2024.11.01
61回目の小児アレルギー学会に参加しました。
会場は名古屋市。
安くて会場に近いホテルをと考えて、選んだのが駅から8分のホテル
チェックインをすると、禁煙の部屋を予約していたつもりが
わたしの予約ミスで喫煙部屋
禁煙の部屋への変更をお願いしても、満室で代えられないとのこと。
窓を開け、消臭剤を噴霧し、それでもタバコのにおいは減りません。
頭の中の感覚神経のチャンネルを切り替えても、においは減りません。
つらい学会のスタートとなりました。
2024年11月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.31
森絵都さんの「クラスメイツ前期・後期」(角川文庫)を読みました。
中学1年A組の24人の生徒たち
目立つ生徒、控えめな生徒 その一人ひとりの生徒が主人公の物語です。
おとなになっていく道筋を、おそれながら、悩みながら
それぞれが、言葉にしたり、行動であらわしたりして 歩いていきます。
カンガルーが過ごした青春も、視点を変えればいろいろな見え方があるんだなと、
ちょっぴり感傷的になりました。
子どもの心の奥底を描く、名作です。
2024年10月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.30
家族で、おそば屋さんに入りました。
わたしは、ワンコそば お代わり自由を頼みます。
そばアレルギーのおかあさんカンガルーは、あんかけうどんの定食
おそばとは別ゆでで、うどんを注文できます。
運ばれてきたあんかけうどんには、「特別ご対応メニュー」のふだが・・
ここまできっちりとしていただけると、安心ですね。
2024年10月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.29
坂本司さんの「ショートケーキ」(文春文庫)を読みました。
ショートケーキをめぐる、5つの短いお話しです。
ママ友3人の奮闘を描く「ままならない」
おいしいものを食べていても、頭の中は赤ちゃんのことでいっぱい
そうなのかと納得するも、ショートケーキのお話と私の相性があいません。
わたしが、ケーキにそれほど執着しないためなのかな。
まっ、人それぞれに好みがあるのは、仕方ないことなのですね。
2024年10月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.28
おかあさんカンガルーと、映画「八犬伝」を見に出かけました。
この日は特別に、舞台挨拶のライブ中継から始まります。
滝沢馬琴役の役所広司の外、葛飾北斎の内野聖陽、伏姫役に土屋太鳳。馬琴の息子・宗伯役に磯村勇斗。宗伯の妻・お路役に黒木華。馬琴の妻・お百を寺島しのぶなど
豪華俳優陣が勢ぞろい
八犬伝のフィクションの世界と、滝沢馬琴や葛飾北斎が暮らす江戸の世界とが
交互に描かれて、興味深く楽しめます。
映画って、ほんとうにおもしろいですね。
2024年10月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.27
10月26日 外来診療のあと、2つの講演会に参加しました。
県庁の近くで開かれた講演会では、
辻正孝先生、木嶋晶子先生のお話をお聞きします。
少し早い目に会場をぬけ、向かった先は西宮
ここでは、関根友実先生、手塚純一郎先生のお話しを聞きます。
テーマはいずれもアトピー性皮膚炎の治療
皮膚科の先生、小児科の先生により、少しずつ論点が違うのが、興味をそそります。
最後に締めの挨拶を託され、
「小児科医がなぜアトピー性皮膚炎にかかわるのか」と、
今の気持ちを短い言葉にして、会場を後にしました。
2024年10月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.26
自然学校から帰ってきた女の子に
「おかあさ~ん、さびしいよ~って、泣いた子いなかったかな」と尋ねます。
女の子は、「いたいた、男子、それから女子も」
そこで、「あなたは、どうなのと」確認すると、
「一度も、淋しいななんてこと、思ったことあれへんし」
少し間をおいてから、
「でも、ママのこと嫌いじゃないからね」と加えます。
診察室は、大爆笑、
でも、少しおとなの寂しさが漂います。
2024年10月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.25
青山美智子さんの「赤と青とエスキース」(PHP文芸文庫)を読みました。
物語は、オーストラリアのメルボルンから始まります。
留学先の大学や下宿にもなじめず、下を向いて歩く日々を過ごしていた女子大生レイは
留学が終わるまでの期間限定で付き合いはじめたブーと呼ばれる男の子から、
友人の貧しい画家の、モデルになってほしいと頼まれます。
描かれたエスキースは、日本に渡り、ふたりを結び付けます。
エスキースとは、フランス語で「下絵」や「素描」という意味ですが、
ふたりの出会いと、その後の人生を表しているように思いました。
一枚のエスキースがつなぐ、素敵な恋の物語です。
2024年10月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.24
11才の男の子の、今日の課題は、
卵が使われているポンデリングの負荷試験です。
「先生、これでもいい」と取り出したのは、ハロウィンバージョンのドーナツ
「いいよ、でも、紙のところは、よく噛みよ」
ドーナツに夢中の男の子は、
わたしの会心のメディカル・ジョークをスルーします。
食べることが大事だから、まあ「かみへんか」と
自分の気持ちを支えます。
2024年10月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.23
森絵都さんの「あしたのことば」(新潮文庫)を、読みました。
お話しは、子どもがであう「ことばの」不思議
「どっち」とたずねられ「どっちかなあ」「どっちもかなあ」と、
すぐには答えが出せない小学生
苦手な子とのつきあいに悩む女の子は、「馬があわへんだけや」ということばに救われます。
友だちとうまくいかなくなり、長いメールを書く中で、
その子も自分が口にしたことばに、縛られているのかもしれないと気づきます。
大勢の中ではことばを交わさないクラスの子が、
とても豊かな音への感性を持っていることに気づき、親しくなっていくお話や
笑い転げるほど楽しい遊びをした後で、
ともだちから「またあした」とことばをかけてもらい、
この街で暮らす自信を持ち始める転校生
どの子も、ほんのちいさな言葉に悩み、救われます。
やさしい文体の中に、ことぼの魔法がたくさん詰まったおすすめの1冊です。
2024年10月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
