カンガルーの小部屋

2024.06.28

クリニックだより 長い間ありがとうございます

長年、小児科外来を担当されていた看護師さんの

退職ご苦労さん会を開きました。

職員一人一人がお礼の言葉ののべ、記念品を手渡します。

しばらくの休養の後、非常勤職員として復帰される予定

お疲れさまでした、これからもよろしくお願いいたします。

2024年6月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.27

カンガルーの本棚 見知らぬ手紙

森沢明夫さんの「水曜日の手紙」(角川文庫)を読みました。

水曜日に書いた手紙を送ると、見知らぬ誰かにその手紙が届き、

別の見知らぬ誰かからの手紙が戻ってくるという

主人公は、子育てとバイトに明け暮れる毎日に疲れ切った女性

そして絵本作家になるという夢を捨て、会社勤めを続ける中年男性

友の暮らしをうらやみ、内向きに内向きに自分を否定する毎日

ふとしたことから知った水曜日の手紙に、自分の夢や悩みを託し

少しずつ人生が変わり始めます。

生きる強さと暖かさに満ちた作品です。

2024年6月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.26

元気になって あと2年

病を得たあとの、定期的な受診に出かけました。

採血だけだと思っていたら、先にエコーをしましょう

次は造影CTですと案内され、最後は診察です。

「3年たちましたね、これからは6か月ごとのフォローです」と主治医に言われ、

「ありがとうございます」とお礼を伝えると、

「あと、2年はフォローです」と返されます。

もう少し心身ともに元気で過ごすことが叶うのなら、

まだまだアレルギーの臨床の道を進んでみたい。

こう願いながら、帰路につきました。

2024年6月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.25

聴診器のむこうに むらさき大好き

7才の女の子は、むらさき色が大好き

バッグに、お人形、スマホカバーに、サンダルまで

むららき色に決めています。

次は、「源氏物語」でも、読み始めましょうか

2024年6月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.24

カンガルーの輪舞曲 たけくらべ

6月23日、大学医学部の同級会に参加しました。

コロナ禍もあり、9年ぶりにお会いした懐かしい顔と顔

3分間スピーチを交わしながら、

もうすぐ卒後50年になるそれぞれの歩みを語り合います。

病を得たもの、仕事に区切りをつけ、悠々自適に暮らすもの

それぞれの来し方に、感慨もひとしおです。

お互いの健康を念じながら、再開を誓い合いました。

2024年6月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.23

あたまのよくなるカンガルー かゆみのむこうに

6月23日 かゆみの講演会に出かけました。

講師は、三重病院の藤沢隆夫先生です。

かゆみが与える患者さんへの負担

そして、かゆみのカギになるIL-31への治療薬の話へと進みます。

かゆみは、皮膚に付着した虫や異物を、かゆみとして認識し、

搔くことで排除を試みる生体防御反応ですが、

そのカギとなるIL-31受容体をブロックすることで、

新たな問題が起きないかとの懸念を質問します。

まだまだ勉強が必要ですね

(後日、喘息との関係の論文を見つけました)

2024年6月23日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.22

聴診器のむこうに 今いくよ

11才の男の子のシャツには、あの「どこでもドア」が

「今すぐ、どこにいきたいのかな」と尋ねると、

「おばあちゃんち」

コロナ禍で長く会えないのかなと思っていると、

よく会いに行ってるとのこと

それでもすぐに会いに行くなんて、

おばあちゃん思いの、お孫さんですよね

2204年6月22日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.21

聴診器のむこうに すぐに食べちゃった

鉄道大好きの青年は、山口と京都に行った話をしてくれます。

自分で時刻を調べて、SLに乗り、

写真を撮っての日帰り旅行

撮った写真や、パンプレットを見せてくれ、

おまけにおみやげも渡してくれます。

中身は新幹線と、ふぐのクッキーです。

お昼休みにスタッフみんなと、ありがたく分け合いました。

次からは、気を使わないで、写真と旅話だけでいいですからね。

2024年6月21日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.20

カンガルーの輪舞曲 伝わらないもどかしさ

6月19日 小児科の先生向けの講演会に出かけました

テーマは「アトピー性皮膚炎の関連疾患と疾病負荷」

かゆみからくる睡眠障害、見た目からの対人関係の取りにくさ、

そして治らないかもしれないというあきらめの気持ち

アレルギーの病気の中で、アトピー性皮膚炎は患者さんの心の負担が大きな病気です。

そのひとつ一つを 読み貯めた文献の図表をもとに解説していくのですが、

参加された先生方の顔が、一向に輝きません。

伝えたい情報と、求められる情報とのギャップに、悩み大きな毎日です。

2024年6月20日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.06.19

カンガルーの本棚 こころで泣いて

重松清さんの「かぞえきれない星の、その次の星」(角川文庫)を読みました。

笑顔の奥にある悲しみを描いて11の短いお話

「送り火のあとで」と題された短編は、

病気で母をなくし、新しい母を迎えた姉と弟の物語

亡き母の精霊を迎え送るお盆の送り火に、家族の悲しみがひろがり、

そして希望の残り火が、灯り続けます。

2024年6月19日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏