カンガルーの小部屋

2025.08.30

散歩のたのしみ リベンジは暑すぎて

夏休み最後の土曜日に、大阪万博に出かけました。

かんがるうっ子は、朝から出かけ、わたしは午前の診療が終わり合流します。

夢洲に着くと13時すぎ、夜間入場までは3時間近くあります。

列の先頭に並び、持ち運び椅子を組み立てて、日傘をさして、

それでも日陰ひとつないコンクリート砂漠。

近くの人と話をしたり、交互にトイレに行ったりして、

時間が流れるのを耐え忍びます。

16時に入場がはじまり、さあかんがるうっ子を探しましょう。

2025年8月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.29

聴診器のむこうに あなどれないお店

予防接種に来られた女の子は、ディズニーのドレス姿

お昼前に来られた大学生は、トムジェリのカーディガン

「どこで売ってたの」と尋ねると、

おふたりとも「しまむら」という答えに、

看護師さんは、びっくりします。

そういう私の服も、しまむらで買ったおニューですけどね。

2025年8月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.28

聴診器のむこうに 怖いのは

10才の男の子は、夏休みにレジャーランドに出かけました。

体を動かす系のイベントに、ドッキドキ

「怒った時のおかあさんと、どっちが怖かったの」と尋ねると

「おかあちゃんより、こわかった」との答え。

そうか、おかあさんより怖かったんだね。

これからもいっぱい怖いこと、嫌なことがあると思うけど、

おかあさんが助けてくれるから、大丈夫だよ

2025年8月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.27

聴診器のむこうに 南の国の妖精さん

11才の男の子の胸には、不思議な生き物たち

宮古島に住む妖精さんだとか

わるいことをすると、顔に泥を塗るそうで

それは困った、わたしの顔は泥だらけ

なにかいい おまじないはないですか

2025年8月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.26

聴診器のむこうに 小さな鉄ちゃん

6才の男の子は、鉄道の服で身を包んでいます。

くつは、ドクターイエローで

くつしたは、トーマス君

Tシャツは、もちろん新幹線

鉄ちゃんになるとね、友だちが増えるよ

いいことがいっぱいあるから、

これからも、鉄ちゃんで歩いていこうね

2025年8月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.25

聴診器のむこうに クマに出会ったら

9才の男の子がキャンプに行ったというので、

クマに出会ったときの逃げ方を質問します。

男の子は、「クマの目を見て、ゆっくりと後ずさりするんでしょ」と答えます。

「だったら、おとうさんが起こった時は、どんな風に逃げるのかな」と尋ねると、

「おとうさんは、ライオンみたいだから、

とびかかってきて、タックルしてくるから、逃げるの無理」と続けます。

それはさすがに百獣の王

まずは、おとうさんライオンを怒らせないようにしましょうね。

2025年8月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.24

カンガルーの本棚 あれこれ悩んで

重松清さんの「答えは風の中」(新潮文庫)を読みました。

こどもの心の中の「あれ、これ」をめぐる10の短いお話し集

おとなの世界を少し垣間見て、「あれ、これ」と答えが出ない問題を前に

たじろぐ子どもたち

なかでも、「ケンタの背中」の短編です。

継母と暮らし始めたケンタ君

我慢をして我慢をして、そしてケンタ君の気持ちに気づいた母のとった行動とは

さすが重松清さま

新書疲れのこころに、深く刺さりました。

2025年8月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.23

聴診器のむこうに 不思議な動物園

5才の男の子が、机の上に並べて遊んでいます。

ウシさんのようでウシさんじゃない。ブタさんのようでブタさんじゃない。

何とも不思議な動物たち。

おとうさんが「イタリアンブレインロットっていって、今流行ってるんです」と教えてくれます。

帰ってからさっそくスマホで検索すると、

イタリアンブレインロット(Italian Brainrot)とは、「動物+モノ」といった組み合わせの奇妙なキャラクターの生成AI画像に、イタリア語の合成音声(TTS)を重ねたネットミームのこと。と解説されます。

わたしが知らないままに、こんな姿の動物が繁殖していたなんて

これも、地球温暖化の影響なのかな

2025年8月23日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.22

聴診器のむこうに チャックを開けて

6才の女の子は、クマさん柄のTシャツ姿

服の間から、クマさんが顔を出しているポーズです。

「ねえねえ、わたしがチャックを開けてあげたの?」と尋ねると

女の子は「・・・」

だけど、気が付かないうちに、チャックを開けたげたんだと思うんですけれどね。

真相はいかに、謎が深まります。

2025年8月22日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2025.08.21

聴診器のむこうに 海にいくのかな

もうすぐ2歳になる男の子は、スイカ姿で抱っこされています。

まあるいお尻にぴったりのスイカの絵柄

このまま海に出かけると、目隠しをして長い棒を持った子どもに

追いかけられるかもしれませんね

2025年8月21日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏