カンガルーの小部屋

2024.06.24

カンガルーの輪舞曲 たけくらべ

6月23日、大学医学部の同級会に参加しました。

コロナ禍もあり、9年ぶりにお会いした懐かしい顔と顔

3分間スピーチを交わしながら、

もうすぐ卒後50年になるそれぞれの歩みを語り合います。

病を得たもの、仕事に区切りをつけ、悠々自適に暮らすもの

それぞれの来し方に、感慨もひとしおです。

お互いの健康を念じながら、再開を誓い合いました。

2024年6月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.23

あたまのよくなるカンガルー かゆみのむこうに

6月23日 かゆみの講演会に出かけました。

講師は、三重病院の藤沢隆夫先生です。

かゆみが与える患者さんへの負担

そして、かゆみのカギになるIL-31への治療薬の話へと進みます。

かゆみは、皮膚に付着した虫や異物を、かゆみとして認識し、

搔くことで排除を試みる生体防御反応ですが、

そのカギとなるIL-31受容体をブロックすることで、

新たな問題が起きないかとの懸念を質問します。

まだまだ勉強が必要ですね

(後日、喘息との関係の論文を見つけました)

2024年6月23日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.22

聴診器のむこうに 今いくよ

11才の男の子のシャツには、あの「どこでもドア」が

「今すぐ、どこにいきたいのかな」と尋ねると、

「おばあちゃんち」

コロナ禍で長く会えないのかなと思っていると、

よく会いに行ってるとのこと

それでもすぐに会いに行くなんて、

おばあちゃん思いの、お孫さんですよね

2204年6月22日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.21

聴診器のむこうに すぐに食べちゃった

鉄道大好きの青年は、山口と京都に行った話をしてくれます。

自分で時刻を調べて、SLに乗り、

写真を撮っての日帰り旅行

撮った写真や、パンプレットを見せてくれ、

おまけにおみやげも渡してくれます。

中身は新幹線と、ふぐのクッキーです。

お昼休みにスタッフみんなと、ありがたく分け合いました。

次からは、気を使わないで、写真と旅話だけでいいですからね。

2024年6月21日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.20

カンガルーの輪舞曲 伝わらないもどかしさ

6月19日 小児科の先生向けの講演会に出かけました

テーマは「アトピー性皮膚炎の関連疾患と疾病負荷」

かゆみからくる睡眠障害、見た目からの対人関係の取りにくさ、

そして治らないかもしれないというあきらめの気持ち

アレルギーの病気の中で、アトピー性皮膚炎は患者さんの心の負担が大きな病気です。

そのひとつ一つを 読み貯めた文献の図表をもとに解説していくのですが、

参加された先生方の顔が、一向に輝きません。

伝えたい情報と、求められる情報とのギャップに、悩み大きな毎日です。

2024年6月20日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.19

カンガルーの本棚 こころで泣いて

重松清さんの「かぞえきれない星の、その次の星」(角川文庫)を読みました。

笑顔の奥にある悲しみを描いて11の短いお話

「送り火のあとで」と題された短編は、

病気で母をなくし、新しい母を迎えた姉と弟の物語

亡き母の精霊を迎え送るお盆の送り火に、家族の悲しみがひろがり、

そして希望の残り火が、灯り続けます。

2024年6月19日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.18

聴診器のむこうに みんなで手分けして

16才の女の子は、野球部のマネージャー

「部員に、お守りとか作ってあげるのかな」と尋ねると、

「いま おサルのお人形を、作ってるんです」

「だったら、特別な子には、中に手紙なんか入れたりして」と深読みすると、

「ややこしくなるから、みんなで、手紙は入れないようにって決めたんです」

青春の告白は、こうして消えていったのでした。

2024年6月18日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.17

聴診器のむこうに 手には日本語で

14才の女の子は、ESS部で活躍中

手には、しばらくの予定がびっしりと書かれています。

でも、これって日本語で書いた予定表

将来は、英語で予定を書けるようなるといいですよね

2024年6月17日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.16

散歩のたのしみ 昼と夜の宇宙船

北九州博多で開かれた、アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。

ホテルからは、まあるいドーム球場が望めます。

昼と夜の姿は、別もののよう。

今にも宇宙にむけて、飛び立ちそうです。

2024年6月16日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.15

カンガルーの本棚 貧しさのゆえに

桐野夏生さんの「燕は戻ってこない」(集英社文庫)を読みました。

北の果て、北海道は北見市から東京に出てきた主人公は、

正規職員の職を得ることができず、

10円、20円を節約して食べるだけの生活に疲れ果てます。

思い余って手をだしたのが、「代理母」の契約

悩み、苦しみ、そして生まれた双子を前に出した答えとは

NHK連続ドラマに魅せられて手に取った、問題作です

2024年6月15日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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