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2010.03.21
散歩のたのしみ 黄砂情報
嵐が通り過ぎた朝、いつもより遅くお散歩に出かけました。
近所のお庭の木蓮を見上げると、一晩のうちにつぼみがふくらみ始めています。
いつもなら、春の日差しを送りつける太陽が、今朝は元気がありません。
黄砂かも!
帰ってニュースを見ますと、20日夜遅くから黄砂が飛来するという予報です。
黄砂は、遠く中国の砂漠地帯から運ばれてきます。
ネットのWikipediaを調べますと、「黄砂の粒の大きさは0.5µm(マイクロメートル) – 5µm(=0.0005mm – 0.005mm)くらいで、タバコの煙の粒子の直径 (0.2 – 0.5µm) よりやや大きく、人間の赤血球の直径 (6 – 8µm) よりやや小さいくらい。」と書かれています。
黄砂の日には、花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギーが悪くなると言われています。
飛来するうちに、いろいろな化学物質を身にまとうからではないかという説が有力です。
お散歩にも、マスクが必要な季節になりました。
2010年3月21日
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2010.03.16
散歩のたのしみ 輪ゴムの微笑み
ナナと歩いていると、不思議なものが落ちています。
はじめは、おもちゃのクルマに見えました。
つぎに、小さな女の子の顔に見えました。
ナナに「おもしろいよ」と教えてみるのですが、興味はなさそう。
素通りするのを引き留めて、写真に残しました。
後日、同じ道を通りましたが、やはり女の子が笑っています。
何かの袋を閉じる役目を終えたあとも、出勤前のわたしを楽しませてくれます。
2010年3月16日
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2010.03.15
散歩のたのしみ 忘れないでね
お散歩の通り道、豆柴のアンちゃんとはすっかりとなかよしになりました。
カシャカシャとハーネスの金具の音をならしながら、お庭の柵越しに近寄ります。
今日のハーネスは、しぶいARMY柄。
お菓子をあげようとすると、おすわりをします。
おかあさんの後ろでは、ナナとハッちゃんもおすわりをします。
「忘れないでね、わたし達の分も、残しておいてくださいね」
2010年3月15日
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2010.03.10
散歩のたのしみ 春はまだ
窓から外を見ると雪まじりの雨。
水分が多いので、地面に着くとすぐに溶けてしまいます。
でも、柔らかい土の上や草の上は、ほんのりと雪化粧。
下の公園の砂場にも、雪が積もります。
ナナちゃんは雪なのか雨なのか微妙な空模様に、喜んでよいのやら悲しんでよいのやら、とまどいながら立ちすくみます。
北区の春はもう少し先になりそうです。
2010年3月10日
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2010.03.03
散歩のたのしみ キュイン
雨あがりの朝は、お散歩もラッシュ時を迎えます。
四つ角のむこうには飼いイヌが、「ウー、ワン。」
右手には、大きな黒いイヌが、「ウーッ、ウーッ。」
二匹を避けようと、急いでカーブを切りますと、足元で「キュイン。」
ハッちゃんの足を踏んでいました。
以前なら興奮して、前後見境なくお尻や脚をガブリとしましたが、尻尾を下げてトボトボと歩きます。ゴメンね、ハッちゃん。
夜にこの話をして歩いていますと、子どもの足がわたしの足の上に。
「キュイン。」
故意か偶然なのか分かりませんが、早くあなたの足をのけてくださいね。
2010年3月2日
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2010.03.01
散歩のたのしみ 草木萌え出ずる日
今日から、やよい3月。
春の始まりです。
七十二候では「草木萌え出ずる」日。
北側の緑道の水仙の花が、ようやくふくらみ始めました。
日当たりのよい南側の梅の木は、今が満開です。
遠くで鶯も、ホーホケキョとフルバージョンで鳴いています。
三寒四温という四文字熟語どおり、お天気が不安定な日が続きます。
体調をくずされないように、お気をつけください。
2010年3月1日
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2010.02.24
散歩のたのしみ 霞はじめて棚引く
今日は、七十二候の「霞はじめて棚引く」
暦通りの朝となりました。
坂の上は、かすみにけぶります。
公園の木々も、どこか幻想的。
遠くの山々は、雲の上に浮かぶ島のよう。
いつもより念入りのお散歩。
すっかりと時間を忘れ、ナナとハッちゃんに「ご飯はまだ?」と、しかられました。
2010年2月24日
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2010.02.21
散歩のたのしみ うぐいすいろ
ひさしぶりによく晴れた暖かな朝。
家族みんなで、お散歩に出かけます。
しばらく歩くと、うぐいす色の鳥が木々を渡り歩きます。
その鳴き声は、まだ発売前なのか聴かれませんが、愛らしい姿を収めようとカメラを構えますと、次の枝に移ります。
追いかけて数歩移動しますと、また次の木の枝に跳び移ります。
「ハッちゃんを連れてると、無理やで」と言われて、視線を下に移すと前から他者のイヌ。
ベストショットを得られないままに先を急ぎました。
帰ってインターネットのWikipediaを調べますと、「うぐいす」はうぐいす色ではなく、鶯茶。うぐいす色の鳥は、「めじろ」ということで、写真をお借りしました。
庭の隅に目を向けますと、梅が咲き始めていました。
今年の春は、こうして我が家にやってきました。
2010年2月21日
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2010.02.19
散歩のたのしみ どこのだあれ
雨上がりのおすもう公園。
いくつもの足跡が、凍りついています。
ハッちゃんはそれが不思議で、しきりににおいを嗅いで確かめます。
「どこのどなたか存じませんが、しっかりと調べさせていただきます。」とクンクンクン。
ボール探しにはめっぽう強いハッちゃんですが、探偵業は今ひとつ。
おしっこをかけて、業務終了となりました。
2010年2月19日
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2010.02.18
散歩のたのしみ 霜柱ナナちゃん
寒い日が続くと、小さな発見が続きます。
今日は霜柱、上の公園の芝生広場に行きますと、土草を押しのけて霜柱が立っています。
4cmをこえるでしょうか。写真を撮ろうとカメラを取り出していますと、ナナが霜柱を踏もうとします。
「そんなことしてないで、早く帰ってご飯にしてよ。」という声が聞こえます。
ナナちゃん、霜柱をみて感動しない子は、えらくなれないですよ。
2010年2月18日
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2010.02.15
散歩の楽しみ 一日1万歩
歩数計を買い、数年前からその日に歩いた歩数をパソコンに入力しています。
ただ、入力するだけだと意味もありませんので、昨年の9月からは一日平均1万歩をめざして歩くことにしました。
3か月間で100万歩近くになりましたので、新年からは平均ではなく、一日1万歩以上に目標をグレードアップしました。
ウイークデイはクリニックに出かけますので、ゆとりで達成するのですが、休日は大ピンチ。
夜になり、足りない歩数分は家の中をウロウロと歩き、歩数を稼ぎます。
しかし、先日は夜の散歩の後も6000歩しか数字が出ていません。
家の中を歩くという姑息な手段では、とうてい1万歩達成は危うくなりましたので、再度ハッちゃんを散歩に連れ出しました。
散歩が大好きなハッちゃんは、しっぽを振って大喜び。
しかし、坂道を避けて家のまわりの平坦なところをグルグルと回るだけのお散歩ですので、次第に飽きて不機嫌になりました。
ハッちゃん、わたしの健康維持には、あなたの協力がかかせません。これからも無理なお願いを聞いてくださいね。
2010年2月15日
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2010.02.11
散歩のたのしみ 一番水仙
休日の朝、いつもよりゆっくりと起きだしますと、「おとうさん、ナナがおとうさんのカバンの中を食べとるで~」という子どもの声。見ると、ナナがわたしのカバンに肩までからだを突っ込み、何やら探しています。
昨夜、居酒屋さんで、食べ残ったお肉をビニール袋に入れ、カバンの中に持ち帰ってきたのを思い出しました。
「なになに、いいにおい」というナナを、とりあえずはお散歩に連れ出します。
吐く息が少し白く見える寒い朝。ナナは、早く帰ってお肉を食べたいそぶり。
緑道を上の公園の方に歩いていきますと、日当たりのよい場所の水仙が、咲きはじめています。
写真を撮ろうとしますと、「はやく、はやく」とナナがリードを引っ張ります。
ナナちゃん、あなたはやっぱり「花より、お肉」なのですね。
2010年2月11日
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2010.02.07
散歩のたのしみ 銀色のベンチ
今朝も冷え込みが強く、公園のベンチには霜が降りていました。
朝日に低く照らされて、銀色に輝いています。
ハッちゃんはいつもと違う様子に、不思議そう。
「冬は、つとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも。」
枕草子の一節が思い出される朝になりました。
2010年2月7日
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2010.02.06
散歩のたのしみ 雪の影
家を出ると急に雪模様となり、あたり一面白い世界に。
ハッちゃんの背中にも雪が積もり、雪見大福のようになりました。
公園に着くと、日が照りだし、薄く積もった雪は見る見る消えていきます。
ベンチの影になった所だけが、白いままで取り残されていました。
地面に描かれた不思議な模様を、パチリ。
今年一番の寒い日となりました。
風邪などひかれないように、ご注意ください。
12010年2月6日
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2010.02.02
散歩のたのしみ ふしぎな樹
少し遠くにある大どんぐり公園まで散歩に出かけたときのことです。
薄明かりの中で、並木の一本から枯れ葉が落ちてきます。一枚また一枚とその数は増えていきます。真冬のことですので、枯れ葉が落ちるはずもなく、確かめに近づこうとすると、落ち葉が急に舞いあがります。
10数羽の小鳥が、地面のえさを食べようと舞い降り、また飛び上がったと気づくのに、少し時間がかかりました。
まだ薄暗い夜明け時間でしたので、樹が、自分の意志で動いたかのように思えました。
ハッちゃんと坂道を降りてくると、遠くのやまの端から朝日が昇るところに出会いました。
あまりの鮮やかな赤い色にありがたく、今日一日が良い日でありまようにと願いました。
後日ある本を読んでいますと、「落花枝にかえると見れば胡蝶哉 守武」という詩が紹介されていました。「桜の花がはらはらと散っている。そのひと片が枝に帰るのかと思ったら、なんと胡蝶であった。」という意味だそうです。荒木田守武は、1473年の生まれ。
わたしが経験したふしぎな樹に似たおどろきは、500年以上前の人が体験していたのかと思うと、また散歩が楽しくなりました。
2010年2月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.01.31
散歩のたのしみ ドッグシック
東京での研修会に出席するために、東京タワーの近くのホテルに泊まりました。
朝食を食べたあと、1時間ぐらいかけて散歩を楽しみました。
東京タワーのまわりをぐるりと一周し、いろいろな角度から写真をとりました。
昭和33年誕生とのことですから、人間ならだいぶくたびれる年におなりでしょうが、いやなかなか立派にそびえ立っています。
芝公園までくると、ベンチに座り若い男の人がパンを食べています。その前で、白いワンちゃんがパンを欲しそうにしきりに合図を送っています。
ナナを思い出し、近寄ろうとしましたが、変な人と間違われても困りますので、通り過ぎました。
朝の散歩は、やはりナナやハッちゃんと一緒に歩くのが一番です。
ホームシックならず、ドッグシックの朝になってしまいました。
2010年1月31日
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2010.01.25
散歩のたのしみ 不思議な足跡
寒い朝は、車のフロントガラスも凍りつきます。
子どもの登校に合わせて、フロントガラスに少しいたずらをしました。
手のひらで霜を溶かして、肉球(動物の足の裏のやわらかいところ)を描きます。それも15cmくらいの特大サイズのものを。
子どものお友達が登校時に見つけて、「おじちゃん、これなにっ」と聞きました。
「さあ・・」と首をかしげてみせると、「えーっ」と素直に驚いてくれました。
寒い朝には、不思議な足跡が見つかることがあります。
早起きをしたら、探してみてくださいね。
2010年1月25日
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2010.01.23
散歩のたのしみ⑤ 冬のスイカ
今夜は月齢7.8日。冬空に半分姿のお月さまが昇っています。
子どもが「黄色いスイカみたいだね、おとうさん」と言いますので、「上半分は誰が食べたんやろ?」と答えました。
子どもは、しばらく考えていましたが、「だれがたべたんやろ・・・」
その時、ハッちゃんがネコを見つけて急に走り出します。
気持ちは天空から地上へと急転回。
ふゆ 真っ盛りです。
2010年1月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.01.22
散歩の楽しみ④ 朝のあいさつ
愛犬とお散歩をしながら困ることがあります。
向こうから同じようにワンちゃんを連れた散歩姿を発見しますと、すれ違うときにケンカをしないかとドキドキします。どこですれ違えば良いのかと素早く頭を回転させます。
一歩一歩と近づくごとに、高まる緊張感。足元のハッちゃんは早くも戦闘モードです。
そんな時、「おはようございます」とあいさつをされますと、急に緊張感は溶け出します。飼い主さんとワンちゃんとを見比べて、目のところが似ているなっ、歩き方もそっくりだなっと楽しむ余裕もうまれます。
今度お会いするときには、私の方から先に「おはようございます」と声をかけようと思います。
朝の散歩には、ドキドキ感とホット感と、いろいろなドラマが待っています。
2010年1月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2010.01.21
散歩の楽しみ③ 霧の朝
夕方からの雨も小降りになり、霧の朝となりました。
数日前まで、歩くとシャリシャリと霜の音がしていた土道も、今朝はしっとりと柔らかく、
じゅうたんの上を歩くよう。
ナナとハッちゃんの足取りも心なしか軽やかです。
土曜日から体調を崩してお休みしていた子どもが、数日ぶりに今日から登校しました。
元気で学校に通ってくれること。親の一番の願いです。
2010年1月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏