カンガルーの小部屋

2022.10.23

クリニックだより 8波に備えて

10月22日医師会主催の「新型コロナ研修会」に出かけました。

ひさびさの対面参加

講師は、神戸市保健所の中村先生

神戸中央市民病院感染症科の土井先生

統計資料を基に、第7波までの特徴と、

起こりうるであろう第8波への対応を解説されます。

2時間半あまり、いろいろな面で整理がつき、有意義な研修会でした。

2022年10月23日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.22

カンガルーの本棚 良かれと思う一言が

出口保行さんの「子どもを呪う言葉、救う言葉」(SB新書)を読みました。

罪を犯した少年の更生を願い、心理分析に関わられてきた著者の子育て論

「みんなと仲よくしてね」「早くしなさい」「頑張りなさい」「何度言ったらわかるの」

忙しい子育ての道のりで、親の口からついでてしまう言葉

その一言が、子どもをひどく傷つけることがあります。

良かれと思う言葉が、なぜ子どもを傷つけるのか

著者は豊富な臨床体験から、その謎に迫ります。

読み終えてしまえば、ごくあたりまえのこと

子育ての基本は、子どもの気持ちの今を深く観察し、

親の願いではなく、子どもにとって本当に良かれということなのかと考えて

育てていくことかも知れませんね。

2022年10月22日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.21

聴診器のむこうに なめたらあかん

6才の男の子は、手首がかゆいといいます。

「おかあさんに、なめてもらったら なおるかもよ」と助言しますと

「なめたらあかん、なめたらあかん」と歌いだします。

さすが関西風のツッコミ。

ナイスですね

2022年10月21日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.20

聴診器のむこうに 眠れなかったよ

11才の男の子は、自然学校から帰ったばかりです。

とっても楽しかったそうですが、眠れなかったとのこと

「どうして、」と心配して尋ねると

しばらく考え込むので

「母さんと離れて寝たから、寂しかったんでしょ」と言うと、

「ちがうわい」と即答されます。

「早く寝なさいって先生に言われたけど、友だちと話してて・・」

なるほど、交友関係を深める取り組みをしたのですね。

でも、本当は寂しかったんじゃないかな

2022年10月20日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.19

カンガルーの本棚 ニャンコ名探偵

西條奈加さんの「猫の傀儡」(光文社文庫)を、読みました。

傀儡とは、あやつり人形、かいらいのこと

江戸時代、お蚕さんや米蔵をネズミから守るために、

ネコが大切にされていました。

ネコの社会を守るために、選ばれたネコが傀儡師となり、

あやつった人の助けをかりて、次々と起こる事件を解決します。

主人公のミスジと呼ばれる傀儡ネコには、人の言葉が分かりますが、

人には、ニャーっという鳴き声にしか聞こえません。

さて、傀儡ネコは、どんな方法で人に気持ちを伝えるのでしょう

ネコ社会の描写がとても愉快で、

思わずわたしも、ニャーっと鳴いてしまいます。

2022年10月19日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.18

聴診器のむこうに 重い荷物をせたろうて

15才の男の子のカバンは、LLサイズ

お願いして重さを図ると、8.1Kg

背負いひもは、おかあさんが選んだ特注品

看護師さんと、かわりばんこに背負います。

ずっしりと肩に来る重さ

勉学も苦行のひとつですね。

2022年10月18日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.17

聴診器のむこうに ポイントデー

8才の男の子に、「今日さいけつしようか」と提案すると、

「いやいや、次にして」と言われます。

そこで、「今日採血すると、ポイント3倍の日だから、

クリスマスのプレゼントがランクアップするよ」と教えると

おかあさんが、「ポイントデーの日は、お買い物を多い目にするでしょ」

それを聞いた男の子は、

「買い過ぎて、くさらせてしまうでしょ」と反論します。

採血までの道のりは、遠そうです。

2022年10月17日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.16

聴診器のむこうに お兄さんのマネをして

1才半の男の子のマイブームは、物を投げること

おさじや食べ物を投げては、母を困らせます。

高校生と中学生のお兄さんは、背が高くてバスケ部です。

もしかして、お兄さんのマネをしてるのかな。

ボールを渡して、ゴミ箱にうまく入ればほめてあげましょう

食べものを投げた時は、スルーしましょうと助言します。

しっかりと練習して、NBA選手を、めざそうね

2022年10月16日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.15

聴診器のむこうに 今日は何の日

9才の男の子が わたしに尋ねます。

「先生、今日は何の日か知ってる?」

「えーっと、焼いもの日かな」と答えると

「ブーッ、鉄道の日でした。150周年の日です」と教えてくれます。

ここで話が終わらないのが、わたしのいいところ

「そうだった、先生が小学生の時に、はじめて汽車が走ったんだ」と答えると、

尊敬のまなざしで見つめられます。

そうです、先生のお年は150才以上。

昔のことは、みんな知っていますよ。

2022年10月15日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.10.14

聴診器のむこうに 安価なアンカ

運動会のシーズンです。

11才の男の子は、リレーのアンカーを勤めます。

「アンカって、タドン(炭団)を入れて、暖をとるやつかな」と尋ねても

「なに言ってるのか、わかんないんですけども」状態です。

その昔、寒さしのぎには電気アンカではなく

タドンを火おこしした「安価なアンカ」が使われました。

意味わかんないダジャレに、診察室に寒い風が吹きあれます。

2022年10月14日

いたやどクリニック 木村彰宏

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