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2024.05.11
聴診器のむこうに 強盗犯
9才の男の子は、採血されるのが大の苦手です。
少しでも気持ちを和らげようと、
「よかったね、今日は採血上手の、ゴッドハンドの看護師さんがいるよ」というと、
「ごうとうはん」と、確認してきます。
いえいえ。強盗犯ではありません。
きっちりと同意をとってから、少し体から血をいただくだけですからね。
家に帰ったら、ゴッドハンドを、辞書で調べてみてくださいね。
2024年4月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.10
カンガルギー情報 まだまだ分からないことが
5月9日、兵庫小児アレルギー研究会を開きました。
322回目のテーマは、「喘息管理の課題」
講師は、黒坂文武先生です。
アスリート喘息、思春期喘息のアドヒアランスとその対策
吸入ステロイドの副作用、子どもの夜間の咳
などなど、気管支喘息をめぐるいろいろな疑問に、お答えいただきます。
1830に開始し、終わったのが2045
それでも、まだ説明スライドがたくさん残ります。
吸入ステロイドによる治療が普及し、
小児では喘息で亡くなることがなくなりましたが、
まだまだ分からないことがたくさんあると、考えさせられました。
2024年5月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.09
カンガルーの本棚 消えた両親
西條奈加さんの「いつもが消えた日」(創元推理文庫)を読みました。
後輩ユウト君の両親と姉が、突然消えてしまった。
ユウト君を自宅に引き取り、お世話するかたわら、
消えた家族を探すノゾミ君と、おばあちゃん
数少ない手がかりをもとに、無事家族救出作戦は成功するのでしょうか
スーパーおばあちゃんの活躍が今回も光ります。
2024年5月9日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.08
聴診器のむこうに あたまにスイカが
8才の女の子のあたまに、なにやら赤いものが
はは~ん、朝食べたスイカの食べ残しかな
よく見ると、髪飾り
おかあさんに尋ねると「100均で売ってますよ」とのこと
「あたまに、スイカ」
なにやらことわざにあったような、なかったような
もうすぐ夏ってことですよね。
2024年5月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.07
カンガルーの本棚 スーパーばあちゃん
西條奈加さんの「無花果の実のなるころに」(創元推理文庫)を読みました。
大江戸は神楽坂に住む中学生ノゾミ君のおばあちゃんは、
「生粋の江戸っ子」、でも料理はまるっきりできません。
転勤で北海道に住んでいる両親にかわり、
おばあちゃんのお世話係兼料理人となった
ノゾミ君のまわりで次々と起きる不可解な事件。
そのひとつ一つを、スーパーばあちゃんが解決していきます。
何とも言えない掛け合いのおかしさに、満足の1冊です。
2024年5月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.06
かんがるうっ子 いちばん長い夕食
連休中に、かんがるうっ子のおじいちゃん、おばあちゃん、おばさん、おじさん
みんなで食事会に出かけました。
家から駅に歩いて5分のところに、
小さなフランス料理屋さんがあります。
前菜は、エスカルゴとサラダ
続いて、カモ肉、ブロッコリーのスープに、エビのパイ包み
シャーベットでお口直しして、メインはやわらかお肉
4種のデザートを食べて、もちろんワインのお代わりも
18時に食べ始め、店を出ると21時半
夕食にこれだけの時間をかけたのは、新記録
味よし、雰囲気よし
近くにこんなお店があるとはと、大感激のかんがるうっ子でした。
2024年5月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.05
かんがるうっ子 朝の食事に
帰省中のかんがるうっ子の前に、出されたのは1本のちまき
おばあちゃん宅から1袋もらったので、家族1本ずつワケワケします。
笹の葉に巻かれたちまきを取り出すのに、一苦労しますが、
今年一年、元気で過ごすことができますように。
2024年5月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.04
クリニックだより さつきの道を通り抜け
5月3日 神戸市の休日急病診療所に出かけました。
お休みの日が続くと、予約の患者さんでいっぱいです。
この日流行っていたのは、水ぼうそうと溶連菌感染症
診察と、迅速診断検査に、説明と
休む間もなく時間が過ぎていきます。
コロナ、インフルの患者さんは、子どもではゼロ
感染事情が、大きく変わってきましたね。
2024年5月4日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.03
カンガルーの本棚 自分の手で扉を開けて
坂木司さんの「動物園の鳥」(創元推理文庫)を、読みました。
動物園に、虐待された猫が相次いで発見される
動物を愛する女性と、ホームレス、
さらにはひきこもり探偵が学校に行けなくなった原因の男が登場し、
今回の謎解きが進みます。
降りの中に閉じこもったままの、ひきこもり探偵は
はたして自分の手で、鳥のかごをあけて、
大空に飛び立つことができるのか
シリーズ第3話も、心の奥底を描く作品です。
2024年5月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.02
聴診器のむこうに みどりの少女
小学生の女の子が、待ち時間に描いた絵を見せてくれます。
細いからだに、緑の瞳と、緑の髪
異国の少女の姿に、心を奪われます。
次の作品もまた、見せてくださいね。
2024年5月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.05.01
カンガルーの本棚 こころの奥底に
坂木司さんの「仔羊の巣」(創元推理文庫)を、読みました。
ひきこもり探偵の今回の謎解きは
元気をなくした同僚の女性の、心の中
地下鉄のホームで、不可解な行動をとる中学生
やさしさに迷う主人公は祖母の言葉を思い出します。
「優しくしてあげればいいんだよ。
一番近くにいるひとからはじめて、
まだ手が届くようだったら、もう少し先の人に優しく
そういう風にしていけば、遠くにも届くだろう」
謎解きに込められた作者のメッセージに、心がひかれます
2024年5月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏