カンガルーの小部屋

2019.02.20

カンガルーの本棚 強さとやさしさと

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原田マハさんの「奇跡の人」(双葉文庫)を、読みました。

舞台は明治20年の津軽のお屋敷

聞こえず、見えず、話せない少女と家庭教師のものがたり

そう、ヘレン・ケラーとサリバン先生の日本版です

抱きしめて、こころを通わせ

泣き叫ぶのではなく 忍耐を 伝える工夫を 育てます

そして物語は 昭和へ

65年の歳月を経て、奇跡が再会をもたらします。

強さとやさしさと、こころゆすぶられる小説です。

     2019年2月20日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.19

カンガルーの本棚 ボッチとみんな

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中田永一さんの「くちびるに歌を」(小学館文庫)を、読みました。

舞台は、本土を遠く離れた五島列島の中学の合唱部

女子だけのクラブに、男子生徒が入部してきます。

ざわめく空気、ひろがる波紋

15才の悩みと、未来への不安

ひとりで自分を見つめる孤独と

みんなで心ひとつに歌い上げる連帯感

小説は、五島の1年を足早に語ります。

15の時に自分は何を考えていたのか、

ふりかえり、はずかしく なつかしく

お読みいただきたい 一冊です。

      2019年2月19日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.18

カンガルギー情報 知識がいっぱい

冬2019.02.16  (26) 冬2019.02.16  (31) 冬2019.02.16  (39)

2月17日 第四回食物アレルギー講習会を開きました。

主催は、神戸女子短期大学

兵庫小児アレルギー研究会、アトピッ子地球の子ネットワークが共催します。

メインの講義は、山城小児科の山本千尋先生が担当

ガイドラインに沿い、ていねいに説明されます。

続いて、2人の栄養士さんから 調理現場の実践報告

最後は、神戸市からの報告と アトピッ子の赤城さんから全国の事故報告

シンポジウムの最後は、ひとことメッセージで締めくくります。

企画された、神戸女子短期大学の西川貴子先生

運営のお手伝いをしていただいた学生さん

ありがとうございました。

来年度も5回目の講習会でお会いできますように

     2019年2月18日

     いたやどクリニック 木村彰宏 

 

2019.02.17

カンガルギー情報 今だけでなく

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2月15日 兵庫小児アレルギー研究会を開きました。

276回例会のテーマは、「喘息治療薬の有効性と安全性」

成人気管支喘息ガイドラインを学びなおし、

成人期の呼吸不全を防ぐために、

小児期からどのような喘息指導を行うのか

参加者からの熱い質問は、会場が閉まる時間のぎりぎりまで続きました。

       2019年2月17日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.16

7+8= まあるくってつめたいなあ

冬2019.01.27  (58) 冬2019.01.27  (57) 冬2019.01.27  (68) 冬2019.01.27  (66)

「ハッちゃん こっちきて」

おとうさんが またまた なにか たくらんでます

こえからすると また おかしなこと かんがえてるんだと おもいます

おとうさんが まあるいものを もってきます

「ハッちゃん はい ポーズ」

やっぱり おしゃしんです。

まあるいものは なめると つめたいです。

ボクは すきかも しれないです。

ぺロペル わあ つめたいなあ

おとうさん、これって なにか おしえてくださいね

    2019年2月16日

    いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.15

カンガルーの本棚 ふしぎな喫茶店

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森沢明夫さんの「癒し屋キリコの約束」(幻冬舎文庫)を、読みました。

舞台は下町にある ふしぎな喫茶店

レジの横には、神棚とお賽銭箱が 鎮座します

店長とオーナーは、訳ありな女性

悩みをかかえた依頼人が、助けを求めて集まります。

さあ あなたも ふしぎな喫茶店のドアを 開きましょう

      2019年2月15日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.14

カンガルーの本棚 守りたいもの

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葉室麟さんの「峠しぐれ」(双葉文庫)を、読みました。

国境の峠茶屋で、ひっそりと暮らすふたり

夜逃げの一家を助け、助太刀をたすけ

そしてふたりは 藩の勢力争いに巻き込まれます。

身を隠すように暮らすふたりの過去とは

そして、守りたい、守ろうとするものは

最後のページまで 一気読みの一冊です

       2019年2月14日

       いたやどクリニック 木村彰宏 

 

2019.02.13

7+8= こんどはポッポ

冬2019.02.02  (26) 冬2019.02.02  (29) 冬2019.02.03  (9)

おとうさんとの ながたびで

とおくの こうえんに とうちゃくです。

こんどは ポッポ いっぱい です。

おとうさんに おかあさん

おじいちゃんに おばあちゃん

おにいちゃんに おねえちゃん

しんせきの おじさんに おばさん

いとこに はとこ

ポッポいっかの せいぞろい

ボクは みんなに ごあいさつ

ひとり ひとりに ごあいさつ

なかなか こうえんから かえれません

みなさん それでは さようなら

    2019年2月13日

    いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.12

7+8= ポンポコいっぱい

冬2019.02.02  (23) 冬2019.02.02  (24) 冬2019.02.02  (18)

おとうさんと ながたびの とちゅうで

ポンポコ いっぱい であいます

おとうさんに おかあさん

おじいちゃんに おばあちゃん

おにいちゃんに おねえちゃん

しんせきの おじさんに おばさん

いとこに はとこ

ポンポコいっかの せいぞろい

ボクは みんなに ごあいさつ

ひとり ひとりに ごあいさつ

なかなか おさんぽ すすみません

みなさん それでは さようなら

     2019年2月12日

          いたやどクリニック 木村彰宏

 

2019.02.11

カンガルーの本棚 おじぞうさん

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森沢明夫さんの「夏美のホタル」(角川文庫)を、読みました。

房総の寒村を訪れた、若いふたりずれ

よろずやに住む老親子との交流を通じて、

家族とは、幸せとはなにかを考えます。

悲しい過去と、数十年後の和解

作中に登場するおじぞうさんに、会いたくなりました。

     2019年2月11日

     いたやどクリニック 木村彰宏