カンガルーの小部屋

2018.09.11

カンガルーの本棚 ことばに心をこめて

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小川糸さんの「ツバキ文具店」(幻冬舎文庫)を、読みました。

主人公は、鎌倉で小さな文具店を営む女性

彼女のもとに 手紙の代筆依頼が次々と飛び込みます。

お悔み状

離縁のおしらせ

初恋の人への淡い気持ち

そして、借財への断り状

ことばを集め、ペンと紙を選び

鳩子は 手紙を書くことで自らの過去に向かい合います。

ことばのうつくしさに しっかり酔うことができる作品です。

       2018年9月10日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2018.09.10

聴診器のむこうに おいしいですか

夏2018.08.31  (22) 夏2018.08.31  (21)

2才のお誕生日を迎えたばかりの

男の子の口には、ミキサー車

かじっては なめ

かじっては なめの おいしそう

まるで 映画の中の ミニゴジラくん

おなかいっぱい食べて、次は何をたべようかなっ

      2018年9月10日

            いたやどクリニック 木村彰宏

 

 

 

2018.09.09

聴診器のむこうに ボケとも

夏2018.08.22  (49)

6才の男の子の第一声は

「先生 このポケモン もってる?」

彼とわたしとは、ポケモンGO仲間です。

看護婦さんの視線をかわしながら

さっそくソフトを立ち上げて、お互いのポケモン自慢を始めます。

「先生 これ」っと頂いたのが、

ポケモンのモンスターボールをかたどったストラップ

男の子のおじいさんの手作り作品

ポケとものきずなが 強まります。

      2018年9月9日

            いたやどクリニック 木村彰宏

 

2018.09.08

7+8= うしろをあるかないで

秋2018.0902  (22)

おやすみのあさの おさんぽは のんびり おさんぽ

こうえんと、りょくどうを ゆっくり あるきます。

うしろから ナナちゃんの あしあとが きこえます。

おおどおりに でて うんちを しようと うしろを ふりむくと

ちゃいろい ワンちゃん

さっきから、うしろにいたのは

ナナちゃんじゃ なかったんですか

びっくりして、でるものも ひっこみます

こうえんに もどると しろい ワンちゃん

「ナナちゃん さっき びっくりしたよ」って はなしかけると

みみの かたちが ちがってます。

おはなの ながさも ちがってます。

「ナナちゃん、どこに いったんですか」

     2018年9月9日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2018.09.07

9才の男の子の胸には、いろんなタイプのカブトムシ

夏2018.08.22  (28) 夏2018.08.22  (30) 夏2018.08.22  (32)

9才の男の子の手には、言葉の辞典

待合室でも、手放しません

さっそく「手前みそ」を開いて勉強します。

マンガで優しく解説してあるけれど、

男の子には 少し難しいかな

何度も読みなおして、先生にもっと分かりやすく説明してくださいね。

     2018年9月7日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

 

2018.09.06

聴診器のむこうに じっちゃんのカブトムシ

夏2018.08.29  (9) 夏2018.08.29  (12)

9才の男の子の胸には、いろんなタイプのカブトムシ

「カブトムシ とったことある?」って、たずねると

「じっちゃんのとこで とったよ」との こたえ

「じっちゃん どこに 住んでるの?」と、調査すると

「高知!」

おかあさんに尋ねると、四万十市とのこと

清流ぞいの静かな森に 早起きしてカブトムシを探しに行く・・

そんな情景が 目に浮かびます。が・・・

「じっちゃんとこの、ビニールハウスにいるカブトムシ」

男の子の言葉に、わたしのイメージがこわれます。

男の子とカブトムシ

高知のじっちゃんのことも、いつまでも覚えておいてくださいね

      2018年9月6日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2018.09.05

7+8= たいふうのめ

秋2018.09.04  (15) 秋2018.09.05  (4) 秋2018.09.05  (8)

おおあめです

おおかぜです

でも、おひるすぎに きゅうけいです

しばらくして また おおあめと おおかぜ です

あとで「ハッちゃん たいふうのめ だったんよ」と

おとうさんが ドヤがおで おしえてくれます

ボクは このまえの たいふうのほうが こわかったです

おおさかの ワンちゃん だいじょうぶですか

       2018年9月5日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2018.09.04

クリニックだより あたらしい事務長さん

秋2018.09.03  (12)

9月から、事務長さんが代りました。

あたらしい事務長さんのお名前は、宮野由佳子さん

協同病院や医療生協本部の要職を歴任されたベテランさん

ゆっくりと仕事を覚えていただいて、

なかよくお仕事をしましょうね

みなさん よろしくお願いいたします。

     2018年9月4日

           いたやどクリニック 木村彰宏

 

 

2018.09.03

聴診器のむこうに 父のためいき

夏2018.08.31  (20)

7才の男の子に、夏休みで楽しかったことを尋ねます。

無言なので、「どっか 遊びに行ったの?」と水をむけても

「どっこも」

うしろから おとうさんが 「いろんなとこに、行ったやろ」と注意喚起するも

「覚えてない」

ふーっと、おとうさんのため息が聞こえます。

「海釣り公園行ったし、プールやろ、動物園やろ

おじいちゃんとおばあちゃんのとこにもいったし・・・」

おとうさん だいじょうぶですよ

言葉に出来なくっても、心の奥底に 

家族との楽しい思い出はしっかりとしまわれていますからね。

次のお休みも、めげずにがんばりましょう

      2018年9年3日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2018.09.02

カンガ旅行記 秋はじまりの富士の山

秋2018.09.01  (126) 秋2018.09.01  (154)

東京からののぞみ号

長いトンネルを抜けると、

みぎ側の窓の外が気になります。

晴れてたら いいのにな

やがて、窓いっぱいに 富士の山

まだ、雪のかんむりはいただいていないけど、

久しぶりに見る雄姿です。

今度は 月の半ばの上京です。

次も会えると、いいですね

    2018年9月2日

     いたやどクリニック 木村彰宏