからね。
忘れないで「お手」って、言って下さいね。
2010年8月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.08.22
聴診器のむこうに 焼きペンギン
1年生の男の子は、家族みんなで天王寺動物園に行きました。
「動物さんはみんな、動かなかったでしょ。」と尋ねますと、「うん」
「あれって、ほんとうはお人形なンよ。本物のゾウやキリンは、クーラーのきいている部屋に入って、ジュースを飲んでるンよ」と教えてあげます。
男の子は目を丸くして、宙を見つめて、ことの真偽を確かめます。
調子に乗って、「ペンギンさんは、暑くて、焼き鳥になってなかった?」と尋ねます。
こちらの方はすぐに真偽の仕分けがついたのか、「なってなかった。」と断定的な答えが返ります。
何ごとも、ほどほどがよろしいようで・・。
2010年8月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.08.19
聴診器のむこうに 明日は海水浴
7才の男の子は、明日から海水浴。
「サメがくるかもよ」って、言いますと、「網が張ってあるから、大丈夫」と答えます。
「でも、かしこいサメは、網のチャックを開けて入ってくるから、気をつけてね」と、言いますと、「・・・」
顔も身体も、こわばります。
「楽しんできてね」と診察室から送り出しましたが、バイバイをする手も、少しうつむき加減でした。
2010年8月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏