カンガルーの小部屋

2023.04.11

カンガルーの本棚 少しだけ顔を上げて

西條奈加さんの「わかれ縁」(文春文庫)を読みました。

金と女にだらしがない亭主のもとから逃れようとする絵乃

人ごみの中で救ってくれた「別れ屋」家業の手代のもとで、

新しい人生を探し始めます。

視野が狭くなり、下を向き足許ばかりを見ている

そんな顎を一寸だけ上げてやる

「別れ屋」は絵乃を救い、そして幾多の人を救います。

今よりのずっと女性の人権が疎んじられていた江戸時代にあって、

生きる力を取り戻していく女性たちの物語です。

2023年4月11日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.04.10

聴診器のむこうに みんなが心配

14才の男の子は、バスケでアキレスをやり

今日ギプスがとれたばかりです。

「みんな 心配してくれたかな」と尋ねると

「はい、心配してくれました」

「女子も、心配してくれたかな」と、一番聞きたいことを尋ねると、

「はい、みんな 心配してくれました」

アキレスを切って大変だったけど、

みんなのやさしさに出会えて、よかったかもですね。

2023年4月10日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.04.09

聴診器のむこうに ルービック

9才の男の子は「できた」と声を出しながら登場します。

手には、完成したばかりのルービックキューブ

「この間みたテレビの芸能人は、30秒で完成したよ」と言いながら、

貸してもらったルービックを難しくリセットします。

呼吸機能の検査が終わり、もう一度診察室に入ってもらうと、

そこには数分で完成したルービックが。

将来の宴会での1発芸は、これで決まりですね。

2023年4月9日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

春2023.04.05  (77) 春2023.04.05  (82)

2023.04.08

カンガルーの本棚 愛してるのに

中野信子先生の「毒親」(ポプラ新書)を読みました。

子どもの人生を支配し、子どもの人生に悪影響を及ぼす親を指します。

愛してるのに、愛されたいと思っているのに

すれ違う親と子の気持ち

中野先生は、

子を産む役割と、育てる役割を

ゆるやかに自然な形で分担できるならと述べられます

2023年4月8日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.04.07

聴診器のむこうに 僕はティム

お兄さんの診察の付き添いに来た5才の男の子のあたまに、

気になるかぶり物。

ミニオンが連れているクマのぬいぐるみで、名前は「ティム」

「おて」をお願いした後は、

貸してもらって自分でかぶります

看護師さんの後ろから近づいて、バア

楽しい気持ちになるのですが、

忙しい外来が、また忙しくなります。

2023年4月7日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

春2023.03.28  (58) 春2023.03.28  (61)

2023.04.06

カンガルギー情報 動物病院の近くで

4月6日 中学校で開かれた研修会に参加しました。

ナナと、ハッちゃんがお世話になった動物病院の近くの中学校です。

体育館を使って準備された会場には50名の先生に参加していただきました。

食物アレルギーの基礎編から、アナフィラキシーが起きた時の対応

しめは、消費期限が切れたエピペンを使っての実習をします。

思春期の難しさ、ナッツアレルギーの増加など、

食物アレルギーの世界も、毎年新しい知識が付け加わります。

これからもご一緒に、勉強を続けていきましょうね

2023年4月6日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

春2023.04.06  (26) 春2023.04.06  (31)

2023.04.05

カンガルーの本棚 深おも本

中野信子先生の「脳の闇」(新潮新書)を読みました。

不安が持つ意味

うつの生き方

正義中毒のわな

不健康の自慢

これまで抱いていた常識を、根底からひっくり返される心地よさ

脳科学者の中野先生による、深くて面白い論説集。

脳が最高に活動しているときに、おすすめの1冊です。

2023年4月5日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2023.04.04

聴診器のむこうに これヒメグマ

4才の女の子は、おおきなぬいぐるみを持って登場します。

どこかで見た顔だけど、思い出せないので尋ねると、

「これ、ヒメグマです」と、後ろからおとうさんの声

「進化したら、リングマになるの」というと、

「そうそう」と、おとうさんと共感しあいます。

ポケモンが取り持つ縁は、また一人広がります。

2023年4月4日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

春2023.03.15  (15) 春2023.03.15  (11)

2023.04.03

聴診器のむこうに 深海魚はかせ

6才の男の子は、ファイルに入った絵を見せてくれます。

中身は、何かの絵と解説文

「なにの絵かな」と尋ねると、「深海魚」との答え。

何枚も、何枚も、ていねいに書いてあります。

「先生も、なにか書いて」と リクエストされるので、

「先生は、いつも恥をかいてるよ、それもおおきな大きな恥を」と

教えてあげます。

男の子の頭の上には、ハテナしるし

そこで、お礼にはっちゃんの絵をかいてあげました。

今度は、昆虫の絵を描いて見せてくださいね。

2023年4月3日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

春2023.03.20  (7) 春2023.03.20  (8)

2023.04.02

散歩のたのしみ 白さくら赤さくら

仕事帰りのちいさな公園に、

大きな桜の木がたっています。

カメラの撮影条件を変えて、さくらの姿を映します。

白く浮かび上がるさくらと、赤く映えるさくら

春のよるの美しさは、家に帰るのを忘れさせます。

2023年4月2日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

春2023.03.31  (36) 春2023.03.31  (34)

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