カンガルーの小部屋

2021.07.31

聴診器のむこうに セミの絵競争

13才の男の子は、昆虫に夢中です。

セミの絵を描こうということになり、

まず わたしが描くと、どう見てもテントウムシ

男の子は、観察したばかりのセミを描き上げます。

勝敗は誰の目からみても、明らかです。

学生の時は、美術の成績は良かったのになあと

昔を懐かしみました。

2021年7月31日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2021.07.29  (58)

2021.07.30

カンガルーの本棚 人生のあと半分

鎌田實先生の「ミッドライフ・クライシス」(青春出版社)を、読みました。

仕事や育児で頑張って走り続けてきた方が、

中年期にさしかかり、心身のバランスを崩してしまう危機。

鎌田先生は、ご自身の体験から危機を乗り越えて、

人生の後半戦に向かう処方箋を示されます。

いたやどの井戸書店の森店長さんに勧められ手に取った一冊ですが、

自分自身を振り返る、良い機会になりました。

2021年7月30日

いたやどクリニック 木村彰宏

811LjLsDKDS

2021.07.29

聴診器のむこうに ネットでバズリ

22歳のアニメクリエーターさんが

お約束の原画を持って来てくれました。

ファイルにはさんだ数枚の作品の中から

1枚を選び、診察室用にと、プレゼントしてくれます。

ネットにあげると、数万件リツイートした大切な作品とのこと。

クリニックの名物が、一つふえました。

ありがとうございます。

2021年7月29日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2021.07.28  (8)

2021.07.28

かんがるう目線 歓声の影に

テレビをつけると、どのチャンネルもオリンピックの競技中継一色

朝のニュースでは、他のニュースはそっちのけで

日本人選手の活躍が、くりかえしくりかえし放映されます。

アスリートの方たちが この日のために

どれだけの汗と涙を流されてきたのかと思うと、胸が熱くなります。

しかし、どこかで冷めた気持ちでいるわたしがいます。

この大会を開いていただいてありがとうと言う、感謝の言葉の裏側に

心ならずも新型コロナに感染し、命を絶たれたひと、後遺症に苦しむひと

生計が成り立たなくて困窮しているひとの姿を思い浮かべます。

そのひとたちが、これまでの人生で流した汗や涙のことを思います。

メダルを取ったアスリートの人生と、

市井の人々の人生との価値を比べることはできません。

現実にはメダルのひとつの重さに比べて、

ひとひとりの命の重さが、ないがしろにされているように思えてなりません。

どの命も、どの汗や涙も大切です。

テレビ越しに聞こえる解説者の絶叫に負けないよう、

コロナ感染で苦しむ人の小さな声に、耳を傾けたいと思います。

2021年7月28日

いたやどクリニック 木村彰宏

istockphoto-1219145772-612x612 OIP (4)

2021.07.27

クリニックだより いやがられて

7月27日、神戸市の1才半健診に出かけました。

言葉の早い子ども、ゆっくりな子ども

おとなしい子ども、動きが多い子ども

お菓子が大好きな子ども、白ご飯しか食べない子ども

中でも印象にの残ったのが、ベトナムの女の子です。

仲よくなろうと、スマホの翻訳アプリに

「こんにちは、こんにちは」と吹き込んで翻訳し

女の子の耳元に近づけます。

喜ぶかと思いきや、女の子は手で払いのけます。

こうして、国際交流は失敗に終わりました。

2021年7月27日

いたやどクリニック 木村彰宏

1581

2021.07.26

7+8= がくぶちすすめさん

おそらを みると

ちゅんちゅんすずめさん

かんばんの あとに とまってます。

がくぶちのなかの えの ように

すました おかおで とまってます。

おとうさん はやく はやく

おしゃしんの チャンスですよ

2021年7月26日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2021.07.25  (13)

2021.07.25

カンガルーの本棚 あたたかい心に

鎌田實先生の「相手の身になる練習」(小学館Youth Books)を読みました。

鎌田先生は、諏訪中央病院で働かれていたお医者さん。

そして、日本や世界中を駆け巡りボランティア活動を続けれているお医者さんです。

題名から想像して、どんなに教訓的なことが書かれているのかと思っていましたが、

数ページを読むうちに、先生のさりげない一言の奥に、深い悲しみと喜びとが詰まっていることに気づきました。

上から目線の教示ではなく、わたしの心をゆさぶる平易な体験の数々

若い人にと書かれた本ですが、今のわたしにこそふさわしい著書だと思いました。

今年一押しの1冊です。

大勢の方のお手にふれることを、心から願っています。

2021年7月25日

いたやどクリニック 木村彰宏

61vxdreXSIL

2021.07.24

聴診器のむこうに 未来はスターに

10才の男の子は、仮面ライダーに夢中です。

診察が終わると、カバンからフィギュアを取り出して、

ライダーキックの形に仕上げます。

今のうちに、キックの形をしっかりとおさらいして

めざそう、仮面ライダーのスターを

2021年7月24日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2021.07.17  (37)

2021.07.23

カンガルーの本棚 B面のはじまり

重松清さんの「ハレルヤ」(新潮文庫)を、読みました。

主人公は、学生時代バンドを共にした5人の男女

中年にさしかかり、思う通りの人生を歩めない彼らが

キヨシロ―の死をきっかけに、かかわりを開会します。

CDが標準となる前のレコードには、A面とB面とがありました。

人生のB面を演じ始める彼らの人生に

ハレルヤと作者は祝福を送ります。

2021年7月23日

いたやどクリニック 木村彰宏

714W+WzUWpS

2021.07.22

聴診器のむこうに ゾウとリス

11才と9才の兄弟は、おニューのTシャツ姿

わたしの大好物の、動物の図柄です。

おにいさんは、ゾウ

いもうとさんは、リス

「なぜゾウとリスにしたの」って尋ねると、

おにいさんは、「黒っぽい服がすきだから」

いもうとさんは、「うさぎが一番だけど、家にあるから

うさぎの次に リスが好きだから」と、微妙な答えです。

今日は血液検査の日だったので、

どうにか選んでもらったゾウさんの感謝のかわりに、

「大丈夫だゾウ」「なんともないゾウ」と

励ましてあげることにしました。

2021年7月22日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2021.07.19  (36)