カンガルーの小部屋

2022.08.24

聴診器のむこうに どっこも行かなかったよ

年長さんの女の子に尋ねます。

「夏休みは、どこか楽しい所に行ったかな?」

女の子は、「どこにも行かなかった」と答えます。

暑さと、コロナでどこにも行けないんだと思っていると、

「USJ 行ったでしょ、ブドウ狩りにも行ったし」と

おかあさんから注が入ります。

1週間前の楽しいことは、もうすっかり過去のことなんですね

もうすぐ、新学期がはじまります。

元気で、いってらっしゃい。

2022年8月24日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.23

カンガルーの本棚 山奥の村で

伊吹有喜さんの「なでし子物語」(ポプラ文庫)を読みました。

家族の愛情に恵まれない耀子

山奥の生活で出会った、立海

ふたりは、自分を消すことで生き延びようとする同類である事に気づきます。

自立とは、顔をあげて生きること

自律とは、美しく生きること

全3巻からなる、大河小説の1冊目

幼いものが、大きな流れに押し流されていく時代にあらがいながら、

遠くにちいさな灯をみる思いがする小説です。

2022年8月23日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.22

カンガルギー情報 やわらかい心

8月20日 食物アレルギー・ヤングミーティングに参加しました。

食物アレルギーがある、中学・高校・大学・社会人の若者が、

WEBであつまり、気持ちを伝えあいます。

食事に誘われたとき、外食する時に気をつけている事など、

失敗を交えた体験談をお聞きする中で、

彼らのたくましさを感じます。

秋からも、WEBを使ったミーティングを行いたいと思います。

2022年8月22日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.21

クリニックだより まだまだコロナ

8月21日 休日急病診療所にでかけました。

完全予約制の受付は、9時開始と同時に満員に

乳児さんから、中学生まで

発熱、頭痛、喉痛、咳、腹痛

検査をすると、高率でコロナ陽性に

コロナは、まだまだ収まりそうにもありません。

2022年8月21日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.20

カンガルーの本棚 蓮の花のすがた

西條奈加さんの「大川契り・善人長屋」(新潮文庫)を読みました。

囚われの身となった母と娘

恐怖を共にする中で、母は娘に自分の過去をはなし聞かせます。

貧しい幼い時、そして天下をわが手にした娘時代

絶望の中、夫との出合い救われていく

家族の絆が、強く胸を打ちます。

真夏の夜半に読み終えると、自身の昔の出来事が思い出されます。

2022年8月20日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.19

聴診器のむこうに ぶちハイエナ

16才の男の子は、水泳部

暑い中の練習も、ほかの部活の子らからは、うらやましがられています。

ただ、日焼けで背中は「ぶちハイエナ」

承諾を得て、学術写真を撮らせてもらいました。

2022年8月19日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.18

カンガルーの本棚 正義とは

西條奈加さんの「閻魔の世直し」(新潮文庫)を読みました。

大江戸で次々と起こる、裏社会の親玉の死

「閻魔組」と称する一味が、世直しを始めたとの瓦版がまかれます。

江戸と令和という時代は違えども、

正義の名に置いて他人を誅する人心は、おなじ根を持っています。

「社会の病理を無視して厳罰化を進めても、果たして効果はあるのだろうか。」

末國善己氏が本書の解説に寄せる一文に、大きくうなづきます。

2022年8月18日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.17

聴診器のむこうに おかお車

2才の男の子は、ゆで卵の負荷試験。

たまごだけでは食べないかもと、おかあさんがおにぎりを作ってくれました。

ふたを開けると、かわいいお顔のおにぎりが二つ

「それ、顔じゃなくって、車なんです」と、おとうさんの注が入ります。

タッパーをくるりと回すと、なるほどこれは車です。

さあ、おにぎり車に乗って、ゆで卵を食べてくださいね。

2022年8月17日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2022.07.08  (13) 夏2022.07.08  (12)

2022.08.16

カンガルーの本棚 いい人の影に

西條奈加さんの「善人長屋」(新潮文庫)を読みました。

大江戸は深川にある長屋の別名は「善人長屋」

その実態は、裏社会につながる悪党が住む長屋です。

そこへ、本当の善人が迷い込むことから始まる物語。

それぞれの特技を生かしながら、ふりかかる問題を解決していく痛快さ

新しいタイプの時代劇に、ワクワクします。

2022年8月16日

いたやどクリニック 木村彰宏

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2022.08.15

聴診器のむこうに なんて言ったかな

8才の男の子は、床で転んで、膝に青いあざ

「床が、なんて言ってたか、わかるかな」と問いかけると

「?・・・」

「いた~ だよね」と、朝から強烈なギャグを放ちます。

今日も全力で外来をはじめます。

2022年8月15日

いたやどクリニック 木村彰宏

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