2024.12.07
町田そのこさんの「星を掬う」(中公文庫)を読みました。
母に捨てられて、育てられた父や祖父母がなくなった後、
出会った男は、とんでもないDV男
ふとしたことから、何十年ぶりに再会した母は、
認知症を患い、娘の顔もわからなくなっていました。
憎しみと悲しみと、許しと拒絶と、
シェルターで一緒に暮らす女性たちとの日常の中で、
なぜ母が私を捨てたのか、
そして母が何を望んでいたのかが明らかになっていきます。
薄れゆく記憶の底から、母は何を掬い上げようとしたのか
今年のカンガルーの本棚の中で、一押しの作品です。
2024年12月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.12.06
9才の女の子が、おりがみで作ったサンタさんをくれます。
目立つところで、診察の妨げにならないところはどこかと考えていると、
思いついたのが、パソコンの側面です。
クリスマスまであと少し、
診察に来られたら、おりがみサンタさんを見てくださいね。
2024年12月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.12.05
12月5日の夜、新神戸近くで開かれた講演会に参加しました。
今日のテーマは、皮膚疾患の酒さです。
酒さとは、顔に赤みやほてりが起きる病気です。
その原因は一つではなく、さまざまな原因が考えられるといわれています。
講師の林宏明先生から、多くの症例写真を見せていただき、
難しい病気だなと思います。
クリニックで、皮膚科の堀先生に「わからない皮膚炎にであったら教えくださいね」と
あらためてお願いしました。
2024年12月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.12.03
6才の男の子が、高木先生にインフルワクチンの注射を受けた後、
アレルギーの診察にまわってきました。
「痛いって、泣いたでしょ」と尋ねると、
「ボク、泣かなかったよ。痛くないって心の中で言ってたから」と教えてくれます。
次の日に、わたしにインフルワクチンを打つ順番が回ってきました。
痛くない、痛くないって唱えながら、高木先生に注射をお願いすると、
ほんとうに痛くありません。
6才の男の子に、大感謝です。
2024年12月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.12.02
家族と生田神社さんにお参りに行くと、
ヘビくんが描かれた、大きな絵馬が飾ってあります。
クリスマスまで、もう少し日があるのに
12月になったその日から、もうくる年の準備が始まっています。
まだ1か月はがんばろうと思っているタツ君には、
なんだか申し訳ない気もしますよね。
2024年12月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.12.02
12月1日 朝早くの新幹線に乗り、冬晴れの京都へ
会場前には、京都タワーが美しい姿を見せてくれます。
今日の講演は、円形脱毛症と、アトピー性皮膚炎の全身療法
終わっての懇親会では、講師の谷﨑英昭先生とお話しします。
全身療法の開始と、治療のやめ方
先生ご自身のお話しもお聞きしながら、奥深い時間を過ごします。
その後、小児科の出席者が集まって情報交換
大切な時間が、流れていきます。
2024年12月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.11.30
11月30日 HAE(遺伝性血管性浮腫)の講演会に出かけました。
4人の先生からのケースレポート
HAEには大きく1型、2型、3型と3つのタイプがあると言われていますが、
一番診断が難しいのが3型のタイプ
発作出現時の注射薬と、予防的な注射薬
その使い分けも簡単ではありません。
講演会のあとで、小児科の先生とお話をして、あたまの整理を図ります。
2024年11月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.11.29
11月28日 皮膚科・小児科合同のアトピー性皮膚炎カンファレンスに出かけました。
講師は京都大学皮膚科、中島沙恵子先生です。
アトピー性皮膚炎のガイドラインの説明から始まり、
先生がご専門とされている、
皮膚細菌叢のご研究、なかでも黄色ブドウ球菌のお話しへと話題は進みます。
会場には久しぶりにお会いする小児科の先生のお顔があり、
中島先生には、皮膚真菌について質問をします。
10時近くまで続く会は、明日の診療を考えると負担に感じますが、
あたまはすっきり、明るいままです。
2024年11月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.11.27
講演会の後、平和記念資料館に立ち寄りました。
事前に入館チケットは購入していたものの、
館内は、学生さん、海外から来られた人で超満員です。
人ごみにもまれながら、展示パネルの前に立ち、
写真と、その人が生きてこられた解説を読みます。
ひとりの人間が暮らし、幸せな家族があり
そして一瞬の閃光が、すべてを壊します。
親が子どもと、そして子どもがその親と、どうして別れなければならなかったのか
平和の大切さを、あらためて、あらためて 感じました。
戦争 反対
2024年11月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
