カンガルーの小部屋

2019.09.10

クリニックだより 取材を受けて

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新聞記者さんから取材を受けました。

病院や診療所を紹介する連載記事に、今回はクリニックが選ばれ、

記者さんにクリニックの特徴をお話します。

内科では、内視鏡検査、漢方外来

小児科では、アレルギー外来、発達相談外来

管理栄養士さん、心理士さん、常駐の検査技師さん、レントゲン技師さん

CTに大型生化学自動測定器

重装備の診断機器と、特色ある診療内容などなど

30分の取材予定が、1時間半に伸びてしまいます。

どのような記事にしていただけるのか、今から楽しみです。

    2019年9月10日

        いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.09

クリニックだより 猛暑日のインフルエンザ

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9月にはいり、秋とは思えない暑さが続いています。

そんな外来で、4才の男の子がA型インフルエンザに

通っている幼稚園で、流行しているようです。

大きな流行にはつながらないと思いますが、

熱で来院された方は、受付で「熱が出ています」とお知らせくださいね。

     2019年9月9日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.08

カンガルーの本棚 神か悪魔か

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池上彰さんの「高校生からわかる原子力」(集英社文庫)を、読みました。

原子力という言葉を聞くと、東京電力原発事故のあとは拒絶感が先に立ちます

池上先生は、まず物理学の歴史から立ち入り

戦争に使われ、広島・長崎の惨劇をうんだこと

戦後は一転して、平和利用のキャンペーンが張られ、

「トイレなきマンション」と揶揄されながら、

原子力発電所依存政策がとり続けられ、

袋小路に迷い込んでしまっている歴史を

短い文章の中に簡潔に説明されています。

原子力は、神か悪魔か

それは あなたたちが決めることですと、締めくくられます。

わたし達が生きている時代だけでなく、

これから続いていく子孫のために、答えを先送りする時間はありません。

分かりやすい本だけに、多くの人にお読みいただければと思います。

    2019年9月8日

    いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.07

クリニックだより 30年近く続いて

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9月7日 小児発達勉強会を開きました。

わたしがクリニックに赴任する前から続けていますので、

もう30年近く続いている 小さな勉強会です

参加者は、学校の先生、通園施設の先生、児童相談所の先生

保健師さん、などなど

輪読会と、その時に一番関心がある出来事を話し合います。

今日の話題は、Gifted childと呼ばれる人たちの生きずらさ

平均的な生き方を求められ、

それからはみ出すことを良しとしない教育の中で、

自信を失い、混乱していきます。

多様性の時代と言われながら、教育界の閉鎖性について

話し合いは なかなか終わりません。

   2019年9月7日

   いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.06

カンガルギー情報 地域のなかで

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9月5日 西市民病院主催の、第5回オープンカンファレンスに参加しました。

保育所 幼稚園、小学校で 食物アレルギーがある子どもに症状が出た時に

どのように行動し、どのように連絡をとりあうのか

ケースをもとに、グループに分かれて論議します

最後は、ロールプレイングで確かめ合い

有意義な多職種研修会は、終わります。

ご準備いただいた西市民病院の田中先生

ありがとうございました

いつものことながら、人の3~4倍は話をしてしまい ごめんなさい

来年もまた、お誘いくださいね

   2019年9月6日

   いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.05

クリニックだより 秋になり

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9月5日、「おかあさんの勉強会」を開きました。

8月はお休みさせていただいていましたので

ひさしぶりの勉強会となりました。

5名のおかあさんと

自然学校、修学旅行のうちあわせ

食べ慣らすことの意味

健康的な生活を過ごすコツなど、たっぷり3時間の懇談です。

次回は、9月19日(木)に開きます。

おかあさん方のご参加をお待ちしています。

    2019年9月5日

    いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.04

聴診器のむこうに よく似合っていますよ

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3才の男の子の上着は、むらさきいろのTシャツ

デイジーの大きな図柄が、ついてます。

失礼とは思いながら、「男の子ですよね」と確認すると、

「姉のおさがりの服が 気にいって・・」

よく似合っていますよ

これからは、男の子もおしゃれで勝負ですよね

     2019年9月4日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.03

聴診器のむこうに できすぎ君に

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8才の男の子のTシャツに、ドラえもんが笑っています。

「もしかして、ボク のびた君?」って、尋ねると

おかあさんが「出木杉君だったら いいのにな」とフォロー

ドラえもんがいたら、何をしてくれるかな

苦手な宿題かな、学校までの高速歩行靴かな

しっかり勉強して、ドラえもんのように

大発明を いっぱいしてくださいね。

   2019年9月2日

   いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.02

聴診器のむこうに ネズミ仲間

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3才の男の子は、診察室に入ってくると

「あっ、ピカチュー」と、ポスターを指さします。

そこで、先輩からの助言

「ねえねえ、知ってる、ピカチュウって、ネズミなんよ」

「それからね、ミッキーマウスも、ネズミなんよ」と、

真実を伝えます。

子どもの夢を壊さないように、真実を伝える難しさを痛感します。

   2019年9月2日

   いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.09.01

カンガルーの本棚 マルクスからの伝言

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池上彰さんの「高校生からわかる資本論」(集英社文庫)を、読みました。

資本論って、そうあの資本論です。

カンガルーが学生の時には、社会の在り方について活発な論議があり

資本論も必読の書でした。

が、難しい表現が多く、読了には時間を要しました。

池上さんの手により、わかりやすく解説された本を手にし、

休日一日をかけて、読了しました、

長時間労働、過労死、非正規雇用、派遣切りなどなど

若者を苦しめている現代の課題が、150年も前にマルクスにより

解明されていたとは驚きです。

読後どう行動するのかは その人にゆだねるとして、

今の政治のありかたに、苦々しくお思いの方にお勧めに一冊です。

   2019年9月1日

   いたやどクリニック 木村彰宏