カンガルーの小部屋

2023.07.03

聴診器のむこうに 竜宮城へ

6才の男の子は、壁に掛けてあるカレンダーを見て

「犬の写真や」

そう、保護犬の写真を載せたカレンダーですよ。

「バーバーのとこにも、ほごけん いてる」

「すてられてたから」と教えてくれます。

「それはすごいね、きっといつか、竜宮城に案内してくれるよ」と

教えてあげます。

男の子の頭の上には、「? ? ?」マークがいっぱい。

でも、それって、本当のことだよ

2023年7月3日

いたやどクリニック 木村彰宏

夏2023.07.04  (23)

2023.07.02

カンガルーの本棚 私の声がきこえてますか

町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」(中公文庫)を読みました。

クジラは広い海の中で、仲間たちとつながるために

10ヘルツから39ヘルツの声で歌うという。

その中で、52ヘルツという高い声で歌うクジラの声は、

仲間たちには届かない。

主人公キナコと、出会った少年や、アンさんも、

仲間たちに届かない声で、叫び続けます。

You tubeでクジラの鳴き声を聞きながら、

1度目は2日間で、2度目は1日で再読しました。

2021年本屋大賞第一位に輝く最高の1冊です。

2023年7月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.07.01

聴診器のむこうに つっこみどころでしょ

中学3年生の男の子は、修学旅行から帰ってきました。

行った先は、博多からフェリーに乗って、壱岐の島

「みんな 無事帰ってこれたのかな。

むかしは、悪い人は 島流しになったんやよ。

コンビニもないところで、一生過ごさなあかんかったんやし」と

教えてあげると、感心して聞いています。

いやいやそれは違うでしょ、

「むかしはコンビニなんかないし」って、そこは、つっこみどころでしょ

食べ物の負荷試験以外にも、いろいろな修行をしていきましょうね

2023年7月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.06.30

カンガルーの本棚 明るくて悲しくて

荻原浩さんの「家族写真」(講談社文庫)を読みました。

家族にまつわる、7つの短い物語

軽やかなタッチの文章で、家族の数だけ家族を描きます。

7つの中で好きな短編は、「しりとりの、り」

家族でドライブに出かけた時に、

会話のなさをどうにかしようと始めたしりとり

短い単語から、やがてこころの奥の言葉が紡ぎだされていきます。

こころが疲れた時にお勧めの1冊です。

2023年6月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.06.29

カンガルーの輪舞曲 今夜も遅くまで

6月28日 アレルギーの研修会に出かけました。

18時15分に始め、終わったのが20時30分

アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アナフィラキシー

気管支喘息と話をつなぎ、それぞれの関連性についてお話をします。

後日、お礼に頂いた冊子には、参加者の感想文が載せられていました。

遅い時間までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

いただいた感想文は、大切にさせていただきます。

2023年6月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

夏2023.07.02  (5)

2023.06.28

散歩のたのしみ 何度聞いても

建て替えが終わった集合住宅のまわりに、

花壇が作られました。

通勤の行き返りに、楽しみをプレゼントしてくれます。

お世話されている方に「きれいですね」と声をかけると、

いろいろなお花の名前を、教えてくださいます。

わたしの記憶メモリーは、パンク状態に

わたしは、どのお花の名前も「きれいなおはな」 という名前で統一することにします。

2023年6月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

夏2023.06.15  (55) 夏2023.06.15  (58) 夏2023.06.15  (64) 夏2023.06.15  (66)

2023.06.27

カンガルーの本棚 見ることができたなら

寺地はるなさんの「水を縫う」(集英社文庫)を読みました。

高校生の主人公の楽しみは、刺繍をすること。

母には、彼の趣味がうれしくありません。

結婚を控えた姉のドレスを、彼が作るというのですが。

男のらしさ、女の子らしさという周囲の目の中で生きてきた

主人公や姉、母、そして祖母の屈折した心のうち。

流れる水のように前を向いて生きていく

作者の応援歌が聞こえてきます。

2023年6月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.06.26

聴診器のむこうに キウイだいすき

16才の女の子は、国際派

オーストラリアを皮切りに、ニュージーランド、アメリカへと留学します。

カバンについてるのは、キウイのマスコット人形

「本物のキウイも、見たことあるの」と尋ねると

「夜行性だから、夜こわいから、みたことないです」との答えが返ります。

いろんな国の、いろんな生き物に出会って、

すてきな男性も、見つけてきてくださいね。

2023年6月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

夏2023.06.23  (14)

2023.06.25

クリニックだより みんなで体操

6月25日、神戸医療生活協同組合の定期総代会が開かれました。

4年ぶりに開かれる現地集会には、250名の総代さんと職員が参加されます。

決算、予算報告の後、各生協支部の報告が続きます。

いちばん楽しかったのが、ジャズダンスを披露してくれた支部。

高齢者も負けてられないですよね。

最後は、4月に入職されたばかりの新人さんのごあいさつ

参加者全員が広がって、ラジオ体操をします。

緊張の雰囲気が一気に和やかになり、

新人さん、ありがとうございます。

これからも、ご一緒に、

愛される神戸医療生活協同組合を作っていきましょうね。

2023年6月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

夏2023.06.25  (10) 夏2023.06.25  (11)

2023.06.24

カンガルーの本棚 あらためてスマホ

榊浩平先生の「スマホはどこまで脳を壊すのか」(朝日新聞新書)を読みました。

人々の暮らしを便利にし、生活を一変させたスマホ

便利さの影に、深刻な問題が現れてきています。

スマホの利用時間と成績との関係では、

勉強時間を増やし、しっかりと眠っても

スマホの利用時間が3時間を超えると、勉強の成果は全く現れない

それどころか、認知機能に関係する大脳の前頭前野の発育が止まってしまう

榊先生は、自らの研究に基づいて

子どもの脳への深刻な影響を強調されます。

オンライン授業やオンライン会議の限界にも言及され、

現代人必読の1冊といえます。

2023年6月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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