カンガルーの小部屋

2024.10.02

カンガルーの本棚 風呂敷を巻いたネコ

重松清さんの「さすらい猫ノアの伝説」(講談社文庫)を読みました。

風呂敷を首に巻いた黒猫「ノア」の二つのお話し。

ひとつ目は、新人の先生を守ろうとする子どもたちのお話し

二つ目は、転校を繰り返す少女の、出会いと別れのお話しです。

「忘れものはなんですか。大切なものはなんですか」

風呂敷にネコと一緒に入っていた、紙が問いかける謎

その謎を問い続けることで、子どもたちは少し大人に育っていきます。

いつまでも心に残る、重松清さんの作品です。

2024年10月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.10.01

かんがるう一家 あなたの名前は

玄関から駐車場にむかう通り道に、

白い花が咲いています。

お昼は大きなつぼみをみせて、夜になると咲く白い花

植えた覚えはないのに、いつの間にか花を広げています。

きれいなのはわかるけど、通り道に咲くのは、少しお邪魔です。

お買い物の後など、荷物を持ちながら踏んづけないように気を使います。

なんって名前なのか知らないけれど、

次からは、もう少し咲く場所も考えてくださいね。

2024年10月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.30

かんがるうっ子 栗との格闘の朝

かんがるうっ子の献立のリクエストは、栗ご飯

買ってきて一晩水に寝かせた栗を、むき始めます。

2時間以上黙々と栗の皮をむき続けます。

きれいな栗、傷んだ栗、

私は指を切るからと、蚊帳の外

代わりに、おいしそうな栗があまりむけなかった時に備えて、

駅前のCOOPさんまで、むき栗を買いに走ります。

さて今日のお昼は、いつになったら食べることができるのやら、

心配な気持ちが、だんだんと膨らんできます。

2024年9月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.29

あたまのよくなるカンガルー 深いお話しに

9月28日 小児科学会地方会に出かけました。

姫路で開かれた学会の特別講演の講師は

県立こども病院臨床遺伝科の森定直哉先生です。

テーマは、「こどもたちとその家族のためのゲノム医療」

診断は、経過をよく聞き、診察をして、ゲノム解析を行います。

先天異常や悪性腫瘍などの診断を行うことのメリットと課題

遺伝カウンセリングや、ピアサポートに結びつけ

亡くなった子どもたちが残してくれたものを大切にし

差別のない世の中に貢献したいという強いメッセージが伝わります。

電車で1時間以上かかる会場ですが、満足度120%の学会でした。

2024年9月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.28

カンガルーの本棚 半身で働こう

三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(集英社新書)を読みました。

働いていると時間が無くなるので、本が読めなくなるって、そんなのあたりまえ

そう思って読み進めると、読書を軸に書かれた社会論であることに気づきました。

その時代その時代に何をもって本は読まれたのか

そしてSNS全盛の時代に、なぜ本は読まれなくなったのか

作者は自由時間の制約とともに、

必要な情報だけを最短、最小の時間で取り入れる文化の限界を指摘されます。

人とつながるために、情報だけでなく

ノイズ(歴史や他作品の文脈、想定していない展開)をいとわないを受け入れる余裕

そのためには、半身で働く大切さを強調されます。

自分と趣味の合う読書アカウントをSNSでフォローする

帰宅途中のカフェ読書を習慣にする

書店に行く

今まで読まなかったジャンルに手を出す

無理をしない

新聞の書評にこの本の奥深さに触れられていたのを思い出し、手に取った一冊。

読書を通じて人生の過ごし方を教えてくれる新書です。

2024年9月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.27

あたまのよくなるカンガルー 伝えることの難しさ

9月26日 気管支喘息治療の講演会に出かけました。

講師は、田中裕也先生

講演が終わり、治療アドヒアランスについて質問をします。

息がつらい時は治療を求めるとして、

症状が落ち着いた後、吸入療法などを続けていく難しさ。

医療者からは、将来を見据えた治療の大切さを伝えるのですが、

こども本人の胸に刺さるとは限りません。

答えがない質問への論議は、会が終わった後も続きます。

2024年9月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.26

あたまのよくなるカンガルー あまりにも小児科医的で

9月25日 アトピー性皮膚炎治療のWEB講演に参加しました。

講師は井上知宏先生です。

いつものZOOMでのWEB講演ではなく、入室方法を探しているうちに時間が過ぎ

後半部分しか聴講できません。

それでも、アトピー性皮膚炎の全身療法のお話は、

豊富な臨床経験からくる素晴らしいもので、

その話しぶりは、皮膚科の先生とは思えないあまりにも小児科的なやさしさ。

是非もう一度お聞きしたいお話しでした。

2024年9月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.25

カンガルーの輪舞曲 試験期間のあいだに

9月24日、神戸市内の高校の研修会に参加しました。

生徒さんは試験期間、午後からの時間を使っての研修会です。

食物アレルギーの説明を始める前に、

エピペン実習の経験、アナフィラキシーが起きた時の立ち合い経験をお聞きします。

エピペン実習は、半数ぐらいの先生がはじめてとのこと

アナフィラキシーは2名の先生が経験されていました。

90分あまり、理論と実践とで、食物アナフィラキシーの理解を深めます。

保育所や小学校と違い、まだまだ食物アレルギーの研修会は

広がっていないのかなと思いながら帰路につきました。

今回の研修会企画をしていただきまして、ありがとうございました。

2024年9月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.24

クリニックだより 多彩な秋の急病外来

9月23日、休日急病診療所に出かけました。

3連休の最終日、朝一番からいろいろな方が来院されます。

熱がある患者さんには、どの迅速検査を選ぶのかが考えどころ

この日は、インフル0名、コロナ2名、マイコプラズマ3名という結果

マイコプラズマの診断と治療には苦慮します。

やせ気味の女子と、低血糖の2才の男の子

点滴、2次救急病院への転送など、時間があっという間に過ぎていきます。

少しずつ季節は、秋に動いているようです。

2024年9月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.09.23

かんがるうっ子 ステージの姿に喝采

今日は、かんがるうっ子の、軽音部卒業ライブの日

祖母や義妹と待ち合わせて、大雨の梅田に向います。

ライブハウスの中は、若い人で超満員

響き渡る大音響の中、かんがるうっ子の出番がはじまります。

選んだのは、中森明菜の4曲

飾りじゃないのよ涙は、少女A、十戒、デザイアー

マイクを手に、身振り、ダンスと、自分の世界に没入しています。

本当に楽しそうな姿を見て、大きくなったんだなと感激のカンガルー

ライブハウスを出ると、雨はすっかりと上がっていました。

2024年9月23日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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