カンガルーの小部屋

2024.04.05

カンガルーの本棚 ヤンキーとうさん

坂木司さんの「ワーキングホリデー」(文春文庫)を読みました。

主人公の青年は、元ヤンキーで、今はホストを稼業中。

そこに現れた小学生は、突然「おとうさん」と叫びます。

ホストをやめ、宅配便に勤め先を変えた青年は、

はじめて出会う我が子と、短い夏を過ごします。

次第に父になっていく青年の言葉と行動がおもしろおかしくて、

一気読みの1冊です。

2024年4月5日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.04.04

聴診器のむこうに はるかな尾瀬

春休みを使って、高校2年生の男子が診察に来られました。

男の子は、尾瀬の高校に内地留学しています。

学校までの道のりには、うさぎや鹿が現れて、

クマよけの鈴も必需品

尾瀬に移り、地元の方と交流し、今のブームは陶芸です。

レンガを使って、自分で窯を組み立てて、

数日間、火のお世話をして、作品を焼き上げます。

スマホでユーチューブを見せてもらいながら、

すっかりと大人になった男の子を感じます。

くれぐれも クマには気を付けて、暮らしてくださいね。

2024年4月4日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.04.03

クリニックだより 5年ぶりに開いてみて

4月2日の夕方から、「入学前アレルギー説明会」を開きました。

5年ぶりの開催ということで案内も不十分になり、参加された方は12名

スライドを使い、食物アレルギーの説明と、エピペン実習を行います。

少し説明が長く、みなさんお疲れ気味の説明会になりました。

コロナ禍で、意識が弱くなってけれど、

アナフィラキシーの対応の大切さを、もう一度伝えていく必要性を感じました。

2024年4月3日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.04.02

クリニックだより お花見には早いけど

3月31日 いたやど地域の「さくらまつり」に出かけました。

少し遅れて、妙法寺川の会場に着くと、

いろいろな屋台が立ち並び、

メインのステージでは、太鼓や管楽器の演奏で盛り上がります。

クリニックの担当は、健康相談。

組合員さんとともに、楽しいひと時を過ごします。

少し疲れたけれど、来年もこの企画にのりのりです。

2024年4月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.04.01

クリニックだより 嘔吐が流行ってきたかな

3月31日、神戸市の休日急病診療所に出かけました。

インフルエンザやコロナは影をひそめ、

目についたのは、ひどい吐き戻しの子どもたち

点滴をして、顔色が戻るのを確認して、おうちに帰します。

新型なにやらが流行ることなく、

おだやかな春になりますようにと願います。

2024年4月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.31

かんがるうっ子 競争でもないけれど

かんがるうっ子と、おそば屋さんに出かけました。

メニュー表を見ながら、二人で注文したのはざるそばの食べ放題

出された5皿を完食すると、追加の注文のベルを鳴らします

5皿、4皿と積み重ね

わたしは14皿、かんがるうっ子は13皿、

体重計が怖くなければもう少し

ここで留まるのが健康意識の高さです。

それでも体重計の針は、ここ数カ月で一番の振れを記録しました。

2024年3月31日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.30

聴診器のむこうに 背を伸ばすためには

中学2年生になる男の子のおかあさんの心配事は

子どもの背が、もっと伸びるかということ

まずは背を伸ばすための大事なこととして、

「しっかりと寝て、栄養を摂り、運動をすること」の基本を伝えます。

今日だけのおまけとして、

「動物園に出かけてね、キリンを見るのも、いいみたいだね」と伝えると

「ええ、そうなんですか」と、感激気味のおかあさん。

「いやいや、それは、冗談です、

それが本当なら、動物の飼育員さんは、

みんな、2m越えの長身になりますよ」と、あわてて訂正します。

診察室で使うジョークには、注意が必要ですね、

2024年3月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.29

カンガルーの本棚 笑って泣いて

小川糸さんの「サーカスの夜に」(新潮文庫)を、読みました。

大きくなれない病気を抱えた少年は、

小さい時に見たサーカスに入ることを夢見ます。

トイレ掃除、食事係、

そこで出会う芸人たちに教えられ、綱渡りの芸を極めようと思い立ちます。

人を笑わせるってことは、人を傷つけたり哀しませたりすることよりも百倍も千倍も難しい

人生の哀しみを知らなくっちゃ、

相手を笑わせることなんてできないもの。

孤独を知っているからこそ、みんなでバカ笑いできる幸せを

ありがたく思えるのよ。

団員の言葉を胸に、少年は今日も綱に挑みます。

2024年3月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.28

クリニックだより やはり言葉が

3月26日 夜半からの地面が揺れるほどの雷雨が落ち着いたものの、

麻になっても、傘が役に立たないほどの外来の日

午後からは、神戸市の1才半健診に出かけました。

参加者が少なく、ゆっくりと相談をしたのですが

来られた1歳半のお子さんの、半数近くが言葉が出ないか1つどまり

おもちゃで遊んで、ご機嫌を取るのですが、

はっきりとした言葉が聞き取れません。

次の3才健診までの間が長いので、

2才の時にもう一度見せてくださいとお願いし、健診会場を後にします。

1才半で言葉が少ないのは、何故なんだろうと考えながら帰路につくと

道路工事の現場には、かわいいキャラたちが並びます。

道路沿いの公園には、雨上がりの花が咲いています。

2024年3月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.27

散歩のたのしみ けなげな春を

仕事帰りの坂道の片隅に、お花を見つけます。

道路が少しひび割れたところに根を張って、

踏まれないように、咲いています。

一度通り過ぎたものの気になって、坂道をまた逆もどり、

記念写真を撮って、うれしくなります。

人間に見てもらえて、喜んでるのかな。

それとも人間なんて、関係ないのかな。

いろいろなところに、春が咲いています。

2024年3月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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