カンガルーの小部屋

2016.11.28

カンガルーの本棚 託された命

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葉室麟さんの「陽炎の門」(講談社文庫)を、読みました。

幼な友達の冤罪に、自分がかかわったのではないかと自責の念に苦しむ主人公

その真相が明らかになった時、彼は敢然と黒幕に立ち向かいます。

ことが成り終え、罪業深き自分を見つめる時、

「散っていった者たちから、命を託されたのだと存じます」との

妻からの一言に救いを見出します。

託された命をどのように生きていくのか、作者からの問いかけが胸に届きます。

         2016年11月28日

         いたやどクリニック 木村彰宏

 

2016.11.27

聴診器のむこうに おいしい未来

秋2016.11.11  (25)

 

5才の男の子のゆめは、うどん屋さんになること。

 

7才のお兄さんのゆめは、焼き鳥屋さんになること。

 

なぜ、うどん屋さんなのか、

 

なぜ、焼き鳥屋さんなのか、お聞きすることはできませんでしたが、

 

二人そろって、大衆向けの飲食店。

 

おうどんも、焼き鳥も一緒に出せる

 

居酒屋さんの共同経営という手もありますよ。

 

ご兄弟のおいしい夢が かないますように。

 

    2016年11月27日

 

    いたやどクリニック 木村彰宏

2016.11.26

7+8= いろいろしらべて

秋2016.11.22  (38)

おさんぽみちは、きいろいかおり

ボールさんの かおりが、かくれちゃいます。

あとは、ボクの けいけんが たより

どこに かくれたって みつけます。

せなかを のばして、さがします。

きょうは、みつけられなかったけど、

どりょくは、いつか かなうと おもいます。

       2016年11月26日

       いたやどクリニック 木村彰宏

 

2016.11.25

7+8= きいろがいっぱい

秋2016.11.21  (43) 秋2016.11.22  (39) 秋2016.11.21  (29)

おさんぽみちは きいろで いっぱい

いつもの かおりと ちがってます。

おとうさんは、カメラをもって、ボクを おいかけるけど

ボクは、きにしないで、

きいろの くうきを いっぱい すいこみます。

おうちに かえるころには、すこしだけ、

からだも きいろに なっちゃっいます。

      2016年11月25日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2016.11.24

クリニックだより サンタさんがやってくる

秋2016.11.16  (35) 秋2016.11.16  (36) 秋2016.11.16  (38)

12月10日(土)、小児科のクリスマス会を開きます。

13時半 受付開始です。

14時から、ミニゲーム

須磨学園ハンドベル部の皆さんによる、クリスマスソングのコンサート

おやつを食べて(アレルギーがあるお子さんも、食べられますよ)

井戸書店さんの店主さんの落語

クリスマスツリーを作って

プレゼント交換

最後に、サンタさんが登場します。                      

参加費は一人500円 

プラス 交換用のプレゼント(500円相当)を持って来てくださいね

お申し込みは、お電話で予約してくださいね

078-611-0964

お待ちしていま~す。

       2016年11月24日

       いたやどクリニック 木村彰宏 

  

2016.11.23

カンガルーの本棚 いつか訪ねてみたい

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森沢明夫さんの「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)を、読みました。

切り立った岬にある喫茶店。

青く塗られたお店の窓からは、遠くに富士が望めます。

そこを訪れる悩みを抱えた人たち

子どもと訪れる妻を亡くした男性

就活がうまくいかずに、失意のままに立ち寄る青年。

「おいしくなあれ」と心を込めて煎れられたコーヒーと、

その人の人生にふさわしく選ばれた音楽

喫茶店の老主人と過ごすうちに、明日への希望に光がさしこみます。

どこにでもありそうで、なかなか出会えない

そして、いつか訪れてみたい喫茶店。

そんな気持ちになる小説です。

      2016年11月23日

      いたやどクリニック 木村彰宏

 

2016.11.22

聴診器のむこうに はじめてどん兵衛

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「はじめて、どん兵衛 食べさせたんです」

小学生の男の子のおかあさんが こう 言われます。

男の子には、小麦アレルギーがあります。

少しずつ 食べ進めて、はじめての「どん兵衛」体験

「お・い・し・か・っ・た」

男の子のうれしそうな声に、おかあさんも、大満足です。

     2016年11月22日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2016.11.21

7+8= お公家さんみたい

「ナナ、お公家さんみたい」

お散歩の途中で、おかあさんが言います。

おとうさんが撮ってくれた お写真を見ると、

目の上に、きれいな模様がついています。

赤いのや、茶色いのやら、おしゃれでしょ。

わたしのメイク、気にいってくれましたか。

     2016年11月21日

     いたやどクリニック 木村彰宏

秋2016.10.18  (33) 秋2016.10.18  (36) 秋2016.10.18  (38)

2016.11.20

カンガルーの本棚 ドタバタの悲しさ

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荻原浩さんの「母恋旅烏」(双葉文庫)を、読みました。

夢破れ、いまはレンタル家族業を営む大衆演劇一家

おかしさあり、涙ありの ドタバタ喜劇そのものの家族関係

やがて、ひとりひとりと 家族を離れ・・

おもしろうて やがて悲しき 作品です。

     2016年11月20日

     いたやどクリニック 木村彰宏

 

2016.11.19

クリニックだより いろいろな相談

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11月15日、神戸市の乳幼児健診にでかけました。

今日は、1才半の子どもの診察と相談です。

お気に入りの食べ物を、いつまでも飲み込まないで、ずっと、口に入れたままにするんです。

子どもの調子が悪い時は、どの段階で受診すればよいのですか。

卒乳を上手くする方法を教えてください。

どの相談も、なかなかに奥が深く、卒業試験の口頭試問を受けているようです。

アレルギーから離れて、たまには小児科医らしく。

いい勉強になりました。

        2016年11月19日

        いたやどクリニック 木村彰宏