カンガルーの小部屋

2024.04.01

クリニックだより 嘔吐が流行ってきたかな

3月31日、神戸市の休日急病診療所に出かけました。

インフルエンザやコロナは影をひそめ、

目についたのは、ひどい吐き戻しの子どもたち

点滴をして、顔色が戻るのを確認して、おうちに帰します。

新型なにやらが流行ることなく、

おだやかな春になりますようにと願います。

2024年4月1日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.31

かんがるうっ子 競争でもないけれど

かんがるうっ子と、おそば屋さんに出かけました。

メニュー表を見ながら、二人で注文したのはざるそばの食べ放題

出された5皿を完食すると、追加の注文のベルを鳴らします

5皿、4皿と積み重ね

わたしは14皿、かんがるうっ子は13皿、

体重計が怖くなければもう少し

ここで留まるのが健康意識の高さです。

それでも体重計の針は、ここ数カ月で一番の振れを記録しました。

2024年3月31日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.30

聴診器のむこうに 背を伸ばすためには

中学2年生になる男の子のおかあさんの心配事は

子どもの背が、もっと伸びるかということ

まずは背を伸ばすための大事なこととして、

「しっかりと寝て、栄養を摂り、運動をすること」の基本を伝えます。

今日だけのおまけとして、

「動物園に出かけてね、キリンを見るのも、いいみたいだね」と伝えると

「ええ、そうなんですか」と、感激気味のおかあさん。

「いやいや、それは、冗談です、

それが本当なら、動物の飼育員さんは、

みんな、2m越えの長身になりますよ」と、あわてて訂正します。

診察室で使うジョークには、注意が必要ですね、

2024年3月30日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.29

カンガルーの本棚 笑って泣いて

小川糸さんの「サーカスの夜に」(新潮文庫)を、読みました。

大きくなれない病気を抱えた少年は、

小さい時に見たサーカスに入ることを夢見ます。

トイレ掃除、食事係、

そこで出会う芸人たちに教えられ、綱渡りの芸を極めようと思い立ちます。

人を笑わせるってことは、人を傷つけたり哀しませたりすることよりも百倍も千倍も難しい

人生の哀しみを知らなくっちゃ、

相手を笑わせることなんてできないもの。

孤独を知っているからこそ、みんなでバカ笑いできる幸せを

ありがたく思えるのよ。

団員の言葉を胸に、少年は今日も綱に挑みます。

2024年3月29日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.28

クリニックだより やはり言葉が

3月26日 夜半からの地面が揺れるほどの雷雨が落ち着いたものの、

麻になっても、傘が役に立たないほどの外来の日

午後からは、神戸市の1才半健診に出かけました。

参加者が少なく、ゆっくりと相談をしたのですが

来られた1歳半のお子さんの、半数近くが言葉が出ないか1つどまり

おもちゃで遊んで、ご機嫌を取るのですが、

はっきりとした言葉が聞き取れません。

次の3才健診までの間が長いので、

2才の時にもう一度見せてくださいとお願いし、健診会場を後にします。

1才半で言葉が少ないのは、何故なんだろうと考えながら帰路につくと

道路工事の現場には、かわいいキャラたちが並びます。

道路沿いの公園には、雨上がりの花が咲いています。

2024年3月28日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.27

散歩のたのしみ けなげな春を

仕事帰りの坂道の片隅に、お花を見つけます。

道路が少しひび割れたところに根を張って、

踏まれないように、咲いています。

一度通り過ぎたものの気になって、坂道をまた逆もどり、

記念写真を撮って、うれしくなります。

人間に見てもらえて、喜んでるのかな。

それとも人間なんて、関係ないのかな。

いろいろなところに、春が咲いています。

2024年3月27日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.26

カンガルーの本棚 からっぽの箱に

寺地はるなさんの「希望のゆくえ」(新潮文庫)を、読みました。

失踪した「希望」という名の弟を、たずね探す「誠実」という名の兄

弟が働いていた会社の同僚や、失踪後に住んでいたアパートの家主

そして、同居していた女性を探しだし、

弟の消息を尋ねるうちに、弟が抱えている心の闇に気づきます。

お菓子の空き箱に、大切なものを詰めるように、心の闇を埋めていく、

その先に、一筋の希望の光を見る思いがします。

難しいテーマが描かれた小説です。

2024年3月26日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.25

聴診器のむこうに 目つきが気になって

10才の女の子が、インパクトのあるシャツを着て登場します。

5人のキャラは、見知った顔なのですが、いつもと目つきが違います。

女の子にお願いして、シャツを両手でピンと伸ばしてもらい、

写真に収めるのですが、なにか気になります。

変顔が、かわいくないと言えば、かわいくないし、

気になるかといえば、とても気になるし

人のこころを惑わせる、シャツに出会いました。

2024年3月25日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.24

クリニックだより 夢はこれから

3月も半ばを過ぎると、大学入学の知らせを手に、子どもたちが訪れます。

看護学部、システム工学、教育学部、農学部、映像関係

大阪や東京、千葉に地元の兵庫の大学と

夢を思い描いて受験勉強を続けて、手にいれた合格通知

合格おめでとう、よかったね、おつかれさま

これからが本当のやりたい勉強がはじまりますよと声をかけながら、

外来診察がすすみます。

困ったことが起きたら、また相談してくださいね。

2024年3月24日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2024.03.23

カンガルーの本棚 忍者で復活

山本甲士さんの「ひなた商店街」(潮文庫)を読みました。

アクションスターの夢が破れ、故郷の実家に戻った主人公

働き始めたおでん屋は、ひなびた商店街に残された5店舗のひとつです。

再開発の波が押し寄せ、いつ取り壊されてもおかしくない店に、

テレビの食レポが収録に訪れます。

なにか目新しいものをと頼まれて、

忍者のコスプレに身を包み、昔言葉でおでんを売ると、これがおおうけ。

他のお店も同じ路線で悪乗りをすると、これが若者や外国人にもバズります。

商店街の再生をかけて、今日も忍者姿の主人公は跳びまわります。

少し出来すぎの流れですが、楽しめる作品でした。

2024年3月23日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏