カンガルーの小部屋

2025.03.05

聴診器のむこうに ラッコみたいに

7才の女の子に習い事を尋ねると、スイミングと和太鼓です。

「プールの中で、和太鼓をたたくのかな」

「おなかの上に和太鼓を乗せて泳ぐと、ラッコさんみたいでかわいいよ」

と提案すると、「そんなん、むり」と言われます。

そうかな、先生はインスタ映えすると思うけど。

将来は、オリンピックの競技種目になるかもしれないよ。

2025年3月5日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.03.04

クリニックだより 同じ不条理さが

3月2日、大阪の福祉団体の理事会に出席しました。

保育所と、障碍者施設を経営しているこの団体の悩みは、

やはり人手不足です。

保育士さん不足のために、定員いっぱいの入所を受けられない結果、

経営には厳しさが出てきます。

やむを得ず紹介業者に依頼すると、1人150万円弱の紹介料

医療でも、看護師さんの派遣業者への、過酷な紹介料が問題になっていますが、

この現状をどう乗り越えていくのか、論議は続きます。

9時過ぎに家を出て、帰ってくると17時半

ずいぶんお疲れになりましたが、いい勉強にもなりました。

2025年3月4日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.03.03

聴診器のむこうに ふたりのエルサ

4才と2才の姉妹は、おそろいのドレス姿で登場します。

「アナ雪のエルサのドレスで、1着7000円もするんです」と、おかあさん。

お姉さんのお古を、妹さんにお下がりするのではなく、

2着同時に購入とは太っ腹。

おとうさん、体に気を付けて、しっかりと稼いでくださいね。

2025年3月3日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.03.02

クリニックだより 感染症の勉強会

3月1日、神戸市医師会主催の「感染対策講習会」に参加しました。

新型コロナやインフルエンザ、百日咳などの感染状況

そして、肺結核への警戒を忘れないようにとお話しされます。

日頃は、アレルギーの勉強が中心なので、

とても新鮮な講習会でした。

2025年3月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.03.01

カンガルーの本棚 夜空を見上げて

伊予原新さんの「オオルリ流星群」(角川文庫)を読みました。

舞台は、周囲を山に囲まれた神奈川県秦野市

そこに、東京の天文台をやめた女性 彗子が帰ってきます。

町で彼女を見かけた高校の同級生が、声をかけはじめ

物語は動き出します。

受験をひかえた高校3年生の時、最後の文化祭で彼らが挑戦したのは

空き缶をつなぎ合わせて作った、オオルリのタペストリー

45才になった彗子は、この街に私設天文台を作りたいと願い

高校3年をともに過ごした彼らもまた、

天文台づくりにこれからの人生の過ごし方を重ね合わせていきます。

「人間はだれしも、一つの星を見つめながら歩いている。

ある者にとってはそれは叶えたい夢かもしれないし、

またある者にとっては到達すべき目標かもしれない」

直木賞を受賞した伊予原さんの、心を揺さぶる作品です。

2025年3月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.02.28

聴診器のむこうに カステラさん

5才の女の子は、今日がカステラの負荷試験

卵を食べても大丈夫な量を計算して、負荷をします。

30分ほど時間をおいて、マイクで名前をお呼びするときに

「カステラさん」と声をかけます。

女の子が、うれしそうに診察室に入ってくるので、

「これから、カステラさんにお名前をかえてみようか。

苗字は、井村屋さんだね」と伝えます。

「いむらや かすてら」さん。かわいい名前になりましたよ

2025年2月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.02.27

聴診器のむこうに おかあさんも仲間入り

西宮から診察に来られる鉄道大好きの兄と弟くん

おそろいのトレーナー姿で登場します。

おかあさんのバッグも阪急電車

ファミリアの限定品です。

これで、おかあさんも「てっちゃん」に仲間入り

仲良し親子号 出発進行です。

2025年2月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.02.26

聴診器のむこうに ほとんど8才

お誕生日まじかの男の子に、

「学校では、ほとんどの子が、8才だよ」と教えてくれます。

「ボクもほとんど、8才だね。髪の毛だけが、まだ7才かな」とお話しすると

不思議な顔をします。

そう、誕生日が近づくにつれて、

だんだん7才から8才に変わっていくものなんです。

もちろん、頭の中もだんだん8才になるから、心配しなくていいからね。

2025年2月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.02.25

聴診器のむこうに かわいいうさぎさん

4才の女の子は、ピンク色の服を着て、

ピョンピョン跳ねながら診察室に

おみみを前に垂らすと、かわいいうさぎさん

寒い日が続くので、あったか服はいいですね。

板宿の商店街も、跳びながら帰ってくださいね。

2025年2月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.02.24

カンガルーの本棚 未来への挑戦

人口戦略会議編「地方消滅2」(中公新書)を、読みました。

少子化問題は、いろいろな場所で語られています。

言葉から受ける危機感と、頭で描く未来像とのギャップ

個人のしあわせと、社会のしあわせとのギャップ

子どもを産み育てることを願う若者が、

安心して結婚、出産ができるような

子どもを育てる幸せを噛み締められるような社会、

共同養育社会を提案されています。

そのために必要なことは、予算は、政治は・・

未来をなげくだけではなく、暮らしやすい未来へも言及した良書です。

2025年2月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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