カンガルーの小部屋

2017.07.03

カンガルーの本棚 キミスイ

81EKy0A6SmL[1]

住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」(双葉文庫)を、読みました。

主人公の高校生の男の子と、つきあい始めたばかりの彼女

真反対の性格のふたりが、よりそい 求めあい

そして、衝撃のラスト

荒削りな文章から伝わる 若者の悲しみ

題名に込められて思いが伝わります。

                     2017年7月3日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

 

2017.07.02

カンガルーの本棚 哀しみの連鎖

61Z2Y5U7M0L[1]

遠田潤子さんの「鉄の鉄樹」(光文社文庫)を、読みました。

庭師の主人公の愛と再生の物語

食べること、灰皿、苔の庭 バイオリン

散りばめられた言葉がつながるとき、愛の物語が

そして、主人公につながる人々の 再生の物語が聞こえだします。

「これはすごい」

すごい小説に出合いました。

      2017年7月2日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.07.01

カンガルーの本棚 父の秘密

81E-onxKjcL[1]

遠田潤子さんの「あの日のあなた」(ハルキ文庫)を、読みました。

主人公「ある」くんの、父の急逝から始まる家族の物語。

名前に隠された出生の秘密

女子高生との出会い

人と人とのつながりと、喪に服すことの意味

重いけれど、こころの奥底まで揺さぶられる 小説との出会いです。

      2017年7月1日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.06.30

カンガルギー情報 おとなへのあこがれ

夏2017.06.29  (59) 夏2017.06.29  (62) 夏2017.06.29  (61) 夏2017.06.29  (63)

6月29日 「食物アレルギーと旅行」をテーマに

講演会が開かれました。

講師役はアトピッ子の赤城智美さん、

同志社女子大学の伊藤節子先生 そしてカンガルーです。

1730から、2030までの3時間、

食物アレルギーがある子どもが、自然学校や修学旅行に出かけるときに

安全を支えるおとなの役割について勉強します。

「おとなの世界って、そう 捨てたものではないね」

子どもの心に、おとなへの信頼が育つよう

神戸のおとな達、さあ ちからを合わせましょう。

      2017年6月30日

      いたやどクリニック 木村彰宏  

 

2017.06.29

7+8= ちいさいけど

夏2017.06.24  (35)

あめは はんぶん すきです。

ぬれると すずしくって、いいきぶんです。

あめは はんぶん いやです

おとうさんは、おさんぽ すぐに おしまいにします。

あるいてくと、ピンクの ボールさん。

ちいさいけど、まってます。

「849こめ」は、「ちいさいけどボール」って、なづけます。

      2017年6月29日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.06.28

聴診器のむこうに 利子がつくって知ってた

夏2017.06.26  (30) 夏2017.06.26  (29)

6才の女の子は、きのうが お誕生日

「プレゼント なにもらったの?」って、尋ねますと、

「まだ・・」との答え

そこで、ていねいに説明することにします。

「利子がつくって言葉 しってる?」

「あのね、プレゼントをもらえなかったらね、

あとになるほど いいプレゼントをもらえることをいうんだよ」と、

絵に書いて説明します。

わたしからは、シールのプレゼント。

いっぱい勉強して りっぱな6才になってくださいね。

      2017年6月28日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.06.27

聴診器のむこうに ウルトラマンVSキュウレンジャー

夏2017.06.21  (27) 夏2017.06.21  (26) 夏2017.06.21  (25) 夏2017.06.21  (24)

5才の男の子の胸には、ウルトラマン

怪獣とウルトラマンが6人づつ、にらみ合っています。

4才の男の子の胸には、キュウレンジャー

いろんなポーズで、こちらを見ています。

Tシャツを着たふたりとも 得意げな顔でカメラにおさまります。

大きくなっても、ウルトラマンやキュウレンジャーのことを 忘れないでくださいね。

でも、結婚してからは、ほどほども勉強しましょうね。

     2017年6月26日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.06.26

クリニックだより わかい力と

夏2017.06.25  (32) 夏2017.06.25  (39) 夏2017.06.25  (45) 夏2017.06.25  (44)

6月25日 神戸医療生協の第75回総代会が開かれました。

医療生協にとって、総代会は最高の意思決定機関です。

2016年度の活動の承認と、2017年度の予算承認を行います。

恒例となった新入職員の紹介では

元気いっぱいのダンスの披露

そして、理事を退任される方の紹介が続きます。

医療生協の事務方のトップを長らく務めていただいた板崎専務もこの日が最後

「変革と創造と」という言葉を残されて、降壇されました。

わたしが いたやどクリニックに勤め始め、一番お世話になった方だけに、

寂しさもひとしおです。

これからもお元気で よろしくとお伝えしました。

       2017年6月26日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.06.25

カンガルギー情報 しっかり握手

image07[1]

6月24日 兵庫小児疾患懇話会に出かけました。

今日のお目当ては、国立成育医療センターの大矢幸弘先生

「食物アレルギー予防のエビデンス」が演題です。

先日新聞報道されたので、ご存知の方も多いかと思いますが、

アトピー性皮膚炎がある赤ちゃんに対して、

しっかり湿疹を治したうえで

6カ月から加熱卵をほんの少し食べさせ続けると

卵アレルギーに進むことを防ぐことができたという

画期的な臨床研究を主宰された先生です。

講演が終わりさっそく質問し

場所を移しての懇親会場でも安全面での配慮、

湿疹のコントロールの方法

完全母乳栄養との兼ね合い などなど質問を続けます。

しめは 大矢先生としかり握手

いい一日を過ごすことができました。

       2017年6月25日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.06.24

聴診器のむこうに ザリガネのおしつけ

夏2017.06.19  (62) 夏2017.06.19  (63) 2053865_201506060143593001433534414b[1]

8才の男の子のTシャツには、ザリガニのホールボディー

「取ってきたザリガニ 押しつけたの?」って尋ねると

笑ってるだけで 答えません。

アニメのピョン吉くんのように、シャツから飛び出してきて

大きなはさみで はさまれないように

少し離れて 診察することにしましょう。

       2017年6月24日

       いたやどクリニック 木村彰宏