カンガルーの小部屋

2023.10.06

カンガルーの本棚 甘味にひかれて

坂本司さんの「和菓子のアン」(光文社文庫)を読みました。

主人公の梅本杏子さんは、高校を卒業してもやってみたいことが見つからず

たまたま応募したデパ地下の和菓子屋さんで、バイトを始めます。

中身はおっさんの女性店長や、まったく乙女の男子先輩、

しとやかな元ヤンの同僚に囲まれながら、

次第に和菓子の世界に引き込まれていきます。

お店を訪れるお客さんの、何気ない言葉やしぐさから、

謎ときがはじまります。

ミステリーと滑稽さと成長物語と、

ミックス定食のような満腹感を味わえる1冊です。

2023年10月6日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.10.05

クリニックだより 修学旅行のうちあわせ

10月5日、おかあさんの勉強会を開きました。

16才の女の子は、4泊5日の東京旅行、

14才の男の子は、山の中への野外活動

11才の男の子は、広島への修学旅行

アレルギーがあり、食事やその他の相談事を、ゆっくりと話し合います。

アレルギーがあることで、その人の活動や行動が制限されないように、

学校や地域、社会で支えていく重要性を改めて感じました。

次回は10月19日 930からの開始です。

2023年10月5日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.10.04

散歩のたのしみ どこかでお見かけしたような

生田神社さんの帰り道、遠くの建物の窓が黄金色に輝きます。

立ち寄ったガソリンスタンドに、ベンチに座る人影が

どこかでお見かけしたような服装と姿に

お声を掛けましたが、お返事はありません。

秋の夕暮れは、つるべ落としに暮れていきます。

2023年10月4日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.10.03

カンガルーの本棚 知らなかったとはいえ

宮沢孝幸先生の「ウイルス学者の絶望」(宝島社新書)を読みました。

宮沢先生は、獣医学の中でもウイルス学を専門に研究されている先生です。

コロナウイルスの細胞感染様式や、

mRNAワクチンの限界など、

ウイルスと免疫の基礎からわかりやすく解説され、

今まで学習してきたこと知識にあてはまらない

多くの新しい知見を提供していただきました。

新型コロナウイルス感染症は、いろいろな角度から、知識を広げたいと思います。

2023年10月3日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.10.02

聴診器のむこうに お元気にされていますか

診察室を出ると、懐かしい顔にお会いします。

長い間、お昼ご飯のお世話になっていた定食屋さん「あじくら」のマスターです。

1年前にお店を閉じられて、今は悠々自適の毎日を過ごされています。

お元気なお顔を拝見して、ツーショット

また近々お会いしましょうね。

2023年10月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.10.01

カンガルーの本棚 表からでは

町田そのこさんの「うつくしが丘の不幸の家」(創元文芸文庫)を読みました。

新しく開けた街に立つ「不幸の家」と呼ばれる一軒家。

物語は、その呼び名を知らずに引っ越してきた理容師の一家から始まります。

何故この家が「不幸の家」と呼ばれているのか。

時はさかのぼり、恋人を妊娠させてしまった高校生とその母

幼い娘を抱えたシングルマザーとその友人の不仲と和解

不妊治療に悩む夫婦

そして、誰からも愛されないとい持っている女性

この家に住むと、誰もが不幸になってしまう。

しかし、この家を去るときに、どの家族も笑顔で前を向いて出ていくことを

誰も知らないのです。

町田さんは、悩み絶望し、それでも歩き始める家族をやさしく見つめます。

カンガルーのお勧めの本が、また1冊増えました。

2023年10月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.30

聴診器のむこうに 似合っていますよ

診察室の椅子に座った、4才の女の子

診察を始めると、指のマニュキュアに気づきます。

女の子をお膝に乗せているおかあさんの指にも、おなじ色のマニュキュアが

おそろいの色で、とっても似あっています。

小さいころから おしゃれセンスを磨くのは、

お姉さんになっても 大きな楽しみにつながりますよね。

2023年9月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.29

聴診器のむこうに わたしの大好きな

5才の男の子は、私の大好きな色変タイプのザウルスシャツ

「触らせてね」と許可を取り、色変に挑戦します

はじめは「みどり」で、色変後は「茶色」に変身

大満足の診察になりました。

あれれ、今日は本当は、おにいちゃんの方の診察日だったのかな

2023年9月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.28

聴診器のむこうに 晩御飯のおかずを取るまでは

12才の男の子は、真っ黒な日焼け姿で登場します。

川遊びをして焼けたというので、

「晩御飯のお魚を取るまでは、帰ってきたらダメっていわれたの?」

と、尋ねると、

「いいえ、泳いでいただけです」と答えます。

楽しい夏休みを過ごせて、よかったですね。

2023年9月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2023.09.27

聴診器のむこうに 長崎から船に乗って

6才の男の子の夏休みの思い出は、長崎のおばあちゃんちに行ったこと

「神戸から、船に乗って長崎に行ったの」と質問すると、

キョトンとした顔をして、ノーコメント

実際は、新幹線を乗り継いでの旅だったとか

帰りは台風に巻き込まれて、おまけの1泊

いろいろあって、楽しい思い出になりましたね

2023年9月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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