カンガルーの本棚 不思議なお話
佐藤正午さんの「月の満ち欠け」(岩波文庫)を読みました。
子どもを残すのではなく、
何度も生まれ変わって思いを遂げる女性の物語。
前世の記憶を受け継いで、大切な人に会いに行く
でも、なぜか感情移入ができません。
第157回直木賞受賞作です。
2023年5月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
佐藤正午さんの「月の満ち欠け」(岩波文庫)を読みました。
子どもを残すのではなく、
何度も生まれ変わって思いを遂げる女性の物語。
前世の記憶を受け継いで、大切な人に会いに行く
でも、なぜか感情移入ができません。
第157回直木賞受賞作です。
2023年5月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
5月20日 小児科学会地方会に出かけました。
今回は、大学で開かれた現地での参加です。
新生児疾患の一般演題に続いて、
教育講演は内分泌疾患の進歩
子ども病院の尾﨑佳代先生の講義を拝聴します。
学会や研究会への参加はアレルギー疾患が中心なので、
分野違いの講義は新鮮でおもしろく、楽しめます。
コロナがおだやかになり、少しずつ気持ちも前に向かいそうです。
2023年5月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
6才の男の子が、おもちゃ箱からワシのぬいぐるみを探し出します。
「このぬいぐるみ、カラスかな」と、たずねると
「カラスじゃない」と、的確な答え。
「それじゃ、ぬいぐるみに聞いてみたら。
わしはワシじゃって、教えてくれるかもね」
大阪ギャグは、男の子には通じなかったようです。
2023年5月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
原田マハさんの「旅屋おかえり・丘の上の賢人」(集英社文庫)を読みました。
今回の旅の先は北海道、小樽と札幌
依頼人から頼まれた旅で、出会う3名の人
帰りたくても帰れない
旅の成果物を届けるときに
ふるさととは、「おかえり」って言ってくれる人が住む所だと気づきます。
少しできすぎかなという、印象が残りました。
2023年5月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
6才の男の子は、ランドセルを背負って登場します。
4月から通い始めたばかりの小学校
お気に入りの黒いランドセルの表には、
黄色い安全カバー
須磨区のゆるキャラ、「スマボウ」がついてます。
車に気を付けて、小学校生活を楽しんでくださいね。
2023年5月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
小野寺文宜さんの「近いはずの人」(講談社文庫)を、読みました。
急逝した妻が残した、携帯電話
ロックをはずすと、最後に交わされた謎のメールが
わかっていたつもりの妻にどんな秘密が隠されていたのか
テンポいい文体に、ページをめくるスピードは速まるのですが、
あまり好きになれない結末が待っていました
2023年5月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
母の日は、小雨が降る中を 駅前のケーキ屋さんまで出かけます。
カンガルーおくさんが好きそうなケーキを選んで、
しばらくの ポイント稼ぎをして、
それでも、プラスマイナス ゼロかなと、
その話を、21才のお嬢さんにすると、
「先生、マイナスにならなくて よかってね。
なにかあげても、マイナスになることも経験するからね」と、慰められます
20才を過ぎると、深い大人の話ができます。
小児科をしていると、わたしも少しかしこくなれそうです。
2023年5月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
5才の男の子の 上着の左下に
ひつじさんが歩いています。
1匹、2匹、3匹、4匹
数えてるうちに、眠たくなってきます。
ひつじさんには、魔法の力があるのですね。
2023年5月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
中学3年生の男の子は、修学旅行の準備をします。
行先は、長崎と壱岐の島
アレルギー症状が出ないように、献立表を見せてもらうと
牛乳、卵をほとんど使わない優れもの。
有名なサル岩を見て、楽しんできてくださいね。
2023年5月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
凪良ゆうさんの「流浪の月」(創元文芸文庫)を読みました。
行き場を失った若い二人に残されていたのは、
友情でもない、恋愛感情でもない
お互いを支え合う、命綱
世の中の人がどう言おうと、
強く結ばれた掌に、お互いの命を感じ取る
本屋大賞2021年の受賞作は、生きる難しさと救いとを
わたしに語りかけます。
2023年5月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏