カンガルーの小部屋

2023.10.01

カンガルーの本棚 表からでは

町田そのこさんの「うつくしが丘の不幸の家」(創元文芸文庫)を読みました。

新しく開けた街に立つ「不幸の家」と呼ばれる一軒家。

物語は、その呼び名を知らずに引っ越してきた理容師の一家から始まります。

何故この家が「不幸の家」と呼ばれているのか。

時はさかのぼり、恋人を妊娠させてしまった高校生とその母

幼い娘を抱えたシングルマザーとその友人の不仲と和解

不妊治療に悩む夫婦

そして、誰からも愛されないとい持っている女性

この家に住むと、誰もが不幸になってしまう。

しかし、この家を去るときに、どの家族も笑顔で前を向いて出ていくことを

誰も知らないのです。

町田さんは、悩み絶望し、それでも歩き始める家族をやさしく見つめます。

カンガルーのお勧めの本が、また1冊増えました。

2023年10月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.30

聴診器のむこうに 似合っていますよ

診察室の椅子に座った、4才の女の子

診察を始めると、指のマニュキュアに気づきます。

女の子をお膝に乗せているおかあさんの指にも、おなじ色のマニュキュアが

おそろいの色で、とっても似あっています。

小さいころから おしゃれセンスを磨くのは、

お姉さんになっても 大きな楽しみにつながりますよね。

2023年9月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.29

聴診器のむこうに わたしの大好きな

5才の男の子は、私の大好きな色変タイプのザウルスシャツ

「触らせてね」と許可を取り、色変に挑戦します

はじめは「みどり」で、色変後は「茶色」に変身

大満足の診察になりました。

あれれ、今日は本当は、おにいちゃんの方の診察日だったのかな

2023年9月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.28

聴診器のむこうに 晩御飯のおかずを取るまでは

12才の男の子は、真っ黒な日焼け姿で登場します。

川遊びをして焼けたというので、

「晩御飯のお魚を取るまでは、帰ってきたらダメっていわれたの?」

と、尋ねると、

「いいえ、泳いでいただけです」と答えます。

楽しい夏休みを過ごせて、よかったですね。

2023年9月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.27

聴診器のむこうに 長崎から船に乗って

6才の男の子の夏休みの思い出は、長崎のおばあちゃんちに行ったこと

「神戸から、船に乗って長崎に行ったの」と質問すると、

キョトンとした顔をして、ノーコメント

実際は、新幹線を乗り継いでの旅だったとか

帰りは台風に巻き込まれて、おまけの1泊

いろいろあって、楽しい思い出になりましたね

2023年9月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.26

散歩のたのしみ ボクも見ているよ

風に乗って運ばれたユリが、玄関先で咲きました。

白い姿は、お姫さま

通りがかりの女性から、「きれいですね」と声をかけられます。

カメに乗ったワンちゃんも、後ろからうっとりと見ています。

朝夕が、ようやく涼しくなりました。

2023年9月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.25

7+8= ナナちゃんどうしてるかな

勉強会に出かけたときに立ち寄った、御朱印のお寺さん

お堂の前から、ワンちゃんが、こちらをみています。

すらりとした顔がかわいくて、大丈夫だからねと、すり寄ります。

思い出すのは、ナナちゃんの姿

雲の上で、楽しく過ごしているといいなあ

2023年9月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.24

聴診器のむこうに かまないでね

6才の男の子の胸には、大きく口を開けたサメの図柄

診察の合間に、指を口に近づけて

「かまないで、かまないで」と叫ぶと、

男の子は「うふふ」と、笑顔で反応してくれます。

そうです。頭から否定しないで、柔軟な対応をするのが関西人。

でも、道で変なおじさんに出会ったときは、気をつけましょうね

2023年9月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.23

カンガルーの本棚 おとなの恋の物語

町田そのこさんの「コンビニ兄弟3」(新潮文庫)を、読みました。

シリーズ3作目も、妖艶な店長が人々を引き付ける門司港のコンビニが舞台です。

3つの物語の最後に登場するのは、

バッチリ決まった女性に振り回されるコンビニ店員のとまどいと、

隠された真実。

軽妙な語り口のうちに、外見からはうかがうことができない

それぞれの生い立ちと、悲しみが浮かび上がります。

第4作はいつ頃かなと、また首が長くなってしまいました。

2023年9月23日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.22

聴診器のむこうに アリエルみたいに

6才の女の子の、呼吸機能は100点満点

「なにか、スポーツしているの」と尋ねると、

「水泳」との答えがかえります:

「すごくいい呼吸機能してるから、

がんばって アリエルみたいになろうね」と励ましても、

女の子は「???」

短い時間に、思いを届けるのは、難しいですね

2023年9月22日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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