カンガルーの小部屋

2017.04.24

カンガルーの本棚 蝉の鳴き声

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佐伯泰英さんの「声なき蝉・上・下」(双葉文庫)を、読みました。

累計2000万部が販売されたという「居眠り磐音」シリーズの最新版

主人公は かわって磐音の息子、空也の修行の物語。

日曜の朝、二時から起きだし、明け方までに下巻を読み終えるしあわせ。

巻末の作者 佐伯氏のメッセージが こころに残ります。

「書店が近くにある読者諸氏にお願い申します。書店さんが近くにない方は、

大きな町を訪れた折にふらりと本屋の書棚を覗いてください。

そして、だれの本でもいい、手にとって紙の本の感触を改めて確かめてください。

電子書籍など出版物が生き残る道は残されているのだろう。

だが、その前に書店さんで

『ああ、今の本の傾向はこんなふうか』と

自分の目と手で確かめていただきたい。

それが書店さんを元気づけ、小説家を生き残らせる道なのです。」

     2017年4月24日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.23

カンガルーの本棚 夏が来て

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東直子さんの「いとの森の家」(ポプラ文庫)を、読みました。

主人公は、小学4年生の女の子

父親の都合で、人里離れた村に引っ越してきます。

そこでの出会いと、豊かな自然の中で、

少女は少しずつ、自分が歩む道を見つけていきます。

虫や猫たち、そして土のにおいが 

手を延ばせば届きそうに思えるほどに、

作者の美しい語り口に引き込まれます。

新しい作家との出会いは、なによりのごちそうです。

      2017年4月23日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.22

クリニックだより 変顔くらべ

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4月19日、2回目の「いたやどワイワイ食堂」に参加しました。

クリニックからは、栄養士さん、看護師さんも参加

ご飯を炊いたり、よそったり、配膳したりと大活躍

わたしは もっぱら 子どもとの遊び役

ごはん中にも関わらず、「変顔くらべ」で遊びます。

楽しくお話しながら、いっぱい食べて

明日から また 元気で過ごしましょうね

      2017年4月22日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.21

7+8= へいわをねがって

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きょうの おねえちゃんは ひろしまに いきます。

へいわの けんしゅうりょこう です。

おとうさんが「いっぱい おしゃしん とってきてね」というと

「あそびと ちがうから」と、しかられてます。

あさの おさんぽで ボールさん

ひろしまには もっていけないけど

きもちは ボクも ひろしまです。

「839こめ」は、「へいわをねがってボール」って、なづけます。

      2017年4月21日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.20

カンガルーの輪舞曲 はじめての訪問

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4月18日 明石市の小学校の研修会に出かけました。

クリニックに通われている患者さんがいるのですが、

これまでご縁がなくて、はじめての訪問。

4時過ぎから、6時過ぎまで ゆっくりお話をさせていただきました。

アレルギーだけではなく、子どもの困りごとに迅速に対応できるよう

これからも連携を深めていく いい機会になりました。

お集まりの先生方、ありがとうございました。

       2017年4月20日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.19

7+8= あらしのあとに

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いちにちじゅう あめ です。

がっこうがえりの おねえちゃんは びしょびしょ です

おしごとがえりの おとうさんは、プールのあと です。

ボクと、ナナちゃんは、いちにち おへやの なかです。

やっと よるおそくの おさんぽは、

あめなので、3ふんで おしまい。

あさになっての、おさんぽは

ひがいじょうきょうの ちょうさ です。

さくらは かんぜん ちりモード。

チューリップさんは、かたむきモード。

こうえんのきは、おれてたおれモード です。

みずたまりに ボールさん

ボクを まってて くれました。

「838こめ」は、「あらしのあとにボール」って、なづけます。

      2017年4月19日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.18

7+8= あるきおはなみ

おはなが きれいです。

うえを みても さくら

したを みても さくら です。

ピンクの じゅうたんのうえを あるくと

きもち いいです。

こうえんに つくと ボールさん

きょうは とっても いいひです。

「837こめ」は、「あるきおはなしボール」って、なづけます。

      2017年4月18日

      いたやどクリニック 木村彰宏

春2017.04.16  (59) 春2017.04.16  (36) 春2017.04.16  (26) 春2017.04.17  (16) 春2017.04.17  (17)

2017.04.17

クリニックだより お天気に恵まれて

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4月16日、恒例のいたやどクリニック春祭りが開かれました。

穏やかな風が吹き、川沿いの桜も満開です。

実況中継ができないのは、残念ながら参加できなかったから。

地域の自治会の年次総会と重なり、

自治会の方は自治会の方で、役員にあたり、

地域の見守りや、こども支援について発言。

急いで春祭りに駆けつけると 終わったばかり。

楽しみにしていた模擬店もおしまいで、

おなかをすかして 帰路につきました。

ご参加いただいたみなさま、

ご準備いただいたみなさま ありがとうございました。

      2017年4月17日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.16

聴診器のむこうに あめにもまけず

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5才の男の子は、幼稚園さん

幼稚園といえば、○○△△の朗読が、話題になっています。

そのことを話題にすると おかあさんは

「うちの子は、あめにもまけずを 暗唱できますよ」と言われます。

男の子にお願いすると

「あめにもまけず かぜにもまけず

ゆきにも なつのあつさにもまけぬ・・・」

と、宮沢賢治の詩を朗読し始めます。

おそるべし 5歳児

何を覚えてもらうのか、おとなの責任が問われますね。

        2017年4月16日

        いたやどクリニック 木村彰宏

 

2017.04.15

カンガルーの本棚 なりたいもの

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東直子さんの「とりつくしま」(ちくま文庫)を、読みました。

「とりつくしま」とは、亡くなった人の魂が、

この世に戻ってきて とりつく「もの」のこと。

母は、息子の野球に使うロージンに

幼子は、母と通った公園の青いジャングルジムに

妻は、夫が大切にしているマグカップに

夫は、妻が書き続ける日記帳に

少女は、片思いの男の子の彼女が使うリップに

娘は、恩師が使う白檀の扇子に

文庫本には、「・・・」になって「・・・」をしてみたい、という栞が挟まれています。

11の短いお話は、亡くなった人の想いのすべてを込めて 終わります。

      2017年4月15日

      いたやどクリニック 木村彰宏