カンガルーの小部屋

2023.09.11

カンガルーの本棚 寒村からフランスへ

三國清三さんの「三流シェフ」(幻冬舎)を読みました。

北海道の寒村に生まれた三國さんは、体一つで札幌の一流ホテルの厨房に飛び込み

料理の道を歩み始めます。

その道は、東京帝国ホテル、ジュネーブ大使館へと続き

やがてフランス各地の超一流レストランでの修業が待っていました。

がむしゃらに料理と格闘していた先に、

待っていた言葉はシェフからの「洗練されていない」のひとこと

講演会を主催していただいた小学校の養護の先生からいただいた、

三國シェフの壮絶な自叙伝です。

2023年9月11日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.10

聴診器のむこうに パパはビールで

9才と6才の男の子のおうちは、甲子園球場から徒歩5分

試合の日には、大歓声が聞こえるそうです。

家族そろっての野球観戦の日、

「パパは、ビール飲むかな」と家庭の事情を探ってみると、

「うん、飲むよ」と、6才の男の子。

おそろいの服を着て、ビールを飲んで、最高のご家族です。

阪神のアレまで、M7

わたしも、今日からタイガースファン

次の診察の時には、お祝いしましょうね。

2023年9月10日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.09

聴診器のむこうに デカ靴

17才の男の子は、すらりとした長身

「何センチあるの」と尋ねると「もう少しで180センチ」

足元を見ると巨大な靴が

さっそく私の足を並べて、お写真します。

「29インチあるかな」と、おかあさん。

靴を選ぶときが、大変ですね。

2023年9月9日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.08

あたまのよくなるカンガルー 掛け持ちはつらいよ

9月7日 発達外来の後、参加したい講演会が3つ重なります。

ひとつは、てんかんと発達障害

もう一つは、喘息の吸入療法

考えた末、一つ目は移動中にスマホで聴講します。

喘息講演の会場に入り、開始1分前までイヤホンを付けて聴講し

喘息は東北大学呼吸器内科の玉田勉先生が講師役。

会が終わって、20分ほど玉田先生を独占して質問をします。

最後は、お願いしてカメラでツーショット。

忙しいけれど充実した一日になりました。

2023年9月8日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.07

カンガルーの本棚 4つの恋の物語

高田郁さんの「あきない世傳 金と銀 契り橋」(ハルキ文庫)を読みました。

12作続いたシリーズの最新作。

主人公と出会い、かかかり、助け合う、

4人の登場人物に焦点を合わせたスピンオフ作品集です。

どの小編もあたたかく、じれったさを感じながらも、

登場人物に 幸せになったほしいと願う私がいます。

続編がいつ出るのかと、いまから心待ちの作品です。

2023年9月7日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.06

クリニックだより 夏の間に

9月5日 神戸市の1才半健診に出かけました。

クリニックから、歩いて区役所まで

12時過ぎからの20分間移動は、熱中症にギリギリのつらさです。

途中で冷えたお茶を買い求め、歩きます。

8月の検診が台風で中止になったために、この日は70人越えの大繁盛

高温多湿のせいか、どの子の肌もきれいですが

大家族になると、心配なのが就寝時間。

家族につられて、不規則になります。

それでもマスク生活が落ち着いたのか、言葉の発達も順調です。

夏の間に大きくなって、みんなかわいい1才半

これからもよろしくね。

2023年9月6日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.05

聴診器のむこうに あなたはだあれ

8才の男の子は、お気に入りのぬいぐるみを抱いて座ります。

きいろくて、かわいくて

ワンちゃんのようで、トラくんのようで、それともライオンさんかな

0才からのお気に入りのぬいぐるみは、お鼻も、たてがみも

男の子が食べてしまったとか。

これからも大切にして、成人式にも連れて行ってあげてくださいね。

2023年9月5日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.04

聴診器のむこうに 反則プレイ

14才の男の子の夏休みは、一日野球の練習です。

「大変だね、バットも持てなくなるぐらい、あつくなるでしょ」と心配すると、

「日陰に置いとくから、大丈夫です」

そこで名案が思い浮かび、提案します

「だったら、相手チームの金属バットを、こっそり日なたに出しとけば、

熱くてしっかり握れないうちに、ストライク」

「そりゃ、ダメでしょ」と、速攻否定されます。

先生は、いい案だ(安打)と思ったんだけどな。

帰ってから、もう一度検検討してくださいね。

2023年9月4日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.03

かんがるうっ子 おかげいぬ

かんがるうっ子が、「おかげいぬ」を連れて帰ってきました。

以前、家族と一緒に連れて帰った、初代の「白いおかげいぬ」

その横に、2代目の「紺色のおかげいぬ」を並べます。

ひとりひとり顔つきが違うけど、

このふたりは、とびっきりの美女美男です。

これからも末永く、よろしくお願いしますね。

2023年9月3日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.02

カンガルーの本棚 どうすればいいんだろう

末木新先生の「死にたいと言われたら」(ちくまプリマー新書)を読みました。

本の帯に書かれた「かぎりなく冷たく、根底のところで温かい」言葉にひかれ、

本書を手に取りました。

中高生向けに書かれていますが、その内容は深く、多くのことを考えさせられます。

自殺に至る3つの危険要因

自殺企図歴などの潜在能力

所属感の減弱

負担感の知覚

そのひとつ一つに焦点をあてられ、解説されていきます。

重いテーマのむこうに、わたしたちができること、

社会がなすべきことが見えてくるようです。

心が元気なうちにこそ、手に取ってほしい1冊です。

2023年9月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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