聴診器のむこうに 禰津雄くん
4才の男の子の後ろに、1才まえの妹さん
テレビのニュースで見たばかりの言葉かけをします。
「知ってる。鬼滅の刃の炭次郎は、妹の禰津子を守ったんよ」
「おにいちゃんも、妹さんと仲良くして、やさしく守ってあげてね」
とお話すると、
「妹じゃなくて、男の子なんです」とおかあさんの声
失礼しましたと謝りながら、
「えっ、男の子なの」っと、あらためて下のお子さんの顔を見直しました。
2021年1月20日
いたやどクリニック 木村彰宏
4才の男の子の後ろに、1才まえの妹さん
テレビのニュースで見たばかりの言葉かけをします。
「知ってる。鬼滅の刃の炭次郎は、妹の禰津子を守ったんよ」
「おにいちゃんも、妹さんと仲良くして、やさしく守ってあげてね」
とお話すると、
「妹じゃなくて、男の子なんです」とおかあさんの声
失礼しましたと謝りながら、
「えっ、男の子なの」っと、あらためて下のお子さんの顔を見直しました。
2021年1月20日
いたやどクリニック 木村彰宏
柳美里さんの「JR上野駅公園口」(河出文庫)を、読みました。
主人公は、上野の山にテントを張り生活する初老のホームレスの男性
故郷の福島県から、出稼ぎの日々を送り
愛息に先立たれ、妻を亡くし
運がない 運がないと 言われ続け
ふるさととの縁を切り、上野の山にたどりつく
雨の日は眠れず、山狩りの日は、住まいをたたみ
生きている人の数にも数えられず
この社会の動きの中で取り残され、苦渋にあえぐ
そんな主人公が生きていることに目をつぶっている社会に
しずかな憤りを感じます。
2020年「TIMEが選ぶ今年の100冊」の1冊です。
2021年1月19日
いたやどクリニック 木村彰宏
牛乳アレルギーがある中学3年生の男の子が、
ご家族で初もうでに出かけた帰り道の出来事です。
からあげの屋台に立ち寄り
「乳製品は入ってませんか」と、尋ねると
「新製品は入ってません」と、店のおにいさん
隣の先輩おねえさんに、何を言うのと叱られました。
乳製品と、新製品
丑年だけに、まちがいやすいですよね
2021年1月18日
いたやどクリニック 木村彰宏
玄関を入ってすぐのところの水槽の、
おさかなが 増えました。
事務の柴田さんが 明石川から連れてきた おいかわ君
クリニックに来られた時には、
「おいかわ」って、声をかけてあげてくださいね。
2021年1月17日
いたやどクリニック 木村彰宏
さだまさしさんの「銀河食堂の夜」(幻冬舎文庫)を、読みました。
東京の下町に忽然と現れた居酒屋
お酒も食べ物もおいしくて、おまけにお値段もお手ごろと来れば
近所の常連さんでにぎわいます。
そこで交わされる人情話
さだまさしさんの軽妙な話術と共に
明日からの生きる力がわいてきます。
2021年1月16日
いたやどクリニック 木村彰宏
1月14日、 兵庫小児アレルギー研究会を開きました。
288回目の例会のテーマは、「スギ舌下免疫療法」
商品名シダキュアの製造元、鳥居薬品の土井先生、前川先生に
東京からリモート講義をしていただきました。
ダニ舌下療法、スギ舌下療法の併用を行う時に、注意すべきこと
また、その具体的は併用の仕方などを学びます。
ダニ舌下は、気管支喘息治療との関係
スギ舌下は、PFAS(花粉から、果物、ナッツ、野菜アレルギーへの進展)
に効果があるのかという課題を、WEB参加者を交えて論議します。
2時間余り、活発な討論ができ、ありがたく思います。
ご参加いただきました先生方
おつかれさまでした。
2021年1月15日
いたやどクリニック 木村彰宏
おおゆきが ゆってから
ふたつ おねんねした あさ
おさんぽに でかけると
まだ のこってます。
「ハッちゃん きをつけてね」って、おとうさんは いうけれど
おしごとに でかけるときに
おかあさんから「ころばないようにね」
おしごとから かえるときに
しょくばのかたから「ころばないようにね」って
ちゅういされてるのは だれでしょう。
おしゃしんを とるのも いいけれど
ボクからも ちゅういします
「おとうさん ころばないでくださいね」
2021年1月14日
いたやどクリニック 木村彰宏
かわいい花束が、おうちに届きました。
お世話になった、動物病院の先生からです。
ピンクに きいろに、しろいお花
わたし好みで、とってもうれしいです。
おとうさんは、わたしの写真を整理しながら ため息ばかり。
認知症にならないかと 心配です。
きれいなお花をみて喜んでいる、わたしを思い出して、
笑ってくださいね
おとうさん。
2021年1月13日
いたやどクリニック 木村彰宏
「ハッちゃん あったかくして おさんぽ いこうね」
ボクが おねんね していると
おとうさんが ボクの おへやに はいってきます。
おもてにでると まっしろです
せなかも しろく ゆきが つもります。
「ハッちゃん、そこで とまって こっちみてね」
こんなときでも おしゃしん おとうさん
もっと おさんぽ したいようですが
ボクの にくきゅうが もちません。
はやく おうちにかえって
ボクの からだを ふいて くださいね。
2021年1月12日
いたやどクリニック 木村彰宏
成人を迎えられたみなさま。
おめでとうございます。
今年は、成人式の取りやめが相次ぎました。
晴れ着を着て、級友に会うことを楽しみにしていたのにと、
残念なお気持ちで過されているかたも大勢おられると思います。
成人式だけでなく、仕事に就けない、思い通りに学べないなど、
先の見通しが持てない毎日ですね。
内閣府の調査では、日本の若者の社会への満足度は40%をきり
半面「わたしの参加により、社会を少し変えられるかも知れない」と
答える若者は32.5%と、他国と比べて最低の数字とのこと
今のおとなたちの考えや動きを見ていると、
あきらめの気持ちを持たれることは、分かるような気もします。
でも、気づいてください。
若者が声をあげないことは、今のおとなには好都合だとういことを
変わりはしないと考えていても、いづれは今の若者が社会のかじ取り役になる
託すべき考えがなければ、
若者自身が弱者の思いを託される存在に育ってほしいと思います。
分かりやすい主張に耳を傾けるだけでなく、
その反対の立場の主張に触れる機会を大切にされ、
いまのおとなを乗り越えていってほしいと思います。
未来は確実に、若者の手にあるのですから。
2021年1月11日
いたやどクリニック 木村彰宏