聴診器のむこうに カメムシは
7才と4才の兄弟は、3年続く虫ブーム
服もリュックも、虫の模様柄です。
持っていた本も、虫の専門書
捕まえた虫を、「これ なにかな」と調べます。
そこで質問、「カメムシ、すきかな? ミミズはどう」
答えは「きらい」
日陰者の存在に愛情を注いでこそ、プロの道。
今度お会いした時の成長が、楽しみです。
2023年11月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
7才と4才の兄弟は、3年続く虫ブーム
服もリュックも、虫の模様柄です。
持っていた本も、虫の専門書
捕まえた虫を、「これ なにかな」と調べます。
そこで質問、「カメムシ、すきかな? ミミズはどう」
答えは「きらい」
日陰者の存在に愛情を注いでこそ、プロの道。
今度お会いした時の成長が、楽しみです。
2023年11月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
お休みの日にスーパーにお買い物に出かけると、
後ろから、何やら話しながらついてくるものがいます。
振り向くと、大きなおめめのロボットさん。
床の掃除の真っ最中です。
ぶつからないように注意していると、
ロボットさんも立ち止まり、道を譲ってくれます。
どうぞお先にと言いながら、どちらが先に動こうかと迷います。
慣れるまでには、お互い少し時間がかかりそうですね。
2023年11月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
西條奈加さんの「六花落落」(祥伝社文庫)を読みました。
古賀藩の下級役人の主人公のあだ名は「何故なに なおしち」
雪の日に降る雪をともに眺めた藩の重臣との出会いが、
主人公を蘭学への道へと誘う込みます。
時代は幕末へと大きく変わりつつあるとき、
学問一筋に生きていた主人公にかけられた言葉は、「そのままでいろ」
学問と政治とのはざまで揺れ動く生き様を描いた、深い作品です。
2023年11月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
11月11日 いたやど創立70周年記念文化祭を開きました。
お昼からの待合室は、大勢の組合員さんで満席です。
バイオリン演奏、キッズダンス、アンクルン演奏、カンガルーのお話
笑喜亭一頁師匠の落語、寸劇など 盛りだくさんの内容に
笑いや、大きな拍手につつまれて、和やかな時間が流れました。
これからも、いたやどクリニックをかわいがってくださいね。
2023年11月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
6才の男の子は、ネコアレルギー
今度動物園に行くというので、おかあさんは心配です。
呼吸機能を調べると、きれいなパターン
そこで男の子に助言します。
「動物園に行ったら、ふれあい広場は大丈夫と思うけど、
トラや、ライオンやオオカミさんには気を付けてね。
特に、ネコすいや、イヌすいみたいに、トラすいはしないでね」
男の子は、「なにいってんだろ、このおじさん」とキョトンとします。
十分に伝えきれなかった無念さを残しながら、診察を終えました。
2023年11月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
坂木司さんの「シンデレラ・ティーズ」(光文社文庫)を読みました。
歯医者さんがとても怖くて嫌いな女子大生サキ
夏休みのバイトにと紹介されて出かけたのが、叔父が務める歯科クリニック
受付係を手伝うことになり、聞こえてくるのはキィーンという身も心も凍り付くあの音
クリニックを訪れる訳ありの患者さんの生活の背景を知るごとに、
歯の治療だけではなく、こころのケアの大切に気づいていきます。
お仕事小説と、ちょっとしたミステリーと、楽しめる1冊です。
2023年11月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
3か月の弟と一緒に来た7歳のおにいちゃん
「おかあさんに、抱っこしてって お願いしてもいいよ」と声をかけると
「ときどきしてるよ」
「じゃあ、おっぱいもおねがいしたら」と続けると、
「それより、宿題がなかったほうがいいな」と答えます。
もう一度赤ちゃんになって、宿題のない世界に戻りたい。
先生には叶えられない大きなお願いでした。
2023年11月9日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
11月7日、神戸市の1歳半健診に出かけました。
この日は、O脚、斜視、食物アナフィラキシー、横隔膜ヘルニアなど、
体の相談が相次ぎます。
この答えでよかったのかと、その都度スマホを開いて確認します。
最後になって、言葉遅れの相談や感覚過敏の相談など、
自分の領域の相談になり、息を吹き返します。
小児科医としては、まだまだ未熟なカンガルーです。
2023年11月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
村瀬健さんの「西由比ケ浜駅の神様」(メディアワークス文庫)を読みました。
真夜中の駅を、脱線事故で大勢に人が亡くなった列車が通るという。
噂話を耳にした、婚約者を亡くした女性や
乳に不義理を重ねていた息子、
孤立していた時に優しくされた女性に想いを続ける青年
そして、事故を起こした列車の運転手の妻
真夜中の幽霊列車に乗り込み、愛しい人に何を伝え、何を伝え残されたのか
深夜の線路を、列車は通りすぎていきます。
いたやど駅前の「井戸書店」の森店長さん、一推しの作品です。
2023年11月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
ハロウィンにあわせてと、コウモリの姿をかたどったネクタイを付けての外来
来られるかたに感想をお聞きすると、
「ホテルマンかな」「マジシャンかと思いました」との答えが
だれも、コウモリと言ってくれないので、
一回限りのイベントとしました。
次は、トラ柄の服を着ようかな。
2023年11月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏